AI OCR「CaptureBrain」で業務効率化~第5回 手書き注文書をCaptureBrainで読み込んでみた(後編)~
今回は前回からの続き、「手書き注文書をCaptureBrainで読み込んでみた」の後編になります!
前編は色々な文字サイズや筆跡で書いた注文書の読み込みを紹介しました。
過去の記事を読んだことがないという方はAI OCR「CaptureBrain」で業務効率化の連載をすべてマガジンにまとめております。
こちらもチェックしてみてくださいね!!
では早速、本題に入りましょう!
今回は、以下帳票の読取結果をご紹介いたします。
斜行して読み込まれてしまった注文書
FAXで受領した注文書は、このように斜めになってしまったものが届くケースがあります。また、帳票を読み込む機器の状態によっては波打つような歪みが発生してしまうこともあります。
これではいくら優れたAI OCRエンジンでも正確なデータ化が期待できません。
このような斜行した帳票・歪みが生じている帳票を、できる限り正確に読み取る工夫として、CaptureBrainは帳票画像を自動的に補正する機能を備えています。
CaptureBrainの画像補正は、キヤノンITソリューションズ独自の技術で実現している機能のひとつです。実際にどのように補正を行っているか、正確に文字をデータ化できているかをご紹介します。
読み取り結果はこちら!
上の画像はCaptureBrainのOCR結果 確認・修正画面です。
画面左側に読み取り対象のFAX注文書の画像が表示されています。斜行していたFAX注文書が、「画像補正機能」によって補正されている様子がわかるかと思います。
斜行したままの状態では、予め指定した読取箇所と帳票データの位置がずれてしまうので、どんなに高いOCR精度を持っていても読取を正しく行うことが難しいのですが、補正することでAI OCRの機能を十分に発揮することが可能です!
いくつかの商品明細行読み取り結果をご覧いただきましょう。
以上、ご覧いただいたとおり、CaptureBrainの画像補正機能を使用すれば、状態が悪い帳票でも、OCRに適した画像に修正して処理が可能です。
今回は斜向補正を中心にご紹介しましたが、CaptureBrainの画像補正機能は他にも以下のような処理を状況に応じて行っております。
■コントラスト補正
バックカーボン複写帳票などで見られる薄い手書き文字を補正し、読み取りやすくします。
■ノイズ除去
画像圧縮などの過程で発生する文字輪郭部分に起こる画像の乱れを除去します。
■歪み補正
スキャンされた帳票画像の歪みを、AIを活用することで読み取りやすい帳票画像となるよう補正します。
間違えた個所の確認・修正は?
画像補正を駆使しても100%完璧な結果を得ることは、AI OCRでも難しいことがあります。そのためにCaptureBrainは誰でも簡単にOCR結果の確認・修正を行うことのできる機能を備えています。
おわりに
前編・後編の2回にわたって、実際の帳票を読み取った結果を紹介しました。いかがでしたでしょうか?
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