【詩】芽
何年も
何年も
ずーーっと置き去りにしてきた気持ち
タイムカプセルを掘り起こしたかのよう
正解を選べるように
間違った選択をしなくてすむように
ずっと恐くて、誰かに何かに従っていた
種から芽が出ないまま
春が訪れ、気温が暖かくなってくると
選択した道が正解になるのだと気付いた
誰にも何にも従わなくていいのだと気付いた
私の選択について誰の許可も取る必要はない
掘り起こしたタイムカプセルからあの時の気持ちが溢れ出し
数年分のお水と肥料になって
土を潤し、種を癒した
「おはよう。」
種から出たちっちゃな芽が
今の私の正解です。
↓詩はこのマガジンにまとめています。
あなたの気持ちが、巡り巡ってやがてあなたの元へと還りますように。