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イタリア語の動詞の語法について
はじめに
非常に学ばれる言語である英語はそれを第2言語として学ぶ人のために語法研究が極めて進んでいて、中級程度の学習者向けにさえ多くの語法学習書が出版されています。
それに対しそれ以外の言語の、学習者向け語法はあまり顧みられることがなく、学習者はひとつひとつ辞書で確認するくらいしかないのですが、辞書でさえあまり語法欄が充実していないのが現状かと思います。
私自身、見様見真似でイタリア語を学
古典ギリシャ語のわかりにくいちっちゃい語たち・・・その2
§4 従属節3 理由を表す副詞節
4-1理由を表す副詞節を作る接続詞
a. 理由・・・ὃτι, διότι, ὡς
b. 理由と時の意味をあわせもつ(英語のnow that)・・・ἐπεί, ἐπειδή, ὃτε
Ἀλέξανδρος Κλεῖτον ἐφόνεθσεν, ὃτι Φίλλιπον ἐπῄνεσεν.
アレクサンドロスはクレイトスがフィリッポスを褒めたので殺
古典ギリシア語のわかりにくいちっちゃい語たち・・・その1
§1 主節のなかに現れるちっこい語たち
1-1推量・反実仮想を表すἄν
現在時制のottativoで現在の推量
Οἰ πολέμιοι ἄν ἔλθοιεν εἰς τὰς Αθὴνας.
敵はアテネに入っているかもしれない。
歴史時制の直接法で過去の推量・反実仮想(この2つが同じ形で表される)
Οἰ πολέμιοι ἄν ἠλθον εἰς τὰς Αθὴνας.
敵はアテネに入ったかもしれ
ラテン詩ヘクサメーターのスキャンニング入門2
もうすこしスキャンニングの練習をしてみます。
素材はアエネイス第1巻、前回の続きで12~18行目までの7行です。
12行目
1脚目 Ur/bsanのスポンデオ
2脚目 ti/qua/fuのダッティロ(quは合わせて一つの子音字相当)
3脚目 it/Ty/riのダッティロ(1つ目の音節のiはここでは母音扱い。そうしないと計算が合わないので)
4脚目 i/te/nuのダッティロ
5脚目 e/r
ラテン詩のスキャニング入門
私自身初心者なのであくまでも自分のためのノートをクラウドにアップロードするくらいの気持ちでまとめてあります。考え違い、書き間違いなど多々あるかもしれませんがご容赦願います。
また基本的にイタリア語での解説書などから学んだ内容で書いたので日本でどういう専門用語で呼ばれているのかよくわからないところはそのままイタリア語での呼び名を使っています。
§1 詩における音節
1-1
音節は次のいずれかに