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モラトリアム・ニンゲン

モラトリアム人間
年齢では大人の仲間入りをするべき時に達していながら、精神的にはまだ自己形成の途上にあり、大人社会に同化できずにいる人間。
(朝日新聞,オンライン辞典「コトバンク」より)

 自分が院進しようとするのは、院進率が高いっていう環境に甘えて、社会に出るという事と向き合うのを放棄した、ただのモラトリアムかも。

こう思うようになったのは、人とご飯に行った際「社会人だから」と奢ってもらえる機会が増えたからかも知れない。

周りの人に流されて、大学院に進学した後に就職するのだろうとぼんやり思っていたけれど、

小中の友人が当たり前のように仕事の話をし、高校の友人が就活の合否に喜憂している現状に、妙な孤立を感じずにはいられないのです。

ただ、自分が院進する旨を伝えると、大概の人が(真偽はともかく)凄いと褒めてくれて、自身それに満更でもない。これが厄介。

働くにあたって、サークルで学んだものづくりを活かすか、研究でやってる知識を使いたいか、新たな分野に挑戦するか。

そんな浅い思考を繰り返すだけで、結局自分は何がしたいのか。答えは出ないままただ過ぎていく日常。

果たして自分はどんな大人になるのだろう。

…モラトリアムという言葉に共感した気持ち半分、モラトリアムって言ってみたかった気持ち半分。

根が楽観主義なので、悩んでいるようで、心のどこかでなんとかなると思っているんです。

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