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Jリーグ初観戦の思い出

どんなジャンルのファン、サポーター、ヲタクにも『初観戦』の思い出があると思うが、今回は僕がサッカーJリーグを初めて見に行ったときの思い出を書いていこうと思う。
(※注 94年に広島であったアジア大会の決勝ウズベキスタンvs中国戦が僕のサッカー初観戦らしいが、2歳の頃で流石に覚えていないのでノーカン。)


時は2002年9月
日本でワールドカップがあった年で、まだその興奮冷めやらぬ時期だった。

日韓ワールドカップでサッカーに興味を持った人も多いのでは??

当時10歳の僕は根っからの野球好きで所謂カープっ子だったが、初めて見たワールドカップでサッカーに興味を持ち、いつか見に行ってみたいと思っていた。

そんな中、僕は小学校で一枚の紙をもらってきた。それは広島市の小学生を対象とした「500円でサンフレッチェ広島のチケットが買えますよ券」だった。無料チケットではなくワンコインは掛かりますよ、というもの。

2002年のサンフレッチェは残留争いに苦しんでおり、一人でも多くのサポータの声援が必要だった。その販促活動の一貫だったものと思われる。

幼い僕は「500円で見れるなんて、とてもお得じゃないか」と思い、お父さんにスタジアムに連れて行ってとお願いした。快くオッケーしてもい、父と三兄弟で見に行くことになった。

そして見に行ったのが、2002年9月22日にあったサンフレッチェ広島vsジェフユナイテッド市原の試合である。(ジェフ市原懐かしい‥‥)

当時サンフレッチェがサブでホームスタジアムとしていた広島スタジアムでの一戦。
確かメインスタンドの最後列のあたりで見たと思うが、初観戦の僕は試合の行方に夢中だったのでそんなことはあまり関係なかった。(そもそもキャパが小さいので最後列でもよく見えた。)

西区観音の広島スタジアム

僕はカープの試合は頻繁に見に行っていたので、スポーツ観戦自体は慣れていた。しかし野球と違ってサッカーは常に展開が動いており、一瞬も気が抜けない。初サッカー観戦の僕は90分間、眼の前で繰り広げられるプレーを固唾をのんで見守った。

試合はサンフレッチェが前半得たPKを久保竜彦が決めて見事勝利した。PKを祈るように見ていたのを覚えている。

以下にスタッツを貼っておく。

試合のスタッツ

スタッツを見るとほんとに豪華で懐かしいメンバーが揃っている。

広島で言えば、守護神の下田、日本代表にもなった駒野、帰化前の闘莉王、鉄人服部、地元出身の森崎兄弟、ドラゴン久保、チカラこと藤本主税。タレント揃いである。

市原
で言えば、ミリノビッチ(スロベニア代表)、阿部(言わずもがな、あの阿部)、佐藤(寿人の兄の方)、長谷部(福岡監督)、チェ・ヨンス(韓国代表)、その他元日本代表多数である。

ちなみにサンフレッチェは、この市原戦の次から8試合勝ちなし、最終戦で札幌に撃ち合いの末破れてJ2降格が決まった。降格決定の瞬間を車の中のラジオ中継で聞いていたのをよく覚えている。


そんな感じで2002年が終わり、僕はサンフレッチェを応援することを決めた。翌年の2003年、J2での戦いとなったサンフレッチェを本格的に応援し始め、テレビにかぶりついてみていた。
開幕戦での森崎浩司のFK、序盤の10連勝、後半の失速、4回やって一回も勝てなかった川崎戦、そして苦しみながらのJ1昇格。どれも懐かしい。


そして、あれから20年
サンフレッチェは二度目のJ2降格、3度のJ1制覇、そしてルヴァンカップ初優勝を経験し、クラブの歴史を積み上げてきた。

僕はそんなサンフレッチェをこれからも応援していきたいと思う。

エディオンスタジアムラストイヤー


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