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キャリア迷子の悩み即解決!答えはキャリア理論に既にあり!

私にとってのアーリーライフクライシスは、「自分にとって次のパッションが見つからない」というものでした。「自分がときめく仕事」が何なのか分からず苦しかったのです。まさに、キャリア迷子です。
 
しかし、そんな悩みを解決してくれるキャリア理論と出逢って、視界が一気に晴れました。今回はその理論をご紹介します。
 

早速ですが、皆さん、ご自身のこれまでのキャリアを振り返ってみてください。皆さんのキャリアの軌跡は、事前に計画してその通りに起きたものですか?
 
社会人生活を10年、15年、20年…と重ねてきた私たちのキャリアは、既に定型といえるものではなくなりつつあるのではないでしょうか。

「本来やりたかったことではなかったけど、上司に勧められて嫌々やってみたらそれが天職だった」とか、「異動希望なんて出してなかったのに、あの異動があったから、今の自分がある」、「転職活動で、たまたまエージェントに紹介された仕事が面白いと思った」、等々。
 

30代後半、40代になり、社会人になりたての頃に思い描いていたキャリアを歩んでいる方って、なかなかいないと思います。私を含めてほとんどの方が、「まさか自分の履歴書がこうなるとは思いもしなかった!」という感じではないでしょうか。
 
「個人のキャリアの8割は、予期しない偶然によって形成される。」
これは、スタンフォード大学名誉教授だったジョン・クランボルツ博士が1999年に提唱したプランド・ハプンスタンス(Planned Happenstance Theory・計画された偶発性理論)のコンセプトです。
 
今までのキャリアを振り返ってみてください。今の私たちって、“想定外の偶然の組み合わせ”によってつくられたもの、ではないでしょうか。
 
「あの時、あそこに行ったから」「あの時、あの人のあのお誘いにのったから」「あの時、あのテレビを観ていたから」「あの時、ちょうど暇だったから」…そんな「偶然の出来事」によって、私たちの人生、キャリアは創られているんです。
 
キャリア形成には「偶然の出来事」を“計画的に”創り出すことが重要!というのがクランボルツ博士の、計画的偶発性理論です。
 

「予期せぬ偶然」が、自分のキャリアをつくる!


 この理論を知っているだけで、すごく救われませんか?
私たちのように悩んで悩んで苦しいキャリア迷子たちのために、先人が既に研究して答えを出してくれているんです!
 
ということは、私たちは、「予期せぬ偶然」を生み出すために、行動する!
行動するしかないんです!
 
私たちは既に悩んで悩みました。ということは、「今私たちに見えている世界には、やりたいことがない」ということなんです。

ということは、「今私たちに見えている世界」から出て、新しい世界に探しにいかなければならないんです。
 
今までと同じことを繰り返しても、次の夢は見つかりません!
 
やるべきことは、コンフォートゾーンからの脱却!です!
 
「予期せぬ偶然」を生み出すためには、以下の5つが大事だと言われています。
①好奇心、②持続性、③柔軟性、④楽観性、⑤冒険心
 
①好奇心は分かりやすいですよね。常に好奇心をもつこと。②持続性というのは、すぐに諦めずに、粘り強く継続すること。③柔軟性と④楽観性は、決めつけることなく柔軟な姿勢で「ま、いっか!いつか見つかるでしょ!」とシリアスになりすぎないこと。そして、⑤冒険心はリスクを恐れずに試してみること。
 
私たち大人のビジネスプロフェッショナルは、悩みは即解決すべしと焦って、教科書通りの自己分析からはじめ、自己啓発本を読み漁り、内省してジャーナリングしてと、やるべきことをやろうとしますよね。でも、私たちって、実はマジメ過ぎるし、その努力の方向性が間違っているのかもしれません。
 
でもそんなマジメすぎる私たちのために、既に、スタンフォード大学という世界最高学府の名誉教授が、キャリア開発には、計画的に予期せぬ偶然をつくることが大事!と言ってくれているのですから、ここは素直にそれを取り入れてみませんか!
 
キャリア迷子を救う答えは、「意識して偶然を作り出すこと!」です!

そう。まさに、行動あるのみ!

だから、上記の5つが大事なんですね。シリアスになりすぎずに、好奇心をもって、リスクを恐れずに、粘り強く挑戦し続けてみること!

いつも買わない商品を選んでみる。(いつも、定番のこれを買うけど、今日はこっちを試してみよう、とか)

いつもは通らない道を通ってみる。(こっちが最短ルートだけど、今日はこっちの道を通ってみよう、とか)

いつものルーティンを変えてみる。

いつもは読まない本を読んでみる。

いつもは付き合わない人と、ランチに行ってみる。

まずはこういうことから始めてみませんか。いつもの日常には答えはないと判った以上、その「いつも」から脱け出さないと、いつまでたってもあなたの欲しい”答え”とは出逢えません

キャリア理論をうまく実践して、キャリア迷子から脱出しましょう♪

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