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【エリート証券マンの学生時代】営業に活きた1つの経験と3つの意識したコト

こちらは「等身大のロールモデル」となる若手トップの社員がキャリアを語る大学生向けインタビューサイトキャリアアンカーのインタビュー記事の抜粋です。

今回は関西私立大学の文系学部卒業後、銀行系証券会社に入社、現在は証券リテール部門(営業職)4年目となるHさんに話を伺った。

「学生時代の経験が生きている」と話す彼の、学生時代から、今までの一貫した考え、行動を深堀してインタビューした。

1.どんな仕事をしているのか?

私は証券会社の営業部門で働いています。

主な業務内容は、法人企業の財務面のサポート、富裕層の顧客の資産運用に関するサポートをしています。

他には、新規顧客の獲得、既存の顧客の引継ぎ、担当している顧客への、日々の資産運用状況の報告などの業務も行っています。

日々の業務の中で一日100件以上の顧客と接するときもあるので、コミュニケーションスキルが磨かれる仕事だと思います。

また、金融業はお客様のお金をお預かりする仕事なので、数字の確認などの業務に漏れが無いか日々厳しく管理し、常に緊張感を持って取り組んでいます。

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営業職は、結果が数値ではっきり分かります。

顧客のニーズに応えて、結果を出して、喜んでいただけた時はやりがいを感じますね。

反対に、自分の想いを持って取り組んでいるのに結果が出ないときは辛いです。

そんな時こそ、目先の結果に囚われず将来の自分の目指す姿を意識して、モチベーションを下げないようにしています。

2.学生時代の過ごしかた

学生時代は
・自分の価値観を明確にする。
・苦手な事を克服する。
・日々振り返りをする。

この3つを意識して生活していました。

・自分の価値観を明確にする

やりたい事を明確にするためたくさんの人と会い、様々な経験を積み、徐々に自分の価値観を明確にしていきました。

学生時代はサークル活動、ワインバーでバーテンダーのアルバイトに熱心に取り組んでいました。

サークルでの出会いは今でも続く、大切な繋がりです。バーテンダーの仕事は、モノにこだわる自分の性格にハマったり、ワインの知識を深められて楽しかったです。

・苦手な事を克服する

自分の苦手なことの一つが、目上の人と接する事でした。

克服するために、自分よりも目上の方が多く集まる場に身を置き、沢山交流をしました。

アルバイト先のバーは社会人のお客様が来店されるので、克服のためには絶好の環境でした。

・日々振り返りをする

学生時代に自分自身PDCAを回す事が大切だと感じ、何か経験をしたら振り返るという習慣を作りました。

行動をして、結果がイマイチだった時に、「なぜその結果になったのか」を考え、「同じ場面になった時どう対処するか」とシミュレーションをして、今後へ生かすように取り組みました。

バーテンダーのアルバイトの経験が今の営業の仕事でも生きています。

バーテンダー時代のお客さんの求めているものを考え、それに応える。という考え方は、現在の営業職でも共通です。

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大学時代に多種多様な人と関わる事によって、本当に多くの学びがありました。

大学生活は、中学や高校での生活に比べ、出会う人の年齢層が格段に幅広くなり、付き合いの深さも変わりました。

そんな人との出会いの中で多様な個性に触れる事で自分の好き、嫌いを明確化し、自分が好きな事にフォーカスして生きていく事の大切さに気づきました。

3.仕事の哲学

営業で一番大切なのは顧客の求めているもの(ニーズ)に応える事です。

今の仕事で例えると、
・取引手数料の安いネット証券ではなく、なぜ我々のような対面の証券会社を選んで頂けるか
・お客様は取引で何を求めているのか。
・日常の資産状況の報告を電話で行うとき、いつ報告するのが適切か。

などを常に考えています。

お客様にとってベストなものを提案するため
①経験が豊富な上司に同伴して行動から学ぶ。
②能力のある人の行動を見て勉強する。
③とにかく場数を踏んで、勉強した技術を自分のものにする。

このサイクルを回し続けています。

「デキる営業マンはどんな人か?」という問いは就職活動のときから気になっていました。

就職活動の面接時に面接官に質問して得られた答えは「できる営業マンの答えはない」でした。

様々な営業マンがいる中、私の考える「結果を出している営業マン」は、「自分のキャラクターや特性を理解し、仕事をしている人」です。

組織のリーダーの特徴として、ワンマンで引っ張る、行動力のある人だと言われたりします。

しかしそれだけではなく、私は部下の話にも耳を傾け、行動に反映できる人が上司として尊敬できるリーダーの姿だと思います。

4.今後のキャリアビジョン

就職活動では、サイバーエージェント系列のベンチャー企業へ入社するつもりで、3ヶ月程の長期インターンに参加していました。

ベンチャー企業の経営者とお話ができたり、当時のインターン仲間と今でも続く関係を構築できて良かったです。

大企業への就職を考えたためインターンを辞めましたが、結果的にいい経験になりました。

証券会社は、毎月数字のみで評価される厳しい競争をする環境です。

そんな企業の環境と、自分のなりたい姿の目指す方向が一致したので、今の企業を選び、入社しました。

私が昔から抱いている大きな目標は「カッコいい大人になる」ことです。

仕事ができる人や成功している人の中には、私自身、人として尊敬できない人もいます。

そういった人ではなく、後輩に慕われ、上司に応援されるような、そんなカッコいい大人になりたいです。

この目標を具体的にして、日々の行動へ落とし込んでいます。

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5.学生のうちに読むべき本3選

大学生には自分の思いを大切にした上で、客観的な事実を把握する事を意識してほしいと思っています。その指針になるような本を紹介します。

1.父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。

これからの時代を生きていくために、もっとも大切な「知識・考え方・価値観」が詰め込まれた本です。

特に、金融業界を志望する学生や、経済を学ぶ初学者にお勧めです。

2.管見妄語 常識は凡人のもの

週刊新潮のコラムを単行本化したものです。

数学者である著者の鋭い思考力から、国際的な感覚や社会人としての倫理観を学ぶことができます。

3.地政学入門 改版 外交戦略の政治学

新冷戦によって日本企業の業界分析、企業戦略を読み解く上で地政学リスクを考慮することが必要不可欠になってきています。

日々のニュースなどの事象を追うだけでは先の予想は不可能です。

今こそ過去の重要局面での戦略、大局観を学ぶ必要があると思います。

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