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かすり傷も痛かった〜思わず泣けてしまう傷跡がそこにある〜

どうも主に姫路にいるhideです。
毎日好き勝手な事書いて、友達の仕事を手伝って、あんまり働かずにチンタラ頑張って生きてます。漫画とゲームと音楽好きです♬
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(やる気のないレンタル業はじめました)

それでは本編へGO



再構築の仕方、見せ方が天才!!

かすり傷も痛かったは、5年前に発売された「死ぬこと以外かすり傷」の反省アンサー本という立ち位置の追記本で、前作も丸々収録されている。

赤字での表紙や見出しの手直しに度肝を抜かれた。いや脱力して腰が抜けた(笑)

笑っちゃうw

幻冬舎の敏腕編集者、箕輪厚介さんの5年ぶり、2冊同時の著書。先に怪獣人間を読んで、かすり傷は明日にしよう、、と思ってパラパラとめくったら、そのインパクトで2冊続けて読んでしまった。

人も時代も5年あれば相当変わる

「死ぬこと以外かすり傷」
を完全収録して追記を施したリメイク本
「かすり傷も痛かった」
は、"死ぬかす"の暑苦しい"はじめに"
から始まる。

その暑苦しさを、"かす痛"は一瞬で取り除く。
「あの頃の勢いはもうない」

奇しくも文春砲を喰らい、できてしまった余暇で気づいたこと。

僕はどんな破天荒な物語よりもここから紡がれるであろう箕輪厚介の言葉が気になっていた。

落ちる。

とは言い換えれば落ち着くということだ。あの怪獣編集者箕輪厚介はどう落ちたのか?


僕も自分の発信で二律背反的な両面を書く時がある。
良くいうのが
空気を読むな!
空気を読め!
というもの。このテイストを著書にも感じて興奮している。

イヤらしいもので人間ってやつはサクセスストーリーよりも転落物語に惹かれる。サクセスストーリーを喜んでるのは
ただのファンだ。

そのサクセスストーリーにしたって、生まれも育ちも恵まれた人間が予定通り大成功しました!なんて話はクソすぎてどうにもならない。

さぁお前の虚無を見せてくれ!

"かす痛"は下手すると泣ける

「ファミリーは大事だよ」

見城さんの箕輪さんへの言葉

家族を持つ人なら多くの人が当たり前に言うだろう。

僕のような独り身の人間、しかも今となっては天涯孤独の身が板についてくると、かつては家庭に身を置き家庭に育ててもらった事も時に忘れてしまいそうになる。

家族がいても、今は家族より仕事なんだ!と、なりふりかまっていられない人もいるだろう。

でもきっと家族は大事なんだろうな。
自分にとって安全安心な場所。
それが正しい家庭だ。
家庭をかえりみなければそこはおそらく安全安心な場所ではなくなる。
そうなるといざという時に頼る事もできない。

安全があるからできる冒険があり
安心があるから保てるバランスがある


回復方法のないドラクエなんて誰も遊ばないだろう。

かすり傷も重なると死ぬ
カルマ

本の中のカルマという言葉に惹かれた。

「多くの人の目に触れる人間は存在するだけで誰かを傷つけ不快にしてる」

僕も過激な発信、極端な発信、特殊な生き方というカルマを背負っている。
仮にこの流れで大成功などしてしまえばカルマは弾けてしまい多くのものを失うかもしれない。

大成功しない事は良い事だとぐらいに思ってる。

人検索と機能検索

「ブランドは地に堕ちてからが本番」
という項目がある。

キングコング西野亮廣さんが流行らせた人検索という言葉は、人気検索に近く、人気っては奇しくも好感度だったりする。

今、たまたま気に入られてるうちは都合良く人検索だー!なんて言ってるが何かしら気に入らないことが起きると離れてしまうのも人検索。

流行らせた本人は好感度など気にしない本当の意味での人検索の領域にいるが安易に真似をしてる人はそこまでなかなか辿り着かない。辿り着けたとしてもいつ失うかわからない。

ブランドイメージも同じだ。
つい最近ジャニーズというブランドが地に堕ちた。

さて、そこからは再び機能の勝負。
腕のある人が残っていく。

表面的な人検索もブランド同様泡沫の象徴なのではないか?と僕は思ったりした。


さよならおっさん ようこそおっさん

かつて、進化の遅いおっさんを煽り散らかしたこのキャッチコピーは爽快だった。

でもダメだ。

もうついていけねぇ。

NFTなんていくら勉強しても何の価値も感じないし、メタバースとテレビゲームの違いもわかんねぇ。なんなら未だにスーパーファミコンが最高だ。

eスポーツだのゲーム実況だの何だってんだ、金になんなきゃゲームもできねぇのかよ。

ゲームの世界でまで人とのコミュニケーションが問われやがる。うざってぇ。

ベルセルク無双


〇〇無双は最高だ。
ボタン押してたら敵を薙ぎ倒せる。

気づけば僕もオッサンでいることが何よりも心地よくなっていた。

せいぜいついていけるのはヒカルとラファエルにレペゼンFOXまでだ。
コムドットもちょんまげ小僧も意味わかんねぇぐらいつまんねぇ。

ようこそ おっさん

仕事なんて楽しいわけねぇよなw
ありがとう。
全ての楽しくない仕事をしてくださってる皆様。本当にありがとう。


沁みる帯、、仕事と人生

仕事論と人生論は別だ。
やはりハマるべくしてハマる本に出会っていく。
9月9日に僕も、改めて仕事と人生は切り離して考えた方が良いとポストしてる。

仕事は厳しい。
人生は優しい。

「仕事と違って人生には答えがない」

仕事の答えは決まってる。
金を稼ぐ事。
ライバルに勝つ事。
結果的に人によってはなんとか綺麗事もついてくる。
(稀に例外もあるにはあるが例外なんてイチイチ語ってられない)

モデル時代の藤田ニコルさんは、もちろん自分も努力するが同期や同僚が目立たないようにと、限度ギリギリの嫌がらせをしていたと最近話していた。

仕事は結果が全て。
みんなで勝つ!なんて業界によってはハナからありえない。

僕はもう飽きた。
ある程度仕事というものを辞めてしまった。
手伝ってる仕事はある。

ツギハラ!

