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好きなテレビ番組も重要な自己分析ツール!

普段テレビをあまり観ない私でも、毎回欠かさず楽しみにしている番組があります。それは、NHKの「サラメシ」、TBSの「人生最高レストラン」、そしてフジテレビの「ボクらの時代」です。

これらの番組はいずれも、人々のキャリアストーリーや、人生の軌跡に焦点を当てています。一人一人が持つ独自の人生の歩み、そしてそれぞれの価値観にスポットを当てているところに私は心惹かれるんです。
どのような環境にいようとも、個々のキャリアが築かれ、人生が紡がれていること。なんというか、「そうだよね、皆がんばってるんだよね!」という温かい気持ちになるというか。日々の積み重ねが、人柄や人生に滲み出ているようで、なんだか励まされるんです。

特に好きなのは、「サラメシ」です。
私のような一般人の方のキャリアストーリーに、「食」が登場することで、その人のより深い価値観にアクセスできるようで面白いんです。自分や家族のために用意するお弁当へのこだわりには、その人の想いや価値観がそのまま表現されていますし、色々な企業が社員のために社員食堂や、「まかない飯」を準備する様子を見ると、会社や経営陣の想いに触れるようで、ワクワクするんです。

…と、好きなテレビ番組について色々語ってきましたが、実はこれも「自己分析ツールの一つ」なのです。

私にとってのアーリーライフクライシスは、キャリア迷子になったこと、つまり、自分は何がしたいのか分からない、というものでした。

その”何か”である”Nextパッション”を見つけるために、長い間試行錯誤してきたわけですが、好きなテレビ番組ひとつをとっても、「なぜ私はこの番組が好きなのだろう?」「番組の何に惹かれているのだろう?」と自分で深掘りしていくことによって、私にとっては十分な内省をもたらしました。

なぜ私は社員食堂や、まかない飯の場面が好きなのかを考えると、それらには、会社や経営陣の社員への想いが「食」を通じて表現されているからなのだということに気づきました。社員のことを想う経営陣、そしてそれを喜んで受け取る社員たち、というような構図に憧れがあるのだなと。一見すると会社の業績には直結しなさそうな「食」ですが、そこにこだわる人という想いと実際の行動が、従業員に伝わり、従業員の心理的安全性につながり、ひいては会社のパフォーマンスに繋がり、社風に繋がり、従業員満足度に繋がり、人々の毎日の幸せに繋がり…という形の好循環が現れるような組織運営に自分は憧れを持っているのだということに気づいたのです。

そして最近ようやく言語化できるようになったことが、私は、「個人一人ひとりの想いや価値観、キャリアストーリーに触れることが好き」ということ。そして、「社員に寄り添いながら、社員が働いていて幸せだと思える場所を提供し、パフォーマンスに繋げている会社の組織運営に興味がある」ということです。

「私のやりたいことは、組織コンサルタントなのかもしれない」と思えるようになったのは、大げさに言えば、好きなテレビ番組のおかげなのです。

自分一人でノートにひたすら向き合うだけの内省型自己分析には限界があります。

自分の行動パターン、自分の価値観をもう一段階深掘りするためにも、日常に溢れる様々な場面を分析してみてください。その一歩として、あなたはどのようなメディアコンテンツに惹かれますか?好きな雑誌は何ですか?どのような記事が好きですか?YouTubeの履歴を見れば、自分がどんな分野が好きなのか一目瞭然ですね。そのYouTubeのどんなところが好きなのでしょうか?

私たちは無意識のうちに、数ある選択肢から自分で”選んで”、”行動”しています。何気ない普段の行動こそに、隠れた自分の想いが現れています。

まずは、普段よく観るテレビから、自己分析してみませんか。

キャリア迷子を救う答えは、普段観るテレビ番組にあり!!

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