将来のキャリアが描けない時に役立つ！理想のロールモデルの見つけ方
こんにちは。me:Riseキャリアコーチの西山 伸子（にしやま のぶこ）です。（コーチ紹介インタビュー）
コーチングセッションをしている中で、私はよく
「5年後、10年後、どんな生活をしていたいですか？」とお聞きします。
この質問をした時、パッとお答えが出てくるクライアントさんはほとんどいません。なので、聞かれて答えられないことで「自分はダメだ」なんて全く思う必要はありません。
少し立ち止まって、未来に想いを馳せる。
コーチングをそんな時間として使っていただいても良いと思います。
今回は、自分の未来の姿をイメージする一つの方法として、
「ロールモデル」についてお話ししたいと思います。
ロールモデルとは？
ロールモデルという言葉を聞いたことはありますか？
ロールモデルとは、仕事やキャリア形成のうえで、模範となる人物のことをいいます。
「こんなふうになりたい」というロールモデルがいると、自分自身の将来像が明確にイメージしやすくなります。
ロールモデルを設定する個人メリットとしては、
キャリアプランを設計しやすくなる
成長速度が速まる
ということが挙げられます。
ロールモデルがいることで、その人のキャリアを参考にしながらキャリアイメージを明確にすることができます。
また、ロールモデルの経験を参考に自分の課題を見つけて取り組めるため、成長スピードが上がるのです。
どのような人をロールモデルにするか？
では、どのような人をロールモデルとして設定できるでしょうか？
身近な上司や先輩、社外で関わりのある人など、身近な人の方がイメージが具体的になるとは思いますが、著名人、歴史上の人物などでも大丈夫です。
「こんな風に仕事ができたらいいな」
「あの人のように生きられたらいいな」
と思える人がいるか、一度色々な人を思い出してみても良いと思います。
ロールモデルが見つからない
とはいえ、セッションの中で自分のキャリアを考えていただく際、
「ロールモデルが見つからない」
というお話をされる方がちょくちょくいらっしゃいます。そして、そのようなお話を聞くと、「それはそれでごもっともだな」とも思います。
なぜか。
１．自分と全く同じ人はいない
もちろん、「この人こそが私のロールモデルだ！」というピッタリのロールモデルが身近にいたとしたら、そんなに素晴らしいことはありません。
しかし、たとえ同じ職場の先輩や上司であっても、自分の境遇や価値観の人はいません。ですから、職場で活躍している人を見ても、
「あの人はすごいけど、自分は同じようになろうとは思わない」
と思ったり、別世界で輝いている人を見ても、
「あの人と自分の環境は違うから・・・」と思ってしまったりするのです。
２．ないものねだりをしてしまう
もう一つのパターンとしてよくあるのが、ないものねだりで自分と全く違うタイプの人を目指してしまうことです。
例えば、自分はじっくり相手の話に耳を傾けて契約をとるタイプなのに、「上手にプレゼンをして相手を惹きつけて契約を取れる営業になりたい」と思ったり、自分は周りと協調しながらコツコツと頑張れるタイプなのに、「テキパキと指示のできるかっこいい上司のようになりたい」と思ったり。
自分が望んだ姿と今の姿が乖離していると思った時は、その人のようになった自分を想像して、自分らしくいられそうかどうか、一度考えてみてください。
そして、そこに居心地の悪さや苦しさを感じたとしたら、それは本当にあなたが望んでいる姿ではないかもしれません。
ロールモデルはパッチワークで
自分が目指すぴったりのロールモデルなんて、そうそう簡単に目の前には現れてはくれません。
では、どうするのか？
私がおすすめしたいのは、パッチワークロールモデルです。
特定の人を一人決めてロールモデルとするのではなく、
この人のこんなところがいいな、こんなところを真似したいな、を集めてパッチワークしながら、自分の姿形にあった状態に整えていくのです。
ここでの注意点は、他の人のいいところを寄せ集めて、スーパーマンのパッチワークを作ってしまわないこと。
そうなった自分が無理した状態になってないか確認をして、心地良いと感じられる自分オリジナルロールモデルを思い描いてみてください。
まとめ
ロールモデルがいることのメリット
ーキャリアプランを設計しやすくなる
ー成長速度が速まるピッタリのロールモデルが見つからない時は、パッチワークで設定する
皆さんの未来の姿が生き生きと思い描けるようなロールモデルを設定して、そこに向かうプロセスを楽しんでいけることを応援しています！
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