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本日の読書とがっかりイヤホン

「半暮刻」月村 了衛 (著)

出版社説明文

児童養護施設で育った元不良の翔太は先輩の誘いで「カタラ」という会員制バーの従業員になる。
ここは言葉巧みに女性を騙し惚れさせ、
金を使わせて借金まみれにしたのち、風俗に落とすことが
目的の半グレが経営する店だった。
〈マニュアル〉に沿って女たちを騙していく翔太に
有名私大に通いながら〈学び〉のためにカタラで働く
海斗が声をかける。
「俺たち一緒にやらないか……」。二人の若者を通した
日本社会の歪み、そして「本当の悪とは」を描く
社会派小説。←ココまで

いやぁ、久しぶりに読書の愉悦を感じた。
最近はダラダラと日数をかけて読むことが多く
(その半数は途中挫折)
読書の楽しみを失いかけていたが、これは面白かった。

主に電通と思われる広告会社が舞台なのだが、
政治家、半グレ、ヤクザ、官僚等、いろんな登場人物が
「中抜き」に余念がない。
東京五輪も大阪万博も同じなのだろう。
稟議に提出される金額は「中抜き」を含めてのものなのだ。
結局、しわ寄せは末端(印刷会社)などになる。
電通を連想させる会社のエリートを自認する主人公
(主人公は2人いるが)の鼻持ちならない所業。
人を人とも思わず、全てが自分を高める為に
利用する存在でしかない。
しかし、昔やった「悪事」がSNSなどから拡散してゆき
どんどんと追い詰められてゆく。
結果……

結果はちょっと物足りないものではあった。
もうちょっと主人公が罰を受けてもいいのではないかと
思ったが、にしてもとても楽しい読書体験だった。

先日、鹿児島を旅行した際にワイアレスイヤホンを
2本購入し、悦に入っていたが、帰宅し、MAC(パソコン)で繋いでみると音質がかなり劣化し、がっかりして
「やはりワイアレスは有線のイヤホンに敵わない」と書いた。
がしかし、その後も検索を続け、予算の枠におさまる中で
最も評価が高かったFinalのZE8000を購入した。
もちろん中古をメリカリで買ったのだが、元の値段が
36900円とそこそこするので期待が大きかった。
YouTubeのレビュー等でも評価が高く、ワクワクしながら
到着を待ち、先程到着。

ん?ん?ん?…….
なんじゃこりゃ、である。
やはり有線と比べ断然と音質が下がる。
MACの場合、設定によってBluetoothの設定が出来るので
最高と思われる設定にしてはみたが…….

こりゃ、またメルカリ行きだな。
といっても評価が高いのは事実だし、スマホ経由だと
もっと音がいいのかも、だけど、僕は基本、MACで
聴くから、そもそもワイアレスである必要もないのだ。
もうやみくもに買うのはよそうと、今回ばかりは
本気で思いました。

これから、「お寺ライブ」という催しで演奏する。
そろそろ出かけます。
皆さんもよい週末を!


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