知らないとヤバい⁉採用担当が仕掛けてくる優しい3つの罠とは⁉
採用担当が仕掛けてくる罠から戦術を考えよう
転職サイトは実例は書いてあるけど、採用担当側からの視点が書いていないし、SNSや人材紹介の担当も教えてくれません。
採用担当者の9割9分はこういう質問をすれば見極められると思い込んでいるから、人を選べる地位になったと勘違いをしている。
採用担当や採用責任者には権限がない。
社内の調整と候補者の調整がほとんどであり、すごい能力があるからできることではありません。
人事は恨まれる部署でもあり、評価も上がりにくく、何かと標的にされやすい。
人を見抜く力とか、選べる力があるわけではありません。
なぜなら、ミスマッチが起きていて退職者がいるということは、そこがあっていないという裏返しでもある。
では、採用担当が仕掛けてくる罠をテクニカルな視点から潜り抜ける方法について考えてみましょう。
事実やエピソードに基づくリアリティー
例えば、機械メーカーの営業担当者が転職面接にのぞんだ場合に、次のような回答をしました。
3つの視点から検証をしていきますので、どこに注目をしているかを考えてみてください。
『過去3年間に規格の決まった電子機器部品を新たな顧客に紹介をしていく仕事をしていました。最低でも年間50社の開拓をして、最低でも予算の110%をクリアしていました。新規開拓の信用と信頼を得る醍醐味はあるのですが、どうしても最後は価格勝負になることが多く、自分でなくてもいいのではないかという側面もあります。顧客ごとにカスタマイズして、顧客に寄り添っていく営業スタイルで、顧客に寄り添いながら信頼と信用を構築していくやり方で、今までの営業経験を活かして、御社に貢献をしていきたいと考えています。』
数字や固有名詞、成功事例や失敗事例からの志望動機の作成については、素晴らしいものがあります。
ご自身の個性なども見えてくるので、転職の本気度というのは伝わってきますが、気になったのは次の点です。
1:なぜその仕事をしたいのか?がわからない
大前提としてなぜその仕事がしたいのかというのが、全体を通して見えてきません。
企業に興味があるのであれば、会社のホームページやSNSを見ればよくわかりますし、会社に興味はあるけど、仕事は何でもいいと伺える内容である。
なぜ自分はこの仕事に対して共感ができるのかという点が足りない。
ホームページやSNSなどで調べると会社のポリシーであったり、パーパスを読み取ることができるわけですから、そこから自分の言葉で伝えることが必要になります。
自分自身でのストーリー性のある自己分析をしていれば、容易に想像がつくことであり、会社に貢献できるスキルは何なのか、どこに絞って話せばいいのかを事前に考えておくことが必要になります。
また、アドリブでやることではないので、友人、知人、家族、パートナーを巻き込んで何度か練習をしたうえでフィードバックをもらうことをオススメしていますし、人材紹介会社の面談時に使ってみてもいいでしょう。
2:どんなスキルと経験が貢献できるものなのか
企業は投資をして回収して利益を出すまでに最短距離ですすみたいと考えていますから、その点をしっかり頭に入れておく必要があるでしょう。
その中で重要になってくるのが、あなたが過去にどんな経験をして、どんなスキルを持っているのかということをしっかりと的確に話をする必要があります。
特に数字とファクトとロジックがあるかどうかをチェックしているわけですが、長年管理職やマネージャーの経験が長くなってしまうとこの視点がずるッと抜けてしまっていることが多くあります。
職務経歴書は無駄な言葉を省く
日本企業の特徴ではあるのですが、ゼネラリストを育成することが多くあるため、1社でいろいろな部署を経験している人が多くいらっしゃいます。
逆に、何社も経験をしている人については、メインになるスキルに絞って職務経歴書を作成するように言い続けています。
A4で2枚以内にまとめるようにというのが定説ですが、職務経歴書の冒頭で職務要約であなたが何屋でどんなことをやってきたのかということを書いておくとすごく便利になります。
職務経歴書の冒頭にそれがあるのとないのでは、書類選考の反応率も全然違っている。
現場のマネージャーや管理職、役員レベルの人へプレゼンをする場合、人事が話をできるのはほんの数分である。
書類を渡して説明をするとしても、数十人は同時にもっていくので、話をする時間といったら数十秒ぐらい。
チェックをするのに時間がないのはもちろんですし、書類に目を通す時間もないということになると、一目でわかる方が有利になる。
これは人材紹介の営業も教えてくれない方法ですので、一度試してみる価値はありますね。
企業に応じて的を絞っていくことが必要
人材紹介会社を通して上がってくる書類の特徴としてあるのが、テンプレ書類になっていることが多い。
どんな企業でも通る内容になっていることが多く、要点は抑えられているけど、及第点で面接に呼ぶケースがほとんどである。
企業ごとに求人票から想像してまとめる技術が必要になる。
それは、省略すべきキャリアと厚みをつけるキャリアの取捨選択である。
日本企業の場合は特にメンバーシップ型のため、いろいろな部署を経験していることが多く、勤続年数が長くなれば長くなるほど、いろいろな部署を渡り歩いているので、ここも書かなきゃ、あれも書かなきゃということで絞れずにダラダラ書いてしまう傾向がある。
そうすると何屋であるかどうかわからないのはもちろんですが、どんなスキルを持っているかピンボケを起こしてしまいます。
まずは求人票を読み込んで、想像してください。
企業が求めているスキルは何なのか?どんなスキルを求めているのか?業界を越えて使えるポータブルスキルがあるのかどうかをイメージしてください。
そうすると職務経歴書の厚みを増すキャリアと省略できるキャリアが区分されていくことになります。
いろいろな業務が列挙されていることが多く、抽象的な言葉が並んでいるのですが、そこから優先順位を見抜くことはもちろんですが、どのキャリアで伝えていくのかというのはすごく重要になります。
なんとなく流れで書いて、そこから足し算、引き算をしていくことで見えてくることが多くあります。
次回はお祈りメールになってしまう3つの本当の理由とは⁉です。
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