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職務経歴書の書き方をガチで解説してみた

こんにちは!情熱の人材コンサルタント山本(@pariporin)です。

このnoteはこんな人向けに書いています👇

・良い職務経歴書とダメな職務経歴書の見分けがつかない人
・職務経歴書を書いては見たものの、これで良いのか自信が持てない人

・職務経歴書を書いたことがない人

転職活動の際に企業やエージェントから職務経歴書の提出を求められ、記入例を元に体裁を整えて終わらせてしまっている事はありませんか?

自分の経験のうち何を書き出せばよいのか迷いに迷って、数時間かけて書き出したもののそれだけで疲れてしまった。

と言う経験をお持ちの方も多いと思います。

今日はそんな方のために職務経歴書の書き方をガチで解説していきたいと思います。このnote を読んで職務経歴書を作れば、自信を持って「良い職歴書が書けた」と実感できるようになりますよ。


▶中途採用での職務経歴書(職歴書)の重要度

下記の図はHR総合調査研究所が2012年に141社の人事担当者に行った調査です。「中途採用の選考で重視すること」の問に下記の回答を得ています。

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この中で職務経歴書の中で記載すべき項目に該当するものに赤い●印を付けたのが下記の図になります。

なんと約70%にあたる11項目が職務経歴書で記載すべき項目に該当しています。

企業が中途採用で重視することの70%が職務経歴書に記載されているべき項目ということは、職務経歴書のできが転職活動の成否を分けると言っても過言ではありません。

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また、書類選考というのは通常、中途採用の選考において最も初めに行われる選考になります。

書類選考では、履歴書・職務経歴書を元に企業があなたのことを自社に会う候補者かどうかの選択を行います。

書類選考を通過しなければ、次の選考はありません。

ということは職務経歴書の作成をなんとなく適当にすると言うことは、転職活動を適当に進めるのと同じ事になります。

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さらに、職務経歴書はあなたの分身として、時にはあなた以上に「あなた」のことを説明する資料として独り歩きしていきます。

まだ会ったことも無い社長や部門長が、あなたの履歴書と職務経歴書のみの情報を元に、あなたの適性や適切なポジションの他、時には性格や好みまで判断しています。

あなたの分身である職務経歴書をないがしろにして、あなたの転職活動が上手くいかなくなるのは当然なのです。


だからこそ、このnote を読んで良い職務経歴書作成に全力で挑まないと行けないのです。

▶良い職務経歴書を書く前に

ここまで読んで頂いた方は職務経歴書を丁寧に作ることの重要度をご理解いただけたと思います。

それではどのようにしたら良い職務経歴書が書けるのでしょうか?

良い職務経歴書を書くためにはまずある前提を押さえる必要があります。


前提とは「読み手のニーズ」に答える事です。


職務経歴書の読み手とは、あなたの応募した企業の人事や面接官、部門責任者や社長のほかあなたに転職先候補を提示しているエージェント(人材紹介会社)になります。

それらの読み手の立場に立って、読み手のニーズに答えられるという事が良い職務経歴書の条件になります。

たまに「作成に2時間かかりました」とか「8ページ書きました」と言う人がいますが、そういう話は論外です。


あなたの分身である職務経歴書を何時間かけて作ろうが、何ページ書こうが読み手のニーズには関係ありません。


30分で作成しても読みやすく解りやすくニーズに答えていればOKですし、数ページにわたり長く書くより、4ページで読みやすい方が良いに決まっています


「2時間かけた」「8ページ書いた」というのは自分目線の主張になります。

この様な思考を捨てて、読み手のニーズに答える良い職務経歴書の書き方を見ていきましょう!

▶読み手のニーズとは?

