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金言−674:時代に流されるのを嫌っていると

昔、情報は集めるものでした。
ITバブル前夜で大手IT企業の営業部長さんたちが殿様商売をしている頃の昔です。
当時、情報は収集するものでした。収集できる情報に限りがあり、競合他社よりも早く有用な情報を集める仕組みを構築することが成功の条件と、システムインテグレーターは顧客を煽っていました。お宝の情報を効率よく収集・検索・分析するシステムを自社に導入するために、営業部長さんたちの前に一般企業の情報システム部やCIOが順番待ちの列に並んでいました。
時代は移り、現在では無料で手に入る情報がデジタルの世界にあふれています。これは意思決定のノイズになります。今は集めるのではなく溜まり続けるゴミを効率よく捨て、必要なモノを選ぶ時代です。市場のコンセンサスを知り、その中から変化を見ること。この変化に対して意思決定をする時代に変わっています。時代に流されるのを嫌っていると、この先の流れに乗れなくなります。うとうとしている間に世の中はずいぶん変わっていました。

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