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バックエンド完結プロダクト「求人Hub」を運営する開発チームに迫る

2023年11月期に大きく成長し、ARR 2.4億円に到達した求人Hub
現在はPdM+バックエンドエンジニアの数名のチームで構成され、実際にユーザーが触るプロダクトがなくても売上が急拡大している理由に迫るべく、求人Hubチームにインタビューを行いました。


〈インタビュイー紹介〉
斎藤:CTO
中井:COO 兼 求人Hub / プロダクトマネージャー※当時はベトナム在住のためオンライン参加
川口:求人Hub / インフラエンジニア
高井:求人Hub / バックエンドエンジニア
※経歴の詳細はCompany deckを参照してください。


求人Hubのプロダクトについて

— まず初めに、求人Hubについてどのようなプロダクトか教えていただけますか?

中井:求人Hubは求人広告の専門アドネットワークで、複数の広告主を取りまとめて、独自に構築した配信ネットワークにまとめて配信することで、求職者応募の集客を支援するプロダクトです。
求人Hubのお客様としては、求人広告代理店や求人媒体を持つ企業様となります。この領域のお客様は主にIndeedなどを使って集客もされていますが、そこに追加で求人Hubを使ってもらうことでより低単価で質の高い集客を実現しています。求人広告の専門アドネットワークとして、高いパフォーマンスを出せることが強みです。
例えば求人Hubを導入しているHR企業様では、他サービスと比較して応募単価を1/3ほどまで下げることに成功しています。

※プロダクトの詳細はこちらのnote記事でも説明しています。

— エンジニア視点では求人Hubのどのような点に面白さを感じますか?

川口:求人Hubの魅力は大きく2つあります。1つ目は、大量のデータを効果的に扱うことが求められ、それに対する最適化やチューニングを楽しめる点。2つ目はより高精度のマッチングに取り組める点です。求人情報のテキストから情報抽出をしても、1対1の対応にならない場面も多いです。ここをどのように精度を上げていくか、サイエンスに興味がある方には魅力に感じると思っています。

川口 / インフラエンジニア

高井:バックエンドエンジニアだけで売上を立てていける点はとても魅力だと思います。バックエンドエンジニアの仕事は基本はコスト削減とかの方向に行きがちです。例えば、いかに少ないサーバーでコストを抑えて大量のアクセスを捌けるかとか、レスポンスをどれだけ早くするかとか、目標も何%削減するといった形式で置かれることが多いと思います。
私はこれまで動画サイトやオンライン英会話、モバイルゲームなどの開発に携わってきましたが、どのプロダクトも基本的にはフロントエンドエンジニアなど他の職種の方々の力を借りないと売上を伸ばすことが難しいと感じます。ですが、求人Hubでは売上に対しても自分の行った仕事がダイレクトに繋がることができて、そこは他にない面白い点だなと感じています。

各メンバーの業務内容やチームで得られる経験

— 皆さんが普段どのような業務を行なっているか教えていただけますか?

高井:私はバックエンドエンジニアとして、求人の広告主からもらったデータを各掲載先にエクスポートする部分を担当しています。掲載先によって出して欲しいデータが異なっていたりするので、正しい形式に変換してエクスポートをするためのプログラムを書いています。あとは求人HubのAPIを叩いたときにエラーが出ると掲載先から問い合わせがくるので、調査をして修正することをオペレーションとしては行なっています。

高井 / バックエンドエンジニア

川口:求人Hubは言葉の通り”Hub”なので、掲載先と広告主を繋ぐためにトランスフォームをしています。トランスフォームする時のエクスポート部分を主に高井さんが担当していて、私がインポート部分を主に担当しています。その他に、インフラも担当しています。

中井:PdMとしてプロダクトの成長に注力しています。現在チーム全体の定例ミーティングは週1で行っていて、ビジネス全体の状況をチームで共有します。お客様への営業状況から、直近の開発状況の優先づけや、次の機能開発についてディスカッションをして決めています。会社としてフルリモートで勤務しているため、仕様などは適宜ドキュメントに残して、非同期で進められる仕組みも構築しています。ただ、テキストメッセージだけでなく話した方が良い時はSlackのハドルを使ったり、バーチャルオフィスのovice上で話したりします。

※Caratではフルリモート勤務におけるコミュニケーション促進の一環として、バーチャルオフィス「ovice」を導入しています。

— Caratや求人Hubチームの特徴を教えていただけますか?

