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採用ブランディングからファンベースへ変化している採用手法

大手企業から中小ベンチャーへ転職

最近の特徴になっているのが、大手企業から中小ベンチャーへ転職。

しかもトップ社員が中心となって転職をしているから驚きです。

なぜ転職をするのかと聞くと、60%が「より良いチャンスのために」と答えていますが、安定した仕事や出世を約束されたポジションというのは、彼らにとってメリットにはならないのでしょうか。

従来の会社員の枠にハマりたくない

バブル崩壊後、会社が社員を守ってくれないということがわかりました。

リストラが敢行されて、定年退職まで働くことがなくなりました。

就職が就社という考え方が崩壊をしていく原因となりました。

その後は個人商店の集まりのようになって、即戦力ということばが象徴するように、結果を出さない人は、リストラの対象になるという図式になった。

護送船団方式、終身雇用の崩壊がそうさせてとも言われている。

年功序列も崩壊して、年収がある程度のところで頭打ちになってしまった。

最近の教養のある転職希望者は自分のことを企業の経営者で考えています。

セルフスターターとか、ビジネスプロデューサーと言われる人たちは、つねに個人商店の経営者のようにいろいろな視点から仕事をしています。

すべての仕事は一時的なものであり、雇用の保証のようなものはないと信じています。

自分の未来を自分でコントロールしたいと考えている。

雇用主のために働くのではなく、雇用主とパートナー関係でありたいと考えています。

従来の会社員の考え方とは全く違うということが特徴です。

お金で縛られるのはカッコ悪い

スマート社員や時短社員など、ライフスタイル雇用者と呼ばれる、新しいタイプの会社が増加していることで、大手企業は優秀な社員を引き止めることがさらに難しくなっています。

歴史のある大企業は大抵いいイメージがありません。

創造性がなく、勤務スケジュールに柔軟性がありません。

社員の努力の直接的な影響が感じられないので、優秀な人材にとっては魅力的ではありません。

お金で縛る大企業の雇用の仕方は、仕事は嫌いなのに特権やメリットを担保に取られているように感じて、優秀な人材は抜け出しくなりやすくなります。

雇用ブランドのイメージを上げる取り組み

雇用に関してネガティブなブランドのイメージを持たれてしまう大企業の中には、それを払拭しようとして、入社後にどんな勤務環境を提供しているのか、そのストーリーを発信することに力を入れている企業が多くあります。

新卒採用のソーシャルネット、最近の求人広告、ホームページなどを見ていると、企業のイメージを一新したいという気持ちが全面にでていることが多くあります。

そのため、新卒や若手社員場合はそこまで見抜くことができずに、ブラック企業ということを言われてしまったりしています。

社員やオフィス、社内イベントの写真など、視覚的に会社の雇用ブランドイメージをアピールする短い記事を、ソーシャルネットで紹介することをしたりしていますが、誇張をしすぎてしまうと、見抜かれてしまいますので注意が必要です。

できるだけ会社のことを明らかにする

フリーのオープンソースのソフトウエアを製造している会社は、ベテランの人材を採用するために、ソフトウエアを評価するために、オンラインのリソースをふんだんに提供していることを見せて、自社の雇用のブランディングをしています。

人は会社の姿勢や考え方を見ています。

会社は常に雇用のブランドイメージが共有していれば、転職を希望している優秀な人材の頭のなかで、その会社のブランドイメージがそれだけ早く更新されていきます。

優秀な人材は何でも見抜きます

その会社で働くというのはどういうことを話すときにも、いいことばかり並べている面接官がいます。

そのような会社はあまりにも良すぎて現実味がないと思われてしまい、雇用のブランディングを失敗することにつながってしまいます。

誇大広告や誇大な主張は見抜かれてしまい、面接官が誠意がない人ということになってしまいます。

優秀な人材が求められているのは、正確で引きつけられるような情報です。

会社の誠実な対応を期待しており、そのような対応をするからこそ、優秀な人材から一目置かれて信頼されることになります。

あなたが経営者ならば、人事とマーケティングのチームを一同に集めて、採用戦略とブランディングについて再度検討をする必要があるでしょう。

優秀な人材を積極的に取ろうとするライフスタイル企業に対抗するには、自社の雇用ブランドをどのように展開をすればいいのかを話し合うことをオススメします。

大企業のブランドイメージがどんなものかを無視していると、最高の社員を失う日は目の前に迫っています。



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