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【人事の裏側】採用できない理由があります

人手不足で採用ができません!

最近、相談を受けるケースで多くなっているのが、「人手不足で採用ができません!どうしたらいいいでしょうか?」という相談が増えています。
深掘りをしていくと当たり前のことをバカにせずちゃんとできていないことが多く、そこの改善ができない限り、次の一手が打てないという共通点が浮き彫りになってきました。

こういう人事や経営者などを採用担当にアサインされている限り、事態の改善にはつながりません。
ちょっとした差が印象に大きく影響をしてくるので、注意が必要ですし、社内の研修ではワークショップ形式で実戦形式に近いものをやっておかないといけません。

応募者の対応の悪さ、反応の悪さが最近ではいろいろと言われていますが、人事、経営者側も対応についてもう一度見直してみる必要があるでしょう。

1:連絡が来ない…

大手企業であれば分割して仕事をしているため、人事もいくつかのセクションに分かれています。
中小企業、ベンチャー企業、スタートアップ企業では一人で担当をしているため、仕事が自分のキャパシティを超えてしまうこともあるかも知れません。

候補者とメールや電話を通じてやり取りをすぐに取る企業であれば問題ありませんが、稀にこういう企業も増えているのが特徴です。

面接の案内にはご都合のつく日で2〜3日程を教えてください書いています。
面接希望日時を送っても、返信がないまま数日経過してしまい、面接希望日時の調整に時間がかかっているのかな?って思っていました。

面接希望日時の前日の夜に電話がかかってきて、「ご連絡が遅くなって申し訳ございません。明日の◯時から面接を希望されていますが、来ていただく事できますか?」という連絡が入ってきます。

「申し訳ございません、明日は都合が合わないので…」とお断りすると、人事担当者は「そうしましたら、メールで再度ご連絡をいただけますか?」といって電話を切ってしまった。

こういう企業については、応募者が無言で去っていってしまいます。
なぜなら、連絡するのが遅くなった理由は何なのか?どうしてそうなってしまったのか?改善をする気はあるのか?というのが見えません。

企業も選ばれている時代にもかかわらず、未だに選んでいると感じている人事や経営者が多いということ。
この考えを改めると同時に、選考のスピードアップするにはコミュニケーションのとり方について考える必要があるでしょう。

2:スカウトメールを送って、職歴について読んでいない!?

このケースも最近増えています。
社内のコミュニケーションが取れていないのか、面接官が事前に資料を見ていないのかわかりません。
面接が始まってから手元の資料を読み込む面接官も増えています。

自己紹介をしている時にずっと書類に視線を落としてしまっている状態ではあまりいい印象を与えていないことに気づいてください。
事前に読み込んでいるのであれば、アイコンタクトを取りながら、気になる点をメモしながら面接を進める分には問題ありません。

話している人に対してアイコンタクトを取らないというのは失礼ですし、面接官が冷たく見えてしまう事に気づいてください。
こういう会社の特徴として、自分たちに甘く、応募者に厳しいというのが特徴です。

3:圧迫面接、プレッシャーをかける

インターネットの掲示板に書かれてしまうのがこのパターンです。
自己紹介をしたり、経歴について話を終わらせると、「それで…」「だから…」「どうして…」という相づちをうつ面接官が未だにいるのが不思議です。

圧迫面接をすれば、ストレス耐性がわかるといいますが、印象は最悪です。
最近ではパワハラまがいの行為として問題視されることもでています。
現在ではプレッシャーをかけるとストレス耐性がない人が多いと言われていますが、面接でやることではありませんし、長所も短所もわかっていないのに圧をかける事によって、マウンティングをしている面接官は、問題視されています。

選ばれる側、選ぶ側でマウンティングをしている面接官がいると、採用活動はうまくいきません。
面接は判断をする場でもありますが、口説く場でもありますから、そういう勘違いをしていると採用は絶対にうまくいかないでしょう。

4:ネガティブな面接官

特に生え抜きで新卒からその会社で出世をしている社員にとっては、自分の会社が一番であるということしか知らない。
同業他社と比較しても自分の会社がNO1だと自慢することが多い。

例えば「以前に在籍をされていた会社は、あまり良くない評判をよく耳にしますが、なんで入社したんですか?」応募者に対して見下したような発言をする人もいます。

また、別の面接官は「この業界で前職の会社についてはあまり良くない噂もありますし、労働基準局も入っているでしょ。なんでそんな危ない会社に転職したの?」など、自分の会社がNO1といいたいのかどうかはわかりませんが、こういう発言をする段階で面接を降りたほうが無難です。

こういう企業の特徴としてあるのがイノベーションを起こす際に、抵抗勢力になることが多く、ロビー活動をしてイノベーションを潰す側に回るからです。

視野がせまいというか、原体験が少なすぎるというか、こういう人たちと仕事をするとトラブルに巻き込まれることも多く、才能を殺されかねないので、敬遠するのが無難でしょう。

面接はお互いに見られていることを忘れない

面接官の印象で会社の印象が大きく変わることはよくあります。
他社決定をした理由として、共感を得られる人が面接官で話を聞いてくれたり、今後のビジョンに対してしっかり話してくれたからなど、応募者に対してストーリーを語ったり、共感をされたりすることが大切になってきました。

最近ではSNSやインターネットの普及に伴い、いい話も、悪い話もネットに書き込まれてしまう時代ですから、常に見られているということを意識していないといけません。

人事だけでなく、面接官、会社で会う人達すげてが対象になると言っても過言ではありません。
トイレでクライアントの悪口をいったり、上司の悪口を言おうものなら、ネットで拡散されてしまうと炎上してしまいます。

これからの採用については、候補者と同等の立場に立ち、お互いが選ぶスタンスになっていることに気づいてください。
昔のやり方などは通用せず、次から次へと採用手法も変わっていく時代です。
数年前が当たり前だったけど今では当たり前でなかったりします。

常にいろいろな情報に目を配りながら、新しい流れに合わせてやっていくことが求められる時代です。
変化を恐れていては時代遅れになってしまいますので、ズレを認知することができたら、修正をするだけです。

意外と簡単なことですが、プライドや経験が邪魔をしてしまうから、変化についていくことができなくなり、採用ができていないことが共通点としてあります。

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