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28.自己分析

自己分析という言葉はあまり好きではない。
今は自己分析という言葉が一人歩きしている。

もちろん、就活には欠かせない。

吉田兼好も『徒然草』に書いている。
「我知らずして外を知るといふ理あるべからず。さればおのれを知るを、物知れる人といふべし」

自分を知らない人が、他のことを理解することができるわけがない。
何をするにしても、結局は、自分を知ることから始まる。

何も就活に限ったことではないのだ。

自分のことを知れば、おのずと自分に足りないものがわかる。
自分を生かす場所や方法もわかるし、そのための戦略や戦術も立てられる。

自己のさらなる可能性や成長の余地を発見することもできるのだ。

その意味でも、自己分析は就活やキャリア形成には欠かせない。
自らの人生を背負うためには必須のアイテムだ。

とはいえ、万能薬でもないことも忘れてはいけない。

私は自己理解を深めるという言葉の方が好きだ。

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