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【本紹介】あなたの仕事はAIで代用できますか?

おはようございます。
カナリアコミュニケーションズです。

本日は「もし、自分の会社の社長がAIだったら?」をご紹介します。


1.感想

まず、本書を読む前は社長自身がAIとロボットに置き換わり、その時に会社がどのようになっていくのか、そのメリットやデメリットが語られる本なのかなと予想していましたが、全然違いました。笑

読み終わった私が本書の概要を端的に言うならば、「ICT技術の進化に対応しきれていない、活かしきれていない日本に対する提言集」ですかね。

本書でも語られていますが、日本は東南アジアの国々からNATO(No Action Talk Only)と揶揄されています。口先だけの国民と言われているんです。

実際に、昨今の新型コロナウイルスの影響もあり、テレワークが浸透してきていますが、いまだに東京の通勤時間帯は満員電車ですし、対面での会議にこだわるアナログ派の人は一定数います。

テレワークを実践してみた方からはそのメリットの声も多く聞くことができますよね。私も会社への通勤時間節約という大きなメリットを感じました。

一方で、デメリットもあることは確かです。そのデメリットを嫌う人々がテレワークをやめ、渋々?会社に通勤しているのでしょう。

上記はテレワークというICT技術に関連した一つの事例についての話ですが、日本には新しい技術を、既存技術と同じ扱いで導入しようとする傾向があると思います。

新しい技術のメリットとデメリットを把握して、メリットを最大限に生かす、デメリットを埋めるための仕組みを考えていかなければならないなと思いました。

2.おすすめポイント

本書のおすすめポイントは、何をAIでできて、何を人間がしなければならないのかを考えられる点です。

自分が普段行っている仕事について、AIでもできそうなこと、自分しかできなそうなことを一旦分類することで、これから自分の仕事がどうなっていくのかをイメージできます。

もちろん、仕事により一層AIが浸透してくる前提です。(十中八九そうなっていくでしょう。)

AIが最も得意とするのは、知識と経験と論理的対応です。一方決断するのは人間す。

具体的事例を元にICT技術やAIが今後どのようになっていくのかイメージし、自分しかできないことはなんなのかを想像し、その強みを伸ばしていこう!と感がるきっかけになると思います!

3.概要

目次
第1章 社会への提言
第2章 企業経営への提言
第3章 日本人への提言

本書ではICT技術に関連した日本の日常について、社会、企業経営、日本人という3つの目線から近藤昇さんが感じたこと。各事例に対する27の提言が語られています。

第1章では、ECやスマートハウスなど、ICT技術が浸透してきている日常について、近藤さんが感じた技術を活かしきれていない事例を紹介しています。

第2章では、ICT技術で今後可能性が広がるであろう新興国ビジネスについて語られます。

最後に第3章では、ICT技術の進展によって今後どのような世界になっていくのか、どのようなことを考えていって欲しいのかが語られています。

日常にICT技術がありふれてきた一方で、そんなに生活は豊かになっていないのではないかと感じている方、本書ではその訳が言語化されています。

ぜひご一読ください!

それでは。


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