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【インタビュー】「ちょっと怖い挑戦」が切り開いた、データサイエンティストへの道

こちらは「等身大のロールモデル」となる若手トップの社員がキャリアを語る、大学生向けインタビューサイト「キャリアアンカー」のインタビュー抜粋です。

今回は大手IT企業に入社し、新卒1年目からデータサイエンティストとしてAI開発に携わっている方にお話を伺った。

■ 現在の仕事内容

私はデータサイエンティストとして、AI開発を行っています。

災害時の人流の異常をリアルタイムに検知するAI等色々な開発に携わっています。

現在、私の所属している部署は社内ベンチャー*として一つの会社になっています。

そのためベンチャー企業の立ち上げから収益化までをやる必要があります。

AI技術の研究だけではなく、世の中でどういった技術が必要とされて利益を生むのか、といった貴重なことを学べる職場ですね。

社内ベンチャーとは?
新たな製品、サービスを生み出すことを目的に企業から独立させて作った組織。製品、サービスの開発だけでなく、企業の人材や資金を活用して運営まですることが特徴。
https://www.manegy.com/news/detail/2495

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・会社を選んだ「決め手」

就職する会社の決め手は、自分が会社に求めている条件がマッチしているかでした。

例えば給与面、やりがい、勤務地など、自分が会社に何をどれくらい求めているかをパーセントで考え、自らの就活の軸にしました。

その中で、お金は最低限の金額を稼ぎつつ、大きな挑戦や、技術力向上、社会への貢献が自分にとっては重要であり、そのために最も成長できる環境を選ぼうと思いました。

実際現在は期待通りに成長できる環境であり、とてもいい環境で働けていると思います。


■ 学生時代の過ごしかた

学生時代はデータ分析やAIの大会に没頭していました。

AIという技術で日本や世界のトップの人たちと競争した結果が、今の仕事に繋がっています。

共同研究で開発したAIが、実際に産業シーンに導入されたり、AIの大会で入賞したことが様々な所で紹介され、AIが実際に使われる事への面白みに気づき、自分の中で研究の世界でも戦える自信になりました。

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・大学生活で最も苦労した事

大学院を1年で修了するために、かなり難易度の高い修了要件をクリアすることが最も苦労しました。

短期で新規の手法をいくつも開発し続けていたのでメンタル的にも肉体的にも非常に辛い思いをしました。

研究に没頭するあまり、一時期交友関係を失ったりもしました。

ただ、研究に没頭し、大学院のカリキュラムを通常より1年早く修了でき、社会に出られる事は大きいメリットだと考えていました。

一年だけ早いとはいえ、早く社会に出て自分の作ったAIを活用していきたいという考えが凄く強かったです。


・挑戦で意識を意図的に変化させ続ける

サークルはテニスサークル、ボランティアサークルなどに入っていました。

とりあえず色々なサークルに入ってみて合うノリだったり、どんな話を出来る人が好きなのかとか、そういった好き嫌いを確認できたので良い経験だったと思います。

あと、海外経験は凄く為になりました。

何が為になったかというと難しいのですが、自分が渡航経験ない時は「何となく怖そう」とか「英語通じるのかな」などと考えてしまい海外が怖かったです。

ただ実際行ってみると「意外と大丈夫だな」という気持ちになります。

既存の仕組みに支えられる方が楽なので、新しい事に挑戦する事は単純にハードルが高いものですが、敢えて新しい事に挑戦し、刺激を受ける方が結局将来的にプラスになると考えてました。

そのため、意識的に新しい事に挑戦する事を大切にしていました。

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・自分が挑戦した経験が自分を作り上げる

大学生活を総括して、一番つらかった時、ちゃんと相談出来て寄り添ってくれる友人がいたのが良かったです。

社会人になった今も関係は続いています。また結果的にビジネスパートナーになった友人もいます。

そういう意味でも友人との関係性は自分の学生時代の財産です。

加えて、挑戦をしてきた事が自分にとって間違いなくプラスになりました。

大学時代にそれまでの人生で体験した事のない事を高い濃度でやってきた自信がありますね。

奨学金やアルバイトで得たお金などを使って、自分に全力で投資した経験が今の自分を作り上げている自負があります。

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・やるべきことは「やったことの無いこと」

やっておくべき事は、「新しい経験」です。なんでもいいんですけど、とにかくやったことの無い事に挑戦する。

例えばスカイダイビングや海外旅行、カジノのルーレットでオールインするような経験は高校生の時にはなかなかできなかったと思っていて、そういった事を意識的に行うことで得られる物は何にも代えがたいのでやっておいたほうがいいですね。

あと、自己分析は就活関係なく、年がら年中やっておいたほうが良いです。

自分がどう感じるのか、どういう瞬間に喜びを感じるのか、何に興味を感じるのかを日ごろから深く考え、もし自分がやりたいことの答えを見つけられたのなら、大学生はそれに全力投球してみるのも良いと思います。

特に一年生は可能性だらけで、色々挑戦してみるべきです。

自分も大学一年生の時に色々な教授に相談し、データサイエンティストとして活躍するにはどう学んでいったら良いのかをたくさん聞き勉強になりました。

その結果教授とも仲良くなれたので、やはりそういった積極性も大事だと思います。


■ 仕事の哲学

「仕事の出来る人」は「会社に自分が居なくても回る仕組みを作れる人」です。

自分が居ないと仕事が回らないって言っている人ほど出来ない人が多いと思っています。

例えば自分が退社した後に回らなくなる仕事が出てくるのはその仕組みを作れなかった本人の責任です。

そういった困ったことが出てくるのは、二流三流の「ある程度出来る人」であって、その上を行くのであれば、「仕組みを作る力」が必要だと思います。

また長期的な目線だと「ゴール設定が大きくできて、成長に対して貪欲で、逆算して努力できる人」です。

一番重要なのがゴール設定で、例えば年収一千万稼ぐことが目標よりも、そのお金をつかってどうしたいのか、どうありたいのかのゴール設定が出来て、それに対して貪欲に逆算して努力できるのが重要だと考えています。

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■ 今後のキャリアビジョン

社内と社外の目標があります。

社内ではデータ分析のプロフェッショナル職として活躍する事です。

社外では、独り立ちできる技術力と、それを利益に変える力をこの2年間で身に着けたいと考えています

今少し始めてはいますが、起業も視野に入れています。


■ 学生時代に読むべき本3選

就活生の中でも特に理系学生に読んでほしい本を紹介してもらった。

1. 統計学が最強の学問である
万人受けする本ではありませんが、理系大学生におすすめです。データから物事を考えるとは、その本質を理解できます。

2. ゼロ
ホリエモンは「どう生きるか」、価値観を知れます。癖はありますが、考え方の1つとして自分の視野を広げるのに最適です。

3. 絶対内定シリーズ
就活性に必要な自己分析の仕方がある程度まとまっています。就活性の基礎となる部分になりますので、就活の第一歩としてお勧めです。

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