カジュアルワインゼミ主宰 シニアソムリエ伊澤成典

年間150回のワインセミナーで講師を務め、年間5000種のワインをテイスティングする、…

カジュアルワインゼミ主宰 シニアソムリエ伊澤成典

年間150回のワインセミナーで講師を務め、年間5000種のワインをテイスティングする、現役ワインスクール講師のシニアソムリエがワインの楽しさを伝えます! https://www.threads.net/@shigeizawa

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記事一覧

出張ワインセミナー「栽培・醸造・熟成による味わいの変化」開催後記

先日は飯田橋のワインバー蓮さんにご依頼頂いての出張ワインセミナー。事前にどんなテーマでのセミナーかのご要望をお聞きしてのオーダーメイドのセミナーでした。 今回は…

カジュアルワインゼミ・ベーシックコース(入門講座)セクション3「スパークリングワイン 泡に秘められた秘密」

 先日はカジュアルワインゼミのベーシックコース(入門講座)のセクション3を開催、テーマは「スパークリングワイン 泡に秘められた秘密」で、スパークリングワインの造…

出張セミナー「ワインの基礎とラグビー強豪国のワインを楽しむ入門講座」開催後記

昨日は高田馬場のノーサイドクラブさんのイベントで「ワインの基礎とラグビー強豪国のワインを楽しむ入門講座」を開催。 高田馬場ノーサイドクラブ https://nosideclub.jp

ウクライナ・スパークリング・イベント参戦記

 昨日は表参道にあるイギリスのインテリア・ブランド「トム・ディクソン」のショールームで開催された、ウクライナ産スパークリングワインのイベントへお声がけいただき出…

カジュアルワインゼミ・ベーシックコース(入門講座)セクション5「ロゼワイン 今注目される万能な味わい」

 先日はカジュアルワインゼミのベーシックコース(入門講座)のセクション5を開催、テーマは「ロゼワイン 今注目される万能な味わい」で、ロゼワインの造り方や代表的な…

浴衣でスパークリングパーティー備忘録

7月最終日曜に溜池山王のウマミタクラミさんにて「浴衣でスパークリングパーティー」を開催、30人の泡好きの皆様にお集まりいただき賑やかな時間を過ごしました。 コロナ…

カジュアルワインゼミ研究講座「日本ワインの可能性4(同品種比較)ピノ・グリ/ピノ・グリージョ」

 先日はカジュアルワインゼミのアカデミーコース(研究講座)のシーズン10の第4回を開催。シーズン10のメインテーマは「日本ワインの可能性」、要は同品種のワインを価格…

世界を旅するワイン展2024参戦記

昨日は神谷町で大阪のインポーター岸本さんの試飲会に参加してからの、新宿伊勢丹恒例の催事「世界を旅するワイン展」へ出撃。 今年はさらに日本ワイン関連のブースが広が…

ワインの細道 ~その三~

ラギュオール  見た目以上の  頑固物言わずと知れたソムリエナイフの代名詞、シャトー・ラギュオール。ソムリエになったらこいつを買おうと思うソムリエ予備軍の多いこと…

熟成ブルゴーニュ会レポート&裏マリアージュ・セレクション

先日は頂き物の熟成ブルゴーニュを利用しての久しぶりに自分主催のワイン会を開催。会場は飯田橋にある欧風家庭料理屋ワインバー蓮さんで、ワインエキスパートの所持者がゴ…

リアルワインガイド86号を読んで思う

ワイン専門紙リアルワインガイドの新刊86号が届いたので、ちょっと休憩がてら仕事の合間に読んでみました。 巻頭の特集は「5千円台までの世界の美味しいピノ・ノワールま…

カジュアルワインゼミ・アカデミーコース「ディープ・イタリア3(南部)」

先日はカジュアルワインゼミのアカデミーコース(研究講座)の日曜クラスにて、シーズン4の第6回を開催。シーズン4は前半のメインテーマは「ディープ・スペイン」、後半の…

