【転職に活用】キャリアアンカーの使い方
キャリア選択における悩みは、就職や転職、退職、異動など様々な場面で起きるものですね。
そこで今回は産業心理学で提唱されているキャリアアンカーについて取り上げます。
キャリアアンカーとは?
キャリアアンカーとは、MITのエドガー・H.シャイン教授によって提唱されており、キャリアの難しい選択に迫られた際に、譲れない判断基準です。
キャリアアンカーは各々の職歴や環境によって変わってきます。
具体的には、
・自分のしたいこと
・譲れない価値観
・自分の適正
https://www.dodadsj.com/content/210201_career-anchor/
この3つを満たす職業・働き方を見出すことで、キャリア選択における強固な意思となります。
キャリアアンカーを転職の判断に使用する
キャリアアンカーは特に、転職の決断の際に活かせるでしょう。
転職は環境が変わるため、リスクも伴います。
もちろん環境が変わることで成長の機会も得られますが、実際に転職を実行するにはその覚悟や信念も必要となってきます。
まだ転職の理由が不明瞭な場合は、キャリアアンカーを固めておく必要もあるでしょう。
「自分にしかできないこと」を見つけられる
キャリアにおいて、掛け算を行うと市場価値の高い人材になりやすいと言われています
その考え方のベースとして、キャリアアンカーは活用できるでしょう。
仕事の適正や能力以外にも、マインドや価値観を掛け合わせることで、自分の人材価値を高めていくことも可能になります。
価値観に関する問いを自分にしてみる
キャリアアンカーで提供されている価値観に対して、自分がマッチする価値観は何なのか?
それに気づくためにも、自分に問いをかけていく事によって、価値判断をしていきます。
例えば
・「他の人びとの役に立つために能力を発揮することができないような配属を受拝するぐらいなら、その組織をやめたいと思う。」
→ 「保障・安全」より「奉仕・社会貢献」の方が大事
・「ゼネラル・マネージャー(部門長)になるコースから外れてしまいそうな仕事をやらされるくらいなら、そんな組織はやめてしまう。」
→ 「保障・安全」より「全般管理コンピタンス」の方が大事
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