「次何するんですかハラスメント」
というフレーズに笑ってしまった。

「いつから人間は何かすることが正しいことになってきたのだろう」

僕も良く言われる。
「今何やってんですか?」
「店辞めたら何するんですか?」

別に何の予定もない。
朧げながらぼんやりとできたら良いなぁと思うことはあるけど腕を振り回して頑張ってることはない。

生きていけなくなれば生活保護だ。
それでダメなら死ぬだけだ。
もう目一杯人生は楽しんだ。
後はボーナスゲームなのだ。

夢は叶わなくても愛おしい

「やらないで後悔するより、やって後悔するほうがいい」というコスられ名言TOP10に入る言葉に対する疑問も面白すぎた。

よく「やらない言い訳」という言葉があるが、これはむしろ「やる言い訳」だ。

「やらなかった後悔、やれなかった切なさも愛おしい」という著書のフレーズはあまりにも美しい。

僕は数字から自由になった人だけが見られる世界にいる野良人間に近いんだな。
この本を読んでそう思った。
(もちろん真人間をやってる時もある)

資本競争も自由競争も
もう心底飽きてしまった。
たいして勝ってもいないけどw

僕のような人が増えてはいけない。
居てもいいが増えるのはよろしくない。

手伝ってる友達の人材業なんかは
「労働の価値を取り戻す」
を個人的なテーマとして掲げている。


死ぬかす→かす痛 のネタバレ

最後にここから先は、"死ぬカス"から"カス痛"がどう変わったかのネタバレリストを載せておく。
怒られたら消す(笑)

本で先に知りたいという人は読まないでほしい。

こっちの世界に来て革命を起こそう
↓
こっちの世界では革命は起こらない
予定調和を破壊せよ
↓
予定調和を破壊するな
トラブルに身を投げろ!
↓
トラブルは全て身から出た錆
バカなことにフルスイングせよ
↓
バカなことはバントくらいにせよ
安全安心を破壊せよ
↓
安全安心があるから戦える
言ってはいけないことを言ってしまえ
↓
言ってはいけないことは言ってはいけない
3歳児レースに勝ち残れ
↓
頭は3歳児でも身体はボロボロ
退屈な世界に火を放て
↓
退屈な世界で廃人になる
自分の手で金を稼げ
↓
自分の手だけで金を稼ぐな
自分に何万円の値札を貼るか
↓
自分の値札を利確せよ
意識くらい高く持て
↓
意識が高いと嫌われる
誰も行かない未開を行け
↓
誰も知らない酒ウツの正体
カネと感情のダークサイドスキル
↓
幸福相対性理論
社員を奴隷にする会社は捨てろ
↓
奴隷の幸福
ブランドを稼げ 未来を稼げ
↓
ブランドは地に堕ちてからが本番
帰る場所がある人間に人は熱狂しない
↓
帰る場所がある人間は競争しない
名前を売れ
↓
名前を売ると叩かれる
ヒーローインタビューを想像せよ!
↓
前のめりポリスに注意せよ!
恥をかけ、血を流せ
↓
恥をかいて、血を流してるつもり
風呂敷を広げろ
↓
風呂敷は畳まれない
教祖になれ
↓
教祖になれなかった
手を動かせ
↓
手を止めて考えろ
今やれよ!
↓
今やるな!
スピードスピードスピード!
↓
スピードから暇の時代へ
量量量!
↓
もう量はいらない
熱狂に出会うための自然消滅のススメ
↓
熱狂は「生産」から「表現」へ
何か一つでトップになれ
↓
何か一つでトップになれない時代
変わり続けることをやめない
↓
変わり続ける時代の車輪になりたくない
癒着せよ
↓
当たり前の生活をせよ
丸裸になれ
↓
丸裸でダサいまま生きる
憑依レベルでブンセキせよ
↓
憑依レベルで子育てせよ
目的だけをにらみつけろ
↓
目的もなく意味すらない
熱狂せよ
↓
熱狂は気まぐれだ
ただ熱狂せよ
↓
雨時々、熱狂
数字から逃げるな
↓
数字から自由になる
自分の身体で実践する
↓
自分の身体は汚れている
識者や業界人の評価などいらない
↓
ブランドやアートの評価に頼ったら老害
この世に受け入れられない才能を愛する
↓
誰にでも受け入れられるべき魅力がある
努力は夢中に勝てない
↓
意識高い系ブーム後の「脱競争論」
バカになって飛べ!
↓
かすり傷こまま生きていく

"カス痛"は想像通り最高だった。
いい感じに虚無になれる。
熱くなりたい人は前作部分の"死ぬカス"だけ読めば良い。

意識が高くても低くても楽しめる!
やる気がみなぎってても疲弊してても優しい!
これはなんて画期的な本なんだ!!

僕もかすり傷以上はとてもじゃないけど負いたくない。


革命なんて起こせないけれど、引き続きそこそこ頑張ったり頑張らなかったりで、かすり傷のまま生きていこうと思う。逆に言えば無傷はダメだ。

こちらも是非↓


オンラインシェルター入会者募集

https://camp-fire.jp/projects/view/91309


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(こちら僕の信念と理念です)

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