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「仕事が遅れても、命はとられない」社会へ。「ひと=いのち」が一番大事!

1月17日、大学入試の共通テストが終わりましたね。
今は大学生の上の子の大学入試の時に、私が繰り返した言葉があります。
それは、「テストに落ちても、命はとられないから、大丈夫!」。
もちろん、本人は頑張ってきたんだから、第一志望には受かって欲しい。
でも、「それだけが、人生ではない」ということも知っておいて欲しい。
という気持ちから、言い続けた言葉でした。

26年前の1月17日、阪神淡路大震災が起こりました。
その頃、私は大阪の会社に勤めていました。
被災した同僚が避難所で生活したり、会社で水を汲んで帰る様子をみて、「日常の暮らし」が、どんなに恵まれたものかを実感しました。

そしていま、新型コロナウィルスの感染が広がり、医療と経済のバランスをどうするかが、あちこちで議論されています。
もちろん、生活をするための収入は必要。
でもなによりも、「ひと=いのち」が一番大事。
「ひとケア・ワークLab.」という名前を考えたとき、「ひと」を一番前に、次に「ケア」をもってきたのは、「ひと=いのちを大事にする働き方」について考えて、発信していきたいからでした。

日本は、ワーク・ライフ・バランスが大切というのが常識になった今でも、高度経済成長期とバブル期に成功した「24時間働けますか?」という、男らしい働き方を引きずっています。
だから、休めない。
だから、テレワークも進まない。

日常の暮らしの大切さが改めてわかった今こそ、「仕事が遅れても、命はとられないから、大丈夫!」を合い言葉に、「暮らしを大切にできる働き方」を考えて、実現していくチャンス。
だからこそ、働き方とジェンダーの問題を、しっかりと見つめていく必要があると考えています。

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