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皆さん、こんにちは。カタリストエージェントの勝田です。
弊社は昨年の4月に人材紹介事業の免許を取得してから1年が経ちました。その間、大変多くのお客様にご支援頂き、無事に2年目を迎える事ができました。本当にありがとうございました!

新年度の最初の投稿でもある今回は、これからの人材業界の方向性について考えていきたいと思います。

転職は1秒で

先日、日本経済新聞に『リクルート「転職は1秒で」』という記事が掲載されました。詳細は下記をご覧下さい。

これからの人材業界を考える上で一つの大きな方向は、このリクルートの動きに代表されるように、人工知能(AI)を駆使したテクノロジーによって人材業界の今までの構造を大きく変革していこうという流れです。

記事によると、リクルートは「1秒で転職」を掛け声に以下のような世界観を描いているとのことです。

■リクルートの「1秒で転職」の世界観
「転職するなら私にあった応募先はどこ?」
「A、B、C社なら面談はほぼ確約です」
求職者がチャットで聞くとAIが敏腕リクルーターのように転職先をアドバイスする

日本経済新聞 2023年3月15日掲載より抜粋

この世界観を現在、利用者3億人以上の転職データベースであるインディードの情報とテクノロジーをベースにより精度高く実現していこうということです。クリック一つで最適な応募先企業やマッチング先企業の提案がなされるという今まででは考えられないスピード感や世界観だと思います。

加えてリクルートホールディングの最高経営責任者(CEO)の出木場久征氏によればこのインディードの利用者を「10億人」まで増やすことを既に視野に入れているとのことで、その圧倒的なデータベースの規模によって、よりマッチングの精度を上げていく事が可能になっていくという訳です。

私がリクルートに在籍をしていたのはもう10年以上前のことになりますが、当時から業界のリーディングカンパニーとしていろんな事にチャレンジをしていましたが、その傾向はここ数年で更に加速をしているように感じます。

ChatGPTの台頭

一方でAIなどのテクノロジーの進歩といえば、最近流行りのChatGPTの台頭もあります。この傾向は全世界的であり、これからはあらゆる方向で活用が進んでいく事が想定されます。人材業界も当然、無縁ではありません。ごく一部ですが、人材業界での活用事例については下記の記事を参考にしてみてください。

こちらでも紹介したようにChatGPTは対話型のAIであるということがポイントです。コミュニケーションを重ねていくことでより自分にとって精度の高い、マッチした情報をしかも瞬時に得られるという点が特徴です。

人材業界においては、スカウト文面や企業の強みなどの企業研究、あるいは応募者自身の履歴書や職務経歴書、自己PRなどの作成などに応用が可能だと考えられ、既に一部は現実に利用されています。

今後の方向性について

以上見てきたように、これからの人材業界はこのAIなどのテクノロジーを軸に世の中の仕組みが変わっていく中で転職活動をサポートしていくという方向性が考えられます。そこでは、「スピード感」や「気軽さ」をキーワードに転職活動自体が再定義される可能性があるのではないかと思います。

1秒で自分の可能性が検討できるのであれば、何度もチャレンジすることが可能となりますし、様々な可能性を検討する機会も増えるかもしれません。そのような多様な選択肢をスピーディーに提供し、また、瞬時に応募を検討していくような選考プロセスが今後生まれてくる可能性があり、それは同時に日本のみならずグローバルでもより一層進んでいくことになると思います。

このような方向性は今までにない価値観で転職を考えていく人が増えることを意味しており、我々、転職エージェントに対して「意識の変化」を促しているように思います。今までの固定観念を捨てて、日々の業務に取り組んでいこうと思います。

次回の投稿は人材業界のもう一つの方向性についてと弊社、カタリストエージェントはどうしていくのか?という点について述べていきたいと思います。

転職・採用についてのご相談はお気軽に弊社までお問い合わせ下さい。


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