ひとケア・ワークLab.

<設立目的> 働く人とケア(子育て・介護など)の問題を、ジェンダー視点から考えて・伝え…

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<設立目的> 働く人とケア(子育て・介護など)の問題を、ジェンダー視点から考えて・伝えることで、暮らしやすい社会づくりに貢献します。

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【ひとケア・ワークLab.のご紹介】ジェンダーから、働く人とケアについて考えてみましょう!

はじめまして。ひとケア・ワークLab.主宰の巽 真理子です。 このラボは、働く人とケア(子育て・介護など)の課題を、ジェンダー視点から考えて・伝えることを通して、暮らしやすい社会づくりに貢献するために立ち上げました。 みなさんは、SDGsをご存じですか?ジェンダーは、そのSDGsの第5目標で、国際的にも注目されています。 ですが残念ながら、日本はジェンダー・ギャップ指数121位と、先進国で最下位。それは、社会の色々な場面での責任や役割、そして機会(チャンス)が、男女という2

    • 【ちょこっとジェンダー講座①】   女性活躍とアンコンシャス・バイアス

      こんにちは。ひとケアワークLab.の巽 真理子(たつみ まりこ)です。 ひとケアワークLab.が開催している「きちんと伝えて組織と地域を変える!ジェンダー講座」。 今回は、1月20日に開催した第1回「女性活躍とアンコンシャス・バイアス」の大切な部分を、ちょこっとだけお届けします。 ジェンダーとは? 「ジェンダー」という言葉は、元は女名詞・男名詞などを指す文法用語でした。それが、現在のような意味で使われ出したのは1960年代ごろから。その後、1970年代の女性運動を契機に、

      • 働いているおとなにこそ「ジェンダー」をきちんと知ってほしい!

        こんにちは。ひとケアワークLab.の巽 真理子(たつみ まりこ)です。 「ジェンダー」はSDGsの第5目標となって注目され、ジェンダー・ギャップ指数が先進国で最下位であることが日本の社会課題となっています。 ですが、いま働いているおとなたちは残念なことに、学校で「ジェンダー」をきちんと学習したことがない人が多いのです。 私と「ジェンダー」の出会い 私は現在54歳。学校で「ジェンダー」を習う機会が全くないまま、男女雇用機会均等法施行後に社会人となったので、「男女共同参画=男

        • ジェンダーを「女性脳・男性脳」で説明しちゃいけない理由(わけ)

          こんにちは。ひとケアワークLab.の巽 真理子(たつみ まりこ)です。 今回は、ジェンダーと「女性脳・男性脳」について説明していきます。 「ジェンダー」とは SDGsの第5目標として注目されている「ジェンダー」。女性活躍やDEI(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)を推進する人や企業研修を担当する人は、絶対に知っておかないといけない知識ですね。 「ジェンダー」について、私はこう説明しています。 まず妊娠・出産する可能性がある身体(子宮・卵巣がある)かどうかで、

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        【ひとケア・ワークLab.のご紹介】ジェンダーから、働く人とケアについて考えてみましょう!

          働く人こそ「ジェンダー」をきちんと知って、組織や社会を変えていこう!

          こんにちは。ひとケア・ワークLab.主宰の巽真理子(たつみまりこ)です。 ひとケア・ワークLab.企画、おとなのための「きちんと伝えて組織や社会を変える!ジェンダー講座」、3回連続で開催します。 オンラインなのでどこからでも、1回だけでも、参加OKです。 各回(土)10:00~11:30 ※お申込は各リンク(Peatix)から 第1回 1月20日「女性活躍とアンコンシャス・バイアス」 第2回 2月17日「働き方とジェンダー(男らしさ)」 第3回 3月16日「子育てとジェンダー

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          「仕事が遅れても、命はとられない」社会へ。「ひと=いのち」が一番大事!

          1月17日、大学入試の共通テストが終わりましたね。 今は大学生の上の子の大学入試の時に、私が繰り返した言葉があります。 それは、「テストに落ちても、命はとられないから、大丈夫!」。 もちろん、本人は頑張ってきたんだから、第一志望には受かって欲しい。 でも、「それだけが、人生ではない」ということも知っておいて欲しい。 という気持ちから、言い続けた言葉でした。 26年前の1月17日、阪神淡路大震災が起こりました。 その頃、私は大阪の会社に勤めていました。 被災した同僚が避難所で

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          ドラマ「逃げ恥 新春スペシャル」から考える、イクメンと呼ばない父親問題

          話題のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ 新春スペシャル」は、男性の子育て問題を正面から扱ったドラマでした。 ドラマには、男性が子育てに本気で関わろうとする時に出てくる、日本社会のジェンダー問題が、たくさん詰まっていました。 たとえば…… ・やる気から、妻に「手伝うよ」と言ってしまって、炎上する問題 ・育休を取ろうとすると、女性はある程度、周囲から理解を示されるのに、男性は男だというだけで大反対にあってしまう問題 ・親世代が、「男は大黒柱」という古い価値観を押しつけてくる問題

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          「ジェンダー」の本当の意味、知っていますか?

          SDGsの第5目標になっている「ジェンダー」。 この言葉を使う人・記事を、よくみかけるようになりました。 ジェンダー論の研究者としては、かつてジェンダーがバッシングされ、行政でジェンダーを使うことが禁止されていた頃を思うと、とても嬉しいです。 その一方で、ジェンダーを本来の意味と違う形で使っている人もいるのが、残念でなりません。 よくみかけるのが、ジェンダーを単なる「性別」とする使い方。そこでは、男女だけの場合と、LGBT+も含めている場合と、どちらもみられます。 ですが、

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