【スタッフインタビュー第1回】現役大学生が語る「障がい者グループホーム」でのアルバイト生活、そしてこれからの夢について!
本日は、株式会社ケアサポート・ウィンが運営する障がい者グループホーム「ハウス・ウィン稲城」でアルバイトをされている武蔵野美術大学に通う寺岡大統さんに、なぜ障がい者グループホームでアルバイトをしてみようと思ったのか?その”きっかけ”や”実際のお仕事”について、また美大生としての夢について、お話を伺ってみました!
「きっかけは介護実習での高齢者施設でした」
村松(以下M):そもそもアルバイト先として「障がい者グループホーム」を選んだ理由は?
寺岡さん(以外T):僕は美術大学に通っています。将来は美術関係の作家になりたいのですが、一方で美術の先生にもなりたい夢があります。教育実習で「介護等実習」という時間があり、その時にオンラインで介護施設の方とアクティビティを行いました。コロナ禍ということで、オンラインでの対応となり”もどかしさ”がありました。そこで求人誌を見て高齢者の介護施設でアルバイトを始めました。しかし、私がアルバイトをしていた施設は寝たきりの方が多く、もっと「対話」ができる環境で働いてみたいと思い、友人に紹介されハウス・ウィン稲城でアルバイトをしてみようと思いました。
「こんな家に自分も住んでみたい!」
M:実際アルバイトをしてみて感じた率直な感想は?
T:ハウス・ウィン稲城は新築のグループホームということもあり、とてもきれいです。そしてとても広い!エレベーターも付いている!自分が生活したいと思いました(笑)
仕事内容は「家事支援」が中心となります。1人暮らしをしているので、普段自宅でしている食事つくりや清掃が社会貢献になるので、とてもやりがいを感じております。
僕は男性棟でアルバイトをしていますが、ご入居者の皆さんがお話が好きな方が多いので、皆さんとのコミュニケーションを楽しみながら仕事をさせていただいております。
初めての夜勤は緊張しましたが・・・
M:ご入居者が体調不良になったり、アルバイト中に困ったことがあった時はどのように対応をしていますか?
T:2階にもスタッフがいますので、必要に応じて状況報告しながら仕事をしています。それでも困ったときは、管理者やサービス管理責任者へ電話報告をしています。
対応方法を教えてくださったり、電話でご利用者対応してくださったり、緊急時はホームへ駆けつけてくださるので、安心して仕事ができます。
「障がいではなく個性」と見ています
M:ご入居者は障がいを持たれた方ですが、これまで障がい者との関わりは?
T:全くないです。年齢が近いご入居者が多いので話しやすいですし、例えばご入居者の中には絵を描くのが好きな方がいますので、その方とは僕が大学で作成した作品の話で盛り上がったりしています。
そもそも僕自身はご入居者を障がい者という見方をしていないのかもしれません。
それぞれ個性がある人たちだな、と受け止めています。もちろんグループホームですから、ご入居者が苦手な部分やサポートが必要な部分はそれぞれの支援計画書を見て業務を行なっています。
ご入居されている皆さんと貼り絵作品を作ってみたいです!
M:寺岡さんはワークショップを開催されてますよね?グループホームでも開催して欲しいと思っているんですよ!
T:やらせてください!僕のワークショップのテーマは「対話」なんです。
対話(コミュニケーション)をしながら一つの作品を作り上げていっています。マスキングテープを使って、その土地の景色やご入居者が好きなキャラクターを使って貼り絵をしたいですね!完成した作品をハウス・ウィン稲城の中に飾って欲しいです!
管理者:絶対飾りましょう!私も参加したいな(笑)
休憩時間は仮眠もできます!
M:ご入居者が入眠されている時間(おおよそ22時から翌朝5時くらいまで)は何をされていますか?
T:キッチンの片付けや記録。翌朝の準備や夜間帯の巡回をしたり。巡回はドアを開けることはせず、電気がついていないか?など確認程度です。ドアを開けたら起きちゃいますからね(笑)
休憩時間もしっかりあるので、その時間は仮眠をとっていますので、翌日の学校には支障がありません。
「ありがとう!」この一言が何より嬉しい瞬間
M:最後になります。これから障がい者グループホームでアルバイトをしてみようと思う方へメッセージをお願いいたします。
T:ケアサポのグループホームは仕事内容がとてもわかりやすく、入社してからしっかりとOJTをしてくれますから、未経験の方でも安心して仕事ができると思います。
管理者・サービス管理責任者の方はいつも私たちが仕事がしやすい環境を整えてくれますから、そのあたりもおすすめポイントです。
ありきたりな言葉ですが、ご入居者から「ありがとう」の一言や「今日もあなたがいてくれるので安心」と言ってくださる瞬間が僕の何よりの幸せな瞬間です。
こちらを見て、アルバイトをしてみようと思ってくださる方がいたらとても嬉しいです。一緒に働きましょう!
M:寺岡さん、素敵なお話ありがとうございました!
寺岡さんはとにかく真面目。そして大きな夢を持ち、キラキラと輝く目が印象的な大学3年生でした。
入社からすぐにホームの人気者となり、今やハウス・ウィン稲城になくてはならない存在。
「寺岡さんが入ってきてから、ホームの雰囲気がより明るくなった」と管理者談。
自分の夢に向かって日々過ごす姿に、ハウス・ウィン稲城で生活をされるご入居者も刺激を受けているようでした。
インタビュー後に早速ワークショップを打ち合わせを行い、11月よりハウス・ウィン稲城のアクティビティとしてスタートすることになりました。
この様子は別の形で皆さんにお知らせしていきたいと思います。
Interview by
Yoshinori Muramatsu(Caresupport Win)