見出し画像

『恐怖の構造』(平山夢明)

私は今、手術するか、しないかの決断に迫られています。手術について調べれば調べるほど、怖い感情が先走ります。

クトゥルー神話で知られるH・Pラヴクラフトは「人間の感情で最も古く、最も強いのは恐怖である」という名言を残しています。

さて、本書は、稀代のホラー作家が「恐怖の構造」を明らかにしています。

恐怖にさいなまれた状態をフォビア(恐怖症)と呼ばれます。有名な恐怖症としては、高所恐怖症や閉所恐怖症などです。因みに、サーカスのピエロを、たまらなく恐ろしく感じる症状を「クラウンフォビア」というらしいです。

著者の作品は、『独白するユニバーサル横メルカトル』と『ダイナー』を読んだことがありますが、好き嫌いが分かれますかね(笑)ホラー要素があれば、残虐なシーンもありますからね。

『ダイナー』は漫画化もされ、今度は映画化もされるようです。今から楽しみです。主人公の女の子の名前は「オオバカナコ」。著者の遊び心でしょうか。http://wwws.warnerbros.co.jp/diner-movie/

あの世界観を蜷川実花監督と藤原竜也さん主演でどう描くのか?今から楽しみです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?