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新卒採用で"個性"を出すべきか否か悩ましい話

わたしのキャリア支援の1stステージは、専門学校での就職支援でした。

当時は、新卒採用という日本独自の採用ルールの中で、どう勝つのか。就職支援をしていくのかを学生と伴走する中で考えていました。

その結果、個性より郷に入る方が良いという結論に至りました。

・ビジネスマナーのお作法をピカイチにする
・黒いリクルートスーツで行く
・余計な資料はつけない etc...

もちろん自分の言葉で話すなど個性の出しどころはそれ以外にもたくさんあるので、そこで表現すればいいと思うのですが、それを差し引いても無難な支援しかできなかったことを覚えています。

そんな自分の視野の狭さを感じて、老若男女・幅広い世代のキャリア支援ができる公共施設での就労支援センターでキャリアコンサルタントとしての経験を積んでいます。これが2ndステージです。

おかげさまで現在では、10代〜60代まで幅広い世代のキャリア相談・支援の機会をいただき、日々勉強だなと感じているのですが最近、大学生をはじめ、学生さんの就職支援や相談機会が増えてきました。

新卒採用で「個性」を出すか否か、、、幅広い世代の方の就職支援を経て、さらに迷いが膨らんでいます。

ここで取り上げる個性を出す場面とは下記を指します。

①身だしなみ
②応募書類
③面接での答え方

中途採用では、仕事の実績や経験、即戦力を求めている観点から、「個性」が出しやすい。
ビジネスマナーやスーツや身だしなみも新卒に比べれば多様性を感じます。

一方で、新卒採用で個性を出すとマイナスイメージと捉えてしまう企業さんはまだまだあると思います。

これについて

①キャリア支援をされてるみなさんは、どう思いますか?
②採用される人事や採用担当のみなさんはどうですか?
③就職活動してる学生のみなさんはどう感じますか?

みなさんの考えや意見を参考にしたいです😂 

ちなみに私は、業種や職種、企業風土によって変わりますが、採用企業側がマイナスに取るリスクがあるので無難にいこう!という回答をしてしまいがちです。

そんな話をするたびに、終身雇用と年功序列が崩れている現代の日本社会において、「個性」と「キャリア」を会社に委ねる振る舞いで内定が出てしまうような経験は、長期的に見るとリスクが高いように感じてしまいます。

主体的なキャリア形成を学校卒業後からどう組み立てていくのか、ここはキャリアコンサルタント自身が自分のキャリアで試行錯誤し、経験をもとに支援していくことを求められていると勝手に思っているのですが、今の新卒採用での就活をわたし自身が経験したい想いに駆られています。

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