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八王子ワインフェスティバル2024参戦記

先日は八王子の街をワインを楽しみながら闊歩する八王子ワインフェスティバル(昨年まではサンヴァンサン八王子)に、カジュアルワインゼミの生徒さんやその友人の方などと参加。

前日の土曜日の暑さが和らいだのはいいけれど、夕方からは雨の予報もあり、プロの雨男と異名を持つ僕としては領域展開だけはしないように気を付けていたのに、八王子駅に降り立ち総合受付に向かう途中にすでにパラパラと降る始末、あ~自分が恨めしい。

ご一緒する皆さんと合流する前に、総合受付の前に出店されていた御徒町の葡蔵人(ブックロード)さんのブースにて醸造家の須合さんにご挨拶。実は当日、青山の国連大学でNatural Wine LOVEというワインイベントもあり、葡蔵人さんはこちらにも出店されていて、こちらはWineBarやどり葉(これから開業)の店主ますたやさんが担当、須合さん曰く「どちらもワンオペで頑張ります!」との事(笑)。

12時のスタートを前に合流しチーム・イザワを結成、いざスタートダッシュを目論見、カンティーナ・ジーオセットさんドメーヌ・ボーさんが出店されている子安神社へ。

ワインフェスでの無料試飲は12時スタートですが、有料試飲はOKとの事で、ジーオセットさんノヴェッロ・ビアンコでフライング。ネッビオーロやサンジョベーゼなどの黒ブドウを原料にした白ワインなので若干ピンクの色合い、爽快さと芳醇さのバランスも良く、イタリアで午後を迎えた気分(本当か?)。

同じエリアに今回のワインフェスのトピックでもあるKAZU WINEさんが出店されていたので世界を旅する醸造家こと藤巻一臣さんにもご挨拶、名刺交換しながらワイン業界談義など。藤巻さんの体格の良さや風貌、通る声など、オー・ボン・クリマの当主だった故ジム・クレンデネン氏と印象がダブります(笑)。さすがお目当にしていた方たちも多くスタート直後には行列が出来てました。

さらに子安神社では、今回のワインフェスにワイナリー数社を誘致したCruXの西浦さんにもバッタリ、元々はシャトー・ジュンの顧問だった西浦さん、現在はCruXで日本各地のワイナリーを紹介されたり、イベントをやられたり、昨日は九州、今日は東北と精力的に活動されています。

子安神社でジーオセットさんや中伊豆ワイナリーさんのワインの試飲を経て、本格的にワインフェスティバルスタート、まずは神社裏にある白百合醸造さんのブースへ。

白百合さんのブースではいまや白百合ショップの看板娘であるくっきーさん
がお出迎え。いつも通りの笑顔の接客は、どこかのシニアソムリエに爪の垢でも飲まさなきゃいけません(苦笑)。

こちらではヴァン・ムスー・甲州を頂きながら、Oysterbar Wのカキフライを貪りました。実はこの時、女優の池上季実子さんと奈美悦子さんも店舗にいらしていて、さすがに場内ざわついてました。
白百合さんを後にして次はDomaine Kyoko Hosaka準備室さんへ。

Domaine Kyoko Hosakaの当主である香子さん、実は彼女がまだ東京でOLをしている頃からのお付き合い。いくら韮崎のご出身とは言えワイン造りをすると聞いた時は驚きましたが、それから畑を見学に行ったり、収穫を手伝いに行ったり、友人として彼女の造るワインには特別な思いがあります、なんて事を考えながらマスカット・ベーリーAを頂きました。

そろそろお腹も満たしたいという事で、この後はワインフェスに参加されるているビストロ・ゴーシュさんへ。

お目当てにされている方も多く、8階の店舗へ向かうエレベーターの前に大行列。とはいえ、こちらで頂いた北海道短角牛ハンバーグは超美味!、改めてゆっくり伺いたいお店です。こちらではアルザス・ピノ・ノワールと有料試飲のムーラ・ナ・ヴァンを頂きました。

ゴーシュさんを後にして次に向かったのはアウトドアダインイングとなりわさん、狭いわき道を抜けた先にある秘密基地のようなスペースで、春先とか秋口とかにイベントとかやりたい素敵な場所でした。こちらではガルガネーガなどのブレンドによるビアンコディ・クストーツァを試飲。

次に伺ったのはワインショップのヌラーゲさん。サルディーニャのワインを中心とした品揃えで、2022年オープンのまだまだ新しいワインショップ。
店頭で試飲したのはソラリスを使ったレパンダ、とても華やかでミネラルもしっかり、女優さんでいうと今田美桜ちゃん…すみませんファンなんです(苦笑)。

ワインショップという事で当然店内も散策、飲んでみたいワインがたくさんで目移りする中で、有料試飲でアマローネデザートワインをオーダー。
このデザートワイン、RoenoCristina Vendemmia Tardivaという銘柄で、いわゆるパッシート(陰干しブドウ)で造るデザートワイン、幸せ過ぎる甘さでした。

さてさて時間も佳境に向かっているので駅に戻りながらのさらなる散策。
道すがらのビストロ・ヴァガボンドさんでは、相模原のケントクワイナリーさんのマスカット・ベーリーAを試飲。行こう行こうと思っていながら訪問できていないケントクワイナリーさん、近いうちに訪問したいと思います。

さらに足を進めて今度はスパイス酒場・石油王のカレーさんを訪問、なかなかスゴイ店名、思わず石油王に俺はなる!ってルフィーみたいに叫びたくなった(笑)。こちらではオーガニックのカヴァを試飲しながら石油王のカレーのミニサイズを実食、どの辺が石油王かは不明…

さてラストはピッツェリアのNo.8Pizzeriaさんでとりあえずヴェネトのミュラートゥルガウという少々変わり種の白を飲み、さらに店内でピッツァとヴェネトの赤を追加で楽しんでいるとタイムアップ、いやいや良く飲みました。

一つ気になったのが子安公園にピー〇ート(バレバレやん)さんがワインを販売していたんですが、オフィシャルのパンフレットにもホームページにも記載は無し、言い方悪いけどオフィシャルで出店されてるインポーターやワイナリーさんは出店契約の下で出店されている訳で、もしゲリラ的に販売していたのならワイン業界人としてモラルを疑うかなと。

コロナ禍が過ぎて各地でワインイベントやグルメイベントが開かれています、個人的にはシェフの丁寧な仕事で仕上げた料理とソムリエが選んだ良質なワインをレストランでゆっくり味わうのもいいけど、こういうカジュアルなイベントを賑やかに楽しむのも大好きなんです。

来年の開催を待ちわびながら、もっともっとワインが皆さんにとって身近な飲み物になれるよう、僕自身も地道に頑張りたいと思います。
事務局の皆さま、出店者の皆さま、お疲れ様でした!







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