飲食店(小規模)での物件選び①

今回は飲食店開業において、一番重要な物件選びについて、お話ししていきたいと思います。

既に複数店舗をお持ちの方や、他の事業で成功して、飲食業界に潤沢な資金を持って参入される方には参考にならないかも知れません。

しかし、資金の借り入れも初めてで、小規模飲食店の開業にチャレンジする方にとってはとても参考になると思います。

私の考えでは、個人店(小規模)では、オススメしないテナント選びというのが2つ存在します。

それは何か、、、、、一つ目は、、、

路面店を選ばないということです。

路面店とは駅前通り沿い、商店街の中など、人通りの多い通りに面しており、通りから直接入れる店舗のことを言います。

路面店の方が、人通りも多く目につきやすくて良いと思われるかと思いますが、それが大きなトラブルを招きます。

例えば、あなたが、こだわりのラーメン屋を開業するとします。開業までの内装工事も当然、人の目につくので、ここに新しい何かができると通りすがる人に期待を持たせます。オープン初日には、目立つ場所であればあるほど、初日から多くのお客様がご来店されます。しかし、ここに落とし穴があります。来店されるお客様は新しいお店ができたという大きな期待値を持っています。

しかし、お店側からしたら、開店初日です。何度も繰り返しシミレーションをしていたとしても、スタッフの緊張もあり、最高のパフォーマンスを出すことは難しい。初日なので、当然何度もミスがでて、お客様に迷惑をかけてしまいます。初日から多くの来店があることによって、初日から多くのお客様に迷惑をかけてしまう。。。

するとどうでしょう?ネットにはたくさんの批判があがり、初日からとんでもないマイナスプロモーションを打ち出す可能性があるのです。

加えて、路面店です。お腹が空いたので、空腹を満たせればどこでもいいという人も来店されます。要するに、こだわりのラーメン屋なのに、ラーメンに興味のない人も来店するんです。するとどうでしょう。せっかくのこだわりも伝わらず、ただ、値段の高いラーメン屋だったなという印象を与えて、これもまたマイナスプロモーションになってしまうのです。

簡潔にまとめると、路面店は人通りが多いぶん、ターゲットを絞れないという大きな弱点があります。しかも、家賃が高く、初期費用が嵩む原因にもなります。

路面店に出すのではなく、裏道にお店を構え、余裕を、もったオペレーションで店を回して、徐々に顧客を獲得していくことが、最初に失敗しないお店選びの条件になると私は思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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