川口:オペレーション作業はかなり自動化されています。CI/CDは全て自動化されていて、ステージングはPushすればデプロイされ、本番もgithubでmergeされればデプロイされます。

高井:川口さんと働くことでインフラ面でとても勉強になります。斎藤さんにも設計面で教えていただいたり、個人的にも成長できる機会が多いと感じています。チームに技術力の高いメンバーが多いので、切磋琢磨していける環境だと感じています。これから更に成長していきたい 20代中盤から30代の成長機会を求めるエンジニアにとっても、すごく良い環境だと思います。今後も技術好きな方が集まっていくイメージを持てています。

斎藤:経験豊富なメンバーで構成されているため、業務に対して不安に思うことがなかったり、手戻りがほとんどありません。結果、少ない人数で高い成果を出すことができているのではないかと感じます。また、プロダクトとしても軌道に乗ってきたので探索的な行動もやりやすくなりました。前期は連携先を増やしてプロダクトとして成長することができたので、現在はプロダクトの成長を見据えて探索的な行動もしやすいフェーズに入ってきたと感じています。

斎藤 / CTO

中井:あとは川口さんが先ほど話した、大量のデータを扱うのでその中で処理速度をチューニングをしていく点や、ビジネス構造上インポートとエクスポートがあり、それぞれ広告主や掲載先が増えていく中で、少しずつ仕様が違うけど大きくみると似た処理を行う点が上げられます。ここではいかに抽象化して、共通化していくかといった問いを解いていく面白い経験ができるのではないかなと思います。職種とかエリアとか、テキストから抽出することもありサイエンスの要素は求人Hubの醍醐味であり特徴だと感じています。

今後のチーム・プロダクトの展望

— 求人Hubのプロダクトやチームはどのように成長していくか、今後の目標や計画について教えていただけますか?

中井:2023年はプロダクト名を「求人Hub」に変更して、プロダクトとしても大きく成長した1年でした。プロダクトはグロース基調なので、2024年もARRで2-3倍の成長をしていきたいと考えています。そのためには、チームとしてエンジニアメンバーを更に増やしていきたいです。それ以降の組織体はこれからですが、営業やマーケもポジションとして出てくるかもしれないし、PdMも私より適した人が、グロースしていけるように移譲していけると良いと考えています。

斎藤:求人Hubのエンジニア組織の責任者も今後必要になってくると考えています。現在は業務委託のメンバーのみですが、今後チームとしても正社員として牽引してくれるメンバーを増やしていき、チームとして強くしていきたいです。プロダクトやエンジニア組織の成長にコミットできる方に今後チームに加わって入って欲しいと考えています。

あとはまだチームとしての歴史がまだ長くないので、チームとしてのカルチャーを一緒に作ってくれるような方が今後チームに加わってくれると良いなと思っています。スキルのある無しよりは、求人Hubを大きくしていきたい、そういったマインドを持っている人がチームに加わわることで、今後のプロダクトの成長に繋がっていくと信じています。

川口:それぞれのスペシャリストが集まるチームになるんじゃないかなと思っています。この領域は僕が得意です、といったスペシャリストが集まり相互補完できるチームになっていくイメージです。

未来のチームメンバーに向けて

— 今後の展望についても教えていただけましたが、今後チームに加わって欲しい方についても教えていただけますか?

中井:個人的にはプロダクトや技術が好きな方と働きたいです。頑張る努力をするより、プロダクトや技術が好きでたまらないという人にぜひチームに入って欲しいです。知的好奇心があり、楽しめる人にはとても良いチームだと思います。

川口:Caratはまだまだスタートアップなので、自走できて自分で積極的に、前向きに取り組める人だったら合うんじゃないかと思います。ベンチャースピリッツがあり、大きくしていこうぜというマインドの方が合っていると感じます。

高井:技術好きな人には、難しい解くべき課題が転がっているので楽しめるのではないかなと思います。事業の成長に貢献したり、自分自身も成長できる環境だと感じています。

斎藤:先ほど話したように経験豊富なメンバーが集まるチームで学べる環境だと思うので、貪欲に学ぶのが好きな方だと向いているのかなと思います。求人Hubに限らずですが、そのような方が今後Caratに興味を持ち、一緒に働けることを楽しみにしています。


最後に

今回は求人Hubに関わる方々にインタビューを実施しました。記事を読んで少しでも興味関心をお持ちいただいた方に向けても、Carat では 未来の仲間を積極採用中です。
求人Hubチームでもバックエンドエンジニアを募集していますので、気軽にエントリーして頂き、まずはカジュアル面談からお話ししましょう!

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