職務経歴書の読み手は、応募先企業の人事や面接官、部門責任者や社長の他エージェントであるとお話しました。

彼らには共通のニーズがあります。それは、

短時間でジャッジしたい というニーズです。

職務経歴書を書いているあなたにとっては唯一無二の書類でも、企業にはたくさんの応募書類が届いています。

その中から自社に合う人材を探すため(エージェントなら顧客に合う人材)、たくさんの書類を見定める必要があります。

そんな時に一番ありがたいのは読みやすく、解りやすい(短時間でジャッジできる)職務経歴書になります。

上記の観点を忘れずに、いよいよ書き方の解説へ進みましょう。

▶良い職務経歴書の書き方

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 ◆フォントの種類とサイズ

 良い職務経歴書は読み手のニーズに答えること という話をここまでしてきました。読み手のニーズには当然「読みやすさ」があります。

職務経歴書のフォントの種類やサイズにも「読みやすさ」を意識して選択する必要があります。

多くの方は職務経歴書をマイクロソフト社製のWordやEXCELで作成されます。

PC初心者の方にはWordを使って作成されることをおすすめします。
※EXCELを使用した場合、印刷時に体裁を整えるのが難しい場合があります。


フォントサイズは11〜12ptを基本とし、フォントの種類もMS明朝やメイリオなどのビジネスシーンでよく使われていて読みやすいフォントを選択しましょう。

もちろん上記はあくまで基本です。

「読みやすさ」優先でサイズも種類も微調整をしてください。

 ◆職務要約で強調

 まず職務経歴書の冒頭部分に職務要約を記載します。これまでの経験を5〜7行程度でまさに要約して書く部分です。


要約だから適当に… なんて考えは当然NG


みなさんが普段、ブログを読みすすめるかどうか(自分に関係があるかどうか)をブログの序盤で判断するように、

職務経歴書も中身を真剣に最後まで興味を持って読んでもらうにはこの要約こそが重要です。

要約なので、これまでの職務概要をまとめて記載すればよいのですが、ただ書けばよいというものではありません。


この要約でさり気なく自分をアピールすることを忘れないでください。

「大学卒業後◯◯業界へ…直近では□□業務を中心に経験している」

という流れで終わるのではなく

「大学卒業後◯◯業界へ…最も印象的な仕事は2017年から2年間経験した□□でした」

上記のように記載することで

自分の強みのアピールをし、その部分に人事や面接官の目が向くように誘導しましょう。

 ◆職務経歴は基本逆編年で

 逆編年というのは、現在から過去へ遡ってまとめていく方法(直近の経歴⇒古い経歴)です。直近の経歴が職務経歴書の上部に来るように書く方法です。

読み手のニーズを考えると、一番気になるのは基本的には直近の経歴になります。その直近の経歴が上部に書かれていれば見やすくわかりやすい経歴書になります。


ただし、これも読み手のニーズに合わせて変える必要があります。


例えばあなたが製造業向けの営業を5年行った後、1年間介護の仕事を経験し、再度営業職として転職活動を考えているときは、編年(古い経歴⇒直近の経歴)で書かれたほうが読みやすい職歴書になることもあります。

基本は逆編年とし、読み手のニーズに合わせてどちらを選択するか選んでください。

 ◆そこで何をしてきたか

 職務経歴書の中で最もボリュームが多くなるのが職務経歴になります。逆編年で記載するのは前項のとおりですが、ただただ記載すれば良いものではありません。

大切になるのが

そこで何をしてきたか? になります。

冒頭に紹介した「数時間かけて作りました」という方の中には、自分の経験を思い出しながら一つ一つ記載していくだけで数時間かかる。なんてケースもあります。

ご経験年数が長かったり、転職回数が多ければそうなるのも頷けます。しかし、経験したことを時系列に並べただけでは単なる年表になってしまいます。

歴史の授業を振り返って見てください。

年表好き

という特別な人はいましたが、それはあくまで特別な人だったと思います。

ほとんどの人は年表を眺めているよりも、何らかの事件や戦争に至る経緯やそこから得られた教訓の方に興味を持つものです。


職務経歴書についても同様です。

あなたの年表を見せらても読み手のニーズは満たされません。

読み手はあなたがその職務の中で、

どんな役割で
何をして
どういう結果を出したのか

の3つを知りたいと思っています。

読み手のニーズに答えるために年表だけになっている職務経歴を見直してください。

もちろん全てについて当てはまるわけではありません。

特に転職回数が4,5回以上の方や20年以上の職務経験を持つ40代以上の方だと、全ての経験で上記3つを書いていたらページ数が増えてしまうので、取捨選択が必要です。

あくまで大前提である「読み手のニーズ」に答える事を優先に追記、編集していきましょう。

 ◆資格や経験を箇条書き

 職務経歴を書き終えたら職務で使うために取得した資格を箇条書きで記載しましょう。取得資格を書く際には取得した時期(年月)を記載するのも忘れずに。

また、技術職の方の場合は経験の記載も「読み手のニーズ」を満たすことに繋がります。システムエンジニアの方であれば、使用してきたプログラミング言語を経験年数とともに記載します。

例)
Java 9年
COBOL 3年
PM 3年

職務経歴や職務要約の中では見落とされていたとしても、あなたの強みや応募先企業で活かせる経験を、ここで拾って貰える可能性が高くなります。

これも「読み手のニーズ」に合わせて読みやすくする。と言う考え方と一緒です。

 ◆自己PRで差をつけろ

 最後でかつ、意外に重要なのが自己PRになります。

即戦力が基本の中途採用だから、自己PRなんて読んで貰えるの? と疑問を覚える方もいるかも知れません。

その考えは大きな間違いです。

ここまで「読み手のニーズ」に合わせて、職務要約や経歴を編集してきましたが、そこだけで他の候補者と差を作る事は難しい場合があります。

たくさんの候補者の職務経歴書の中でピカリと光るものを作るには、この自己PRこそが差別化ポイントになります。


差別化の方法としておすすめなのは説得力を増す表現方法と言われる

ストーリーテリング

になります。

自己PRにストーリーを持たせて書くことで、説得力を増し印象に残る職務経歴書を作成します。


意識せずに書いた場合

これまでもお客様目線で仕事をしてきました。今後もこれまでの経験を生かし…

ストーリーテリングで書いた場合

どの企業に依頼しても「その価格ではできない」と断られていたお客様に対し、コストカットと合わせて提案することで「あなただからこの件は依頼したい」と言う言葉を頂いてきました。

一行ではどの様な仕事をしてきたのかイメージつかないことも、エピソードを加えることでよりイメージしやすいPRになります。

ストーリーテリングの良さは、説得力が増す他にも、読み手に覚えて貰いやすく、感情に働きかけられると言う点もあります

ストーリーに則って記載し、

だから今後は〇〇していきたい。

と書ければ、相手の心に響く自己PRになります。


Coming soon
▶職歴書は毎年更新?


▶無償でLINEで相談できる環境つくりました

今回は良い職務経歴書の書き方をガチ解説してきました。

転職活動についての疑問や悩みは人それぞれですし「職務経歴書の添削を誰かにお願いしたい」という方も多いでしょう。

そんなあなたのニーズに答えたい。

そこで!

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▶最後に

最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございます!

このnoteは、今後もどんどん追記していく予定です。

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・こんな疑問があるんだけど、他の人ならどんな選択をしたか事例を知りたい

なんて疑問や悩みがあったら、山本のツイッターまで、気軽にリプしてください!

皆様にとって有益な情報になりそうだったらどんどん追記していきます。

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最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。


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