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【本紹介】リクルートの人を最大限に生かす組織づくり
こんばんわ。
カナリアコミュニケーションズです。
本日は、長崎哲也事務所代表として、人材採用、人材育成、人事制度、組織開発コンサルティング等をされている、長崎哲也さんの著書、『大学を出て仕事もせずにダメだった僕を生かしたリクルートの組織風土』をご紹介します!
1.感想
私はまずこの本のタイトルを見た時点で、「面白そう」と思いました。
実際に手に取って読んでみて、理想の組織づくりのノウハウが詰まった一冊だなと、期待通りの本だったなと。
ぜひ、マネージャーの方々だけでなく、仕事で後輩を持つ人全員に一度は読んでいただきたいです!
自信を持ってオススメします!
本書では、筆者のリアルな体験に基づいて、人を最大限に活かすための、部下との接し方が事細かに語られていました。
リクルートという会社では、以下の4つをキーワードに、組織作りを実践しているそうです。
「当事者意識を芽生えさせ」
「効力感を感じさせ」
「仕事の意義を感じさせる」
「個を生かし、その可能性に相互に期待し合う」
私も一社会人として、「自分が仕事をしている、自分自身で成果を出した。」と感じられることが、大きく仕事のモチベーションに関わるということは実感しています。
部下に、チームメンバーがそう感じられるためには、どのような声がけをすれば良いか、どのように仕事を与えれば良いかが様々な視点から解説されていて、とても参考になる一冊でした。
私もさっそく、部下に対する声がけ、「あなたはどうしたいの?」を実践してみようと思います!!
2.おすすめポイント
本書のおすすめポイントは第3章です!筆者のマネージャーとしての失敗体験が具体的に書かれています。
メンバーの当事者意識を奪う上司
業績評価項目をテコに、変革推進を進めようとした罪
評価基準をねじまげた罪
見て見ぬ振りをした罪
などなど
私はまだマネージャーという立場ではないのですが、その立場になった時についやってしまいそうなミスがいくつもありました。
どちらかというと部下の立場である私からしても、こんな扱いをされたらやる気削がれるなぁ。と、とても納得のいく体験談ばかりでした。
それと同時に、マネージャーの立場からすると、良かれと思ってやっていることが、部下にはこんな捉え方をされてしまうんだなぁと、初めて上司の立場から物事を考えたかもしれません。
立場によって物事を考える視点が違えば、捉え方も違うんだなぁと。
コミュニケーションの難しさ、人間の感情の難しさを実感しました。
私がマネージャーという立場になった際に、もう一度本書を読み返さなければならないと、必ず読み返そうと決めました。
忘れないように、このnoteに決意表明しておきますね。笑
3.概要
目次
第1章 人材を「生かし」続けなければ、経営が成り立たない
第2章 個人の可能性を開花させる場所
第3章 リクルートっぽい組織作りを失敗した元マネージャーの告白
第4章 リクルートの組織風土作りで取り組んでいたこと
第5章 全員がエネルギーを発揮できる組織風土を作りましょう
本書では、会社という組織に属する人に、最大限の力を発揮してもらうためのノウハウが一冊を通して様々な視点から解説されています。
どれも筆者の実体験に基づいて語られているので、とても具体的で各シーンがとてもイメージできました。
第1章、第2章では、人を生かすために必要なことは何かが解説されています。
ここまではよくあるビジネス本のような内容なのですが、ここからがこの本の素晴らしいところです。
第3章では、筆者が部下を率いる立場になった時に、失敗した様々な体験談が語られています。誰もが陥りそうな勘違いや、間違った部下への声がけが実体験に基づいて描かれています。
第4章ではリクルートという会社が実際に人を生かすために実践していることが語られています。この章はある意味第3章とは真逆のことが書かれていて、この章を参考に組織作りを実践すれば、人を最大限に生かすことに役立つと思います。
最後の第5章はまとめです。筆者が様々な経験を通じて感じた、人を生かす組織作りに必要なことが整理された形で、簡潔に書かれています。
何度も言いますが、この本は筆者の実体験に基づいて、具体的に描かれていたのでとてもすらすら読めましたし、納得感がとてつもなく大きかったです!
部下を持つすべての人に読んで欲しい一冊です!
日本中の方がこの本を一度読めば、日本のGDPが倍増することは間違いなしです!!!!
それでは。
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