京急百貨店コトノワ ワイン上級講座 品種の見極め2(シラー)

先日は京急百貨店コトノワのワイン上級講座の第2回。上級講座のメインテーマは「品種の見極め」、要は同品種のワインについてを同価格帯の生産地違い、中級品、高級品との…

八王子ワインフェスティバル2024参戦記

先日は八王子の街をワインを楽しみながら闊歩する八王子ワインフェスティバル(昨年まではサンヴァンサン八王子)に、カジュアルワインゼミの生徒さんやその友人の方などと…

故川邉エノログを偲ぶワイン会

先日は中野にて高畠ワイナリーの元エノログで、日本のワイン業界に大きな影響を与えながらも2022年に惜しまれながら他界された、川邉久之氏を偲ぶ会に奥様のさち恵さんより…

GW日本ワインイベント参戦記

先日は豪徳寺ワインステーション+で行われた日本ワインのイベントに参加。甲信越から中国、九州のエリアのワインを中心に15種類+αをテイスティングという名目でフリーフ…

出張ワインセミナー「栽培・醸造・熟成による味わいの変化」開催後記

先日は飯田橋のワインバー蓮さんにご依頼頂いての出張ワインセミナー。事前にどんなテーマでのセミナーかのご要望をお聞きしてのオーダーメイドのセミナーでした。 今回は樽やタンクなどで味わいに違いがどう出るかなどについて知りたいというオーダーだったので、栽培から熟成までのどのような条件下で、どのように味わいが変わるかを、変化の大きいものについて4パートに分けて解説。 要は栽培については生産地の気温、醸造については発酵温度、熟成については大樽と小樽、古樽と新樽によって、酸味、果実味

カジュアルワインゼミ・ベーシックコース(入門講座)セクション3「スパークリングワイン 泡に秘められた秘密」

 先日はカジュアルワインゼミのベーシックコース(入門講座)のセクション3を開催、テーマは「スパークリングワイン 泡に秘められた秘密」で、スパークリングワインの造り方や主要生産地のスパークリングワインの解説の後に4種のスパークリングワインをテイスティング。  日本ではシャンパーニュのステータスが非常に高く、ワインブームが下火になっても成長が続くワイン業界の優良銘柄ですが、そうは言っても近年の大幅な値上がりにはちょっとうんざりな感じですね。  ちなみにもっとうんざりなのが、近

出張セミナー「ワインの基礎とラグビー強豪国のワインを楽しむ入門講座」開催後記

昨日は高田馬場のノーサイドクラブさんのイベントで「ワインの基礎とラグビー強豪国のワインを楽しむ入門講座」を開催。 高田馬場ノーサイドクラブ https://nosideclub.jp/ カジュアルワインゼミの体験講座をベースにラグビー強豪国のワイン事情について、あれやこれやと話させて頂きました。 ちなみにラグビーの世界ランキングTOP5の内、1位の南アフリカ、3位のニュージーランド、4位のフランスなど、有名なワイン生産国と意外とシンクロしています。 テイスティングに使

ウクライナ・スパークリング・イベント参戦記

 昨日は表参道にあるイギリスのインテリア・ブランド「トム・ディクソン」のショールームで開催された、ウクライナ産スパークリングワインのイベントへお声がけいただき出撃。 表参道の駅に着き、骨董通りに抜ける出口を目指して歩いていると、出口につながる階段に長蛇の列、あまりの激しいゲリラ豪雨に傘があっても出られずにいる方達による大渋滞、そういえばすれ違う方たちは傘を持っているにも関わらず髪の毛まで濡れていたっけ、こりゃ無理と思い駅の方へ引き返ししばし待機。 20分程して幾分弱くなっ

