小4の壁おじさんの壁
「会社から5人以上の集まりに出てはダメな通達が来たから、今回はやめときます」
そういうママたちが続出して、ママオフ会が感染対策で延期になった。
年末の会食シーズンに向け、社会からの自粛要請はかなり厳しいようす。
家族以外との会食禁止、仕事中のランチタイムの外食禁止。
ランチ外食をしたばかりに、解雇になったと、ママたちは震え上がっている。
別に法的な拘束力もないのに、互いを監視しあう、怖い社会の到来。
悪夢じゃ〜。
夢なら覚めて欲しいが、これが現実なのだ。
昨日、子どもたちと観た「鬼滅の刃 無限列車編」を思い出す。
子どもたちは、父親に連れられて、すでに1回観ていた。
が、わたしが観に行くというと、塾の宿題を早く終わらせて一緒に行くという。
年賀状用の家族写真も鬼滅の刃コスプレでキメた。
鬼滅隊という鬼を退治する部隊は、みんな、日輪刀とか、それぞれの刀を持って戦うから、子どもたちももちろん刀持参。
写真スタジオのキャメラマンのおじさんは、コスプレ部隊にたいそう喜んでくれて、コスプレをしてない親のわたしたちにも、小道具の刀を持たせて、撮影。
刀を振り回す、父母2人でオーバー80歳。
割れ鍋に閉じ蓋夫婦ってヤツだ。
子どものバースディケーキに年齢の形をした1の形のロウソク(10歳なら、1と0の形)を夫に頼んだら、
「1だけ売り切れだったから、コレにした!」
と、誇らしげに、紺地に白いカメヤマロウソクが映える箱を買ってきた。
え?それ、お仏壇用のお燈明ロウソクですけど?
そんなんいらんし!
そんな夫だ。
細かく指定しないと、大抵、いらないものを買ってくる。
頭は一応良いみたいだが(ベンゴシをして事務所も経営している)、要領がすぶるよろしくない。
映画を観に行ったこの日も、昨日から、「塾の宿題を終わらせたら、温泉に行こう」と、家族で話していた。
子どもは、「鬼滅の刃の映画がいい」と言うので、温泉ではなく、映画に行くことにした。
夫は、前日から、Webでのリモート研修会に6時間ずつ出ていて、その間、わたしは1人で子どもたちの世話をした。
「研修だから静かにしてくれ」
と、言うので、掃除機もかけずに控え、ピアノ教室に子どもたちを連れていったり、それなりに過ごした。
子どもたちもワサワサしながらも、集中して、宿題を終わらせた。
映画というお楽しみの人参(ゴール)があると、馬がよく走るように、明確なゴール設定をすれば、よいのだ。
心理学では、この人参を「正の強化子」と言って、強めたい行動を強めるもの(強化)だ。
もちろん、負の強化もあって、それは、減らしたい行動を強めてしまうこと。
例えば、泣いている子どもを黙らせたくて、アメをあげれば、子どもはアメが欲しくて、泣けばアメをもらえると学習して、また泣く。
これが負の強化。
ややこしいが、やり方で行動は変わるとするのが認知行動療法なのだ。
この認知行動療法を使って、治療と教育をするのが、療育。
また、話がそれた。
セミナーが終わって、暇そうに、ソファに寝そべっている夫に声をかけた。
「映画に行くから、一緒に行く?」
「え?聞いてないし」
「昨日、言ったよ?」
「ねえ?言ったよね?」
と、子どもにも聞くと、子どももうなづく。
「映画に行くなんて聞いてない。ビール飲めなくなるから、電車で行って」
そう言って、送ってもくれないらしい。
頭に来たので、昼間、夫のお金で、映画チケットをネットで買って、映画の後のご飯も夫のお金で散財した。
むはっ。
子どもを強化するより、すでに認知(言葉)の回路が出来上がってしまった大人、しかも、ガチガチ頭を変えることは、難しい。
鉄は熱いうちに打て。
子どもの脳構造も、10歳で大人の脳レベルに完成する。
だから、10歳から、教科書の内容も、グッとグレードアップする。
小4の壁って、コレのことなのだ。
溜まりに溜まっていた動画講座の1つをやっと見終わった。
ステイホームや非接触の
「天狼院書店さんのライティング講座に出て書いた投稿がホームページに掲載されました」
と,Facebookに投稿した。
その1つの記事は,こちら。
講座を修了するのは誰でもできるけれど,一応の基準として,12回の投稿チャレンジのうち,最後の4回までに掲載されること,という条件があった。
わたしはギリギリでこの条件をクリアできた。
そして,わたしの挑戦を見て,この講座に申し込む人がわたしのまわりで少なく見積もっても4人はいた。
わたしに報告しないけれど,受講した人もいるかもしれないから,実際はもうちょっと多いのかもしれない。
わたしの講座への申込みでないことはちょっと残念だが,まぁよい。
論文や所見書き、心理面接にまみれているカシ丸の言葉の力で、読んだ人をほっとエンパワメントできたら嬉しく思います。