RPOって何だ? 定義・概要編
皆さん、こんにちは。カタリストエージェントの勝田です。
弊社は主として人材業界を中心に人材紹介事業を行っておりますので普段は人材業界への転職を希望している人か、又は人材業界で活躍をされている人と面談でお話をすることが多いです。そのような中で最近、「RPO案件」についてのご相談を頂く機会が増えてきました。
今までは「人材紹介コンサルタント」の求人についての相談が最も多かったのですが、最近はその傾向に少し変化が出てきている感じがします。
そこで今回から複数回にわたって、「RPO」について見ていきたいと思います。第1回目の今回は「定義・概要編」です。
RPOとは?
まずはRPOの定義ですが、一般的にはRPOとは、「Recruitment Process Outsourcing」(リクルートメント・プロセス・アウトソーシング)の略で、企業が自社の採用に関して、業務の一部もしくは全部を採用に関する専門的なノウハウを有した外部の事業者に委託することを意味しています。「採用代行」とか「採用アウトソーシング」とも呼ばれています。
(注)これと非常に似ていますがRPOをRecruitment Process Optimization:採用プロセス最適化)と捉えて、RPOという言葉を使っている企業もありますので注意が必要です。厳密には両者では違いがありますが、ここではより一般的な「採用業務の代行」の意味合いとして、RPOという言葉を使用していきます。
RPOが注目される背景
それでは冒頭でも述べましたが、どうして最近、RPOが注目されているのでしょうか?色々な理由が考えられますが、主には以下の点があります。
以上のようなことから注目されているRPOですが、それでは実際にはどのような業務を切り出すことができるのでしょうか?
RPOが可能な業務内容とは?
結論から言えば、RPOが可能な業務内容としては採用に関する業務全般についてアウトソーシングすることが可能です。具体的には以下です。
このように見てくるとRPOは人事の採用領域における全プロセスに及んでいることが分かるかと思います。
また、最近では例えば、「スカウト代行」を専門に行う企業があったり、各プロセスにおいて専門のコンサルタントをアサインする体制を整えている企業があったりと様々なプレイヤーが登場しております。
その意味ではうまくRPOのサービスを提供する企業とも連携をしていくことが優秀人材を採用していくという点でとても重要になってくると思います。
今回はRPOについてその定義や注目される背景、実際に任せられる業務など主として概要の部分について見てきました。次回はこれらを踏まえて、RPOを活用する企業にとってのメリットやデメリットなどについてまとめていきたいと思います。お楽しみに。
転職・採用における相談は是非、弊社までお気軽にお問い合わせ下さい。
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