カジュアルワインゼミ・ベーシックコース(入門講座)セクション5「ロゼワイン 今注目される万能な味わい」

 先日はカジュアルワインゼミのベーシックコース(入門講座)のセクション5を開催、テーマは「ロゼワイン 今注目される万能な味わい」で、ロゼワインの造り方や代表的な銘柄、オレンジワインとの違い、飲み方の提案などの座学の後にワイン4種のテイスティングをしていく内容。  ラーメンでいうタンメン、スポーツでいうハンドボールのように、誰でも知ってるけれど、意外に馴染みがないものが世の中にはあるが、ワインの世界でそれに該当するものがまさにロゼワイン。タンメン好きの方、ハンドボール部出身の

浴衣でスパークリングパーティー備忘録

7月最終日曜に溜池山王のウマミタクラミさんにて「浴衣でスパークリングパーティー」を開催、30人の泡好きの皆様にお集まりいただき賑やかな時間を過ごしました。 コロナ禍前は何回か開催していたイベントですが、会場の問題やら、僕のスケジュールの問題やらで5年ぶりぐらいの開催でした。当日ご用意したラインナップはこんな感じ。 ちなみに僕の推しはドメーヌ・ドーのブランケット・ド・リムーとセニョリアル・ド・レゲンゴのオールド・レセルヴァ。 最古のスパークリングと言われるブランケット・ド

カジュアルワインゼミ研究講座「日本ワインの可能性4(同品種比較)ピノ・グリ/ピノ・グリージョ」

 先日はカジュアルワインゼミのアカデミーコース(研究講座)のシーズン10の第4回を開催。シーズン10のメインテーマは「日本ワインの可能性」、要は同品種のワインを価格等を考慮し、日本ワインと輸入ワインを比較試飲していく内容。 第4回となる今回はイタリア品種でやろうと思い品種を色々考えるも、なかなか絞り込めない、甲斐ワイナリーさんにバルベーラあるとか、カンティーナ・ヒロさんにネッビオーロあるとかわかっていても、元々の構成が同品種及び同価格帯の日本ワイン2種で産地違い、そこにその

世界を旅するワイン展2024参戦記

昨日は神谷町で大阪のインポーター岸本さんの試飲会に参加してからの、新宿伊勢丹恒例の催事「世界を旅するワイン展」へ出撃。 今年はさらに日本ワイン関連のブースが広がっていて、甲斐ワイナリーの風間さんやbookroadの須合さんをはじめ、ワイン業界で仕事をする同士諸氏としばし歓談しながらあれやこれや物色。 今回は常設のバーブースが5軒出ていて、どこに行こうか迷っていた矢先にBBRさんのバーで魅力的なアルザスの飲み比べセットを見つけて迷うことなく突撃。 1961年創業のアルザス

ワインの細道 ~その三~

ラギュオール  見た目以上の  頑固物言わずと知れたソムリエナイフの代名詞、シャトー・ラギュオール。ソムリエになったらこいつを買おうと思うソムリエ予備軍の多いこと多いこと。かくいう私も以前持ってたのですが、ものの見事に合コンで無くしました...(涙) そんな事はいいとして、格好ばかりに目がいくラギュオールですが、実は一番主眼に置かれているのは耐久性です。 なので買ったばかりだとヒンジが固いのなんのって、まさに超のつくほどの頑固者、女性のネールなんて考えて作られていません。

熟成ブルゴーニュ会レポート&裏マリアージュ・セレクション

先日は頂き物の熟成ブルゴーニュを利用しての久しぶりに自分主催のワイン会を開催。会場は飯田橋にある欧風家庭料理屋ワインバー蓮さんで、ワインエキスパートの所持者がゴロゴロいるなにやらマニアックな集まり。 供出したワインはこんな感じ。 -白ワイン- De Aureo Spirito Montagny Premier Cru 2014 オーレオ・スピリト モンタニー プルミエ・クリュ Vaucher Père & Fils Puilly- Fuissé 2015 ヴォーシュール・ペ

