見出し画像

第二章 2023年4月6日 ⑯離婚事由  汚らわしき手土産

苦しい時ってどんな時なんだろう。
今が一番?
それともまだ先があるのだろうか?

主人の不倫があかるみに出て
認識してからの日々は本当に地獄で
苦しくて苦しくて本当に仕方なかった。

モラハラとDVを受けていたのは
紛れもなく事実で離れたい、
別れたいと思っていた…
でも、どこか離れられない、
離れがたく感じている自分もいた。
それはとても悔しいし、惨めな気分に
自分をさせる、そして報われない。
それも全部自分がコントロールされて
いたのを知る。

優しいと思っていた主人→実はモラハラで
言葉の暴力やDVをする人。

真面目に働く人だと思った主人→転職を
繰り返し、後ろ向きな発言をして全てを
他人のせいにする人。

家事・育児に協力すると話していた主人→
家事、育児は基本的に女がするものと
発言し、自分が関わっても良いと思う
もの以外は全く力を貸さない姿勢である人。

誠実だと思われていた主人→家族を偽り、
一年以上前から不倫していた人。

結婚した当初 人生を共にして
生きて行こうと 同じ方向を向いていた
はずなのに どこで何を 間違えたのだろうか。

初めて行った心療内科での私への
診断は「適応障害」であった。
 
適応障害という言葉に私はなじみが無かった。
一般的に眠れないと「不眠症」という言葉が浮かぶ。
 眠れなくなった時から何か改善は出来ない
だろうかと眠れる為の工夫についてネット
で調べてみた事がある。
 
・眠る環境を良くする。不眠が出始めた頃は
まだ寒かったので暖かく眠れるようにと保温
機能のあるカバーや布団乾燥機などを使用した。
 
・規則正しい睡眠と起床
眠れないと分かっていても毎日同じ時間に
布団に入る、朝起きる時間も一定にする。
むしろ、私は眠れない夜を過ごしても朝は起きれた。
昼寝は避けた方がいいと必ず書いてあったが
眠れる時に細切れでもいいから眠っておかないと
動けなかったのでそれだけは守れなかった。
とは言え、私の昼寝なんてたかがしれていた。
仕事をしている時は休憩に入った一時間の
間に意識を失うほどの眠気に襲われ、
10分程度の仮眠だったり、
意識を失うように睡魔が来て気付いたら
少し眠っていて、また目が覚めるという
せいぜい30分程度のうたた寝であった。
経験してみると分かるのだが眠れない
夜は長く、身体は疲れている感覚がある
のに頭は冴えていて考える事は全て
悪い方向へ広がっていくのだった。

 ・ 適度な運動
寝る直前や激しい運動では無く、
日常に身体を動かす運動習慣、
簡単に行うウォーキングなど。

・食事や飲み物
寝る直前の食事は消化が妨げられるためしない。
カフェインやアルコールを摂取するのも
避けるべきです。

・寝る前にリラックスする習慣を取り入れる。
入浴剤はラベンダーの香りの物を使った。
交感神経と副交感神経のバランスを整え、
リラックスさせる効果があるそう。
他には寝る前にYouTubeなどでリラックスして
安眠出来る音楽などを聴いたまま過ごすように
した。

上記にあげた方法は普段から疲れを溜め込まない
ようにするなどでも疲労を軽減させる効果がある。
ストレスを軽くする為にはヨガやストレッチ、
瞑想や深呼吸、なども良いと聞き、
YouTube動画を見ながら取り組んでみた。
こういう類のもの全般をリラックステクニックと
呼ぶそうだ、心と体を落ち着かせる方法。

色んな安眠の為の工夫をしたとしても
私の場合は自分の中で
抱えきれていない悩みがあり、
そこから身動きが取れないでいた。
その悩みと向き合う事も乗り越える事も
難しく考えられてどんどん重さが増していく。

誰もが陥る可能性のある
適応障害とは…
通常、人々はストレスを受けたり新しい
状況に適応する際に一時的な不調を経験します。
適応障害ではその不調が継続し、日常生活に
影響を与えるレベルにまで進行する。
適応障害は、さまざまな要因によって
引き起こされる可能性がある。
原因
引っ越し、結婚、離婚、出産、子育て、
家族の死、就職、転職、失業、昇進、
降格、パワハラ、セクハラなど。
自分の役割やアイデンティティを
変えたり、新しい環境に慣れる
必要がある際、一般的にストレスを
感じ発症のきっかけになるとされている。
職場の人間関係に問題が生じたり、
自分の能力を否定されたりする体験が
引き金となることも多い。
生活上の問題では貧困、健康問題、
家庭内の不和、人間関係の問題など、
日常生活でのストレスが継続的に
心と身体に影響する。
その他には暴力、虐待、事故、
自然災害などのトラウマになる
ような出来事が適応障害を
引き起こすこともある。

適応障害の症状は個人によって異なる。

一般的な症状としては
抑うつ気分
日常生活に対する興味や喜びが失われ、
悲しみや無気力状態が続くことがある。
不安症状
 パニック、強い恐怖、焦りなどを
感じることがある。ストレスを思い出す
ことで涙が出たり、動悸や息切れが起こったする。

身体症状:
頭痛、胃痛、眠れない、涙が止まらない
などの症状が現れます。ストレスから
離れることで解消されますが、放置
すると慢性化する可能性がある。

要は多岐に渡る身体的な不調が起こる。

私は心療内科の医師に対し、
主人がいると怖い事、
主人の出す音にすら怯えてしまう事、
今までの過去の色々を話した。
長い時間の中で少しずつ違和感を感じ
離婚を考えるように気持ちが変化して
いった事、その中でもやり直せる道が
無いかと苦悩する日々を送っていた事、
そして現在進行形で不安な要素の
一つに主人が不倫をしている可能性が
ある事などを説明した。

医師は私にこう告げた。
「離婚するにせよ、ご主人は
カウンセリングを受ける必要が
あると思います。
けど、それは離婚を決意している
あなたにとって必要のない事ですよね。
とにかくご主人と距離を取るように
してみて下さいと言われた。」
主人との接触は私の症状を重くすると
言われた、それは私も感じていた。

処方された薬を調剤薬局で受け取ると
主人からラインが来ていた。
この時間帯に連絡が来るのは珍しかった。
この数日、帰りが遅くなる事が連日と
なって帰宅後の不機嫌さは増す一方だった。
そして「会社で貰った」と話し、
家族に対してお菓子や食品類を
手土産に帰宅する事が日々増えていった。

ここから先は

2,687字

¥ 230

♥読み進めていただいた事に心より感謝しております♥ 🙇‍♂️ありがとうございます🙇‍♂️ 不倫撲滅運動&作品作りの為の「サポート」と「コメント」も お待ちしております🤗 私のモチベーションになります♥