リアルワインガイド86号を読んで思う

ワイン専門紙リアルワインガイドの新刊86号が届いたので、ちょっと休憩がてら仕事の合間に読んでみました。 巻頭の特集は「5千円台までの世界の美味しいピノ・ノワールまたはそういう味わいのワインを探せ!・・・たくさんありました」という企画。 まあ、この世の物とは思えない価格になってしまった、ブルゴーニュのピノ・ノワールのオルタナティヴ(代替品)を探せ的な物、ブルゴーニュやピノ・ノワールを取り上げる事の多いリアルワインガイドらしい企画ですね。 5,000円台と言っても前半は1,

カジュアルワインゼミ・アカデミーコース「ディープ・イタリア3(南部)」

先日はカジュアルワインゼミのアカデミーコース(研究講座)の日曜クラスにて、シーズン4の第6回を開催。シーズン4は前半のメインテーマは「ディープ・スペイン」、後半のメインテーマは「ディープ・イタリア」、今回は最終回で「ディープ・イタリア3」でイタリア南部のワインについての多角的なテイスティング イタリア南部という事で、カンパーニャ州、プーリア州、バジリカータ州、 カラブリア州、シチリア州、サンルデーニャ州などが対象で、伝統的な見地でのテイスティングならカンパーニャのタウラージ

京急百貨店コトノワ ワイン上級講座 品種の見極め2(シラー)

先日は京急百貨店コトノワのワイン上級講座の第2回。上級講座のメインテーマは「品種の見極め」、要は同品種のワインについてを同価格帯の生産地違い、中級品、高級品との品質の違いを比較試飲していく内容。 第2回となる今回は「シラー」をピックアップ、実はワインの勉強を始めた当初は最も苦手としていた品種、特にローヌのワイルドさというか獣臭さががどうにも嫌いで…(苦笑) それがオーストラリアのシラーズの良いのを飲んでから開眼、今じゃ得意分野の一つ、人間の好みって何かのきっかけで大きく変

八王子ワインフェスティバル2024参戦記

先日は八王子の街をワインを楽しみながら闊歩する八王子ワインフェスティバル(昨年まではサンヴァンサン八王子)に、カジュアルワインゼミの生徒さんやその友人の方などと参加。 前日の土曜日の暑さが和らいだのはいいけれど、夕方からは雨の予報もあり、プロの雨男と異名を持つ僕としては領域展開だけはしないように気を付けていたのに、八王子駅に降り立ち総合受付に向かう途中にすでにパラパラと降る始末、あ~自分が恨めしい。 ご一緒する皆さんと合流する前に、総合受付の前に出店されていた御徒町の葡蔵

故川邉エノログを偲ぶワイン会

先日は中野にて高畠ワイナリーの元エノログで、日本のワイン業界に大きな影響を与えながらも2022年に惜しまれながら他界された、川邉久之氏を偲ぶ会に奥様のさち恵さんよりお誘い頂き参加しました。 6人でのこじんまりとした会でしたがメンバーが凄い、メルシャンのエグゼクティブワインメーカーの安蔵光弘さん(実は安蔵さん、いばらき大使や東京大学の非常勤講師もされているようです)、映画「ウスケボーイズ」を撮られた柿崎ゆうじ監督(実は監督、元俳優さんで千葉真一さんのJACにいられたそう)、日

GW日本ワインイベント参戦記

先日は豪徳寺ワインステーション+で行われた日本ワインのイベントに参加。甲信越から中国、九州のエリアのワインを中心に15種類+αをテイスティングという名目でフリーフロー。目玉は熊本の菊花シャルドネの飲み比べ。 贅沢な菊鹿シャルドネの飲み比べは樽発酵&樽熟成、タンク発酵&樽熟成、タンク発酵&タンク熟成と樽熟成のブレンドの3種。それなりにワインをかじった人なら樽発酵&樽熟成が樽熟成のニュアンスが強いと想像されるかもしれないけれど、実は一番樽熟成の強さを感じたのはタンク発酵&樽熟成