見出し画像

目標達成率312%!92名が株主に!「投資家と一緒に事業をつくり上げ『会社経営の民主化』を目指す」 Orange株式会社_募集企業インタビュー

旅先のストーリーや観光地情報とともにご当地グルメを自宅にお届けするサービス「おうちソクたび」。ご当地のグルメとその土地のストーリーがピックアップされて届くため、自宅でも、旅気分を味わえると好評のサービスです。そんな「おうちソクたび」を運営するOrange株式会社は、CAMPFIRE Angelsにおいて史上最高の目標達成率で資金調達に成功。92名もの投資家から投資いただきました。
今回は、代表取締役の甲斐考太郎さんにプロジェクトの裏側と、今後の展望についてインタビューを行いました。

Orange株式会社 代表取締役 甲斐考太郎
1985年生まれ。宮崎県出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、株式会社テレビ宮崎に入社。この人生を旅行・観光の発展に使おうと决め、2012年にOrange株式会社を創業。営業やマーケティングに強みを持つ。好きな色はインターナショナルオレンジ。

――今回、株式投資型クラウドファンディング(以下、ECF)にチャレンジしようと思った経緯を教えてください。

私たちは資金調達をしたいというニーズと並行して、事業課題を解決したいと考えていました。事業を拡大するにあたり、より効率的に新商品開発やマーケティングを進める方法を模索している時期でもあったんです。

資金調達の方法として、ECFの存在は1〜2年前から知っていましたが、実はあまりいいイメージは持っていませんでした。理由は、VCからの出資がメインストリームのなかで、ECFはどういう方に株主になっていただけるかわからないですし、株主管理の手間、上場やM&Aの際の統率が大変だという点を聞いていました。
しかし、自分で調査したり御社と話をしていくなかで、そういった疑問は払拭されていきました。
株主管理においては御社から丁寧に説明を受けましたし、時を同じくして採択された世界的なアクセラレータープログラム「500 Global」でのアメリカのメンターからも後押しがありました。
ECFは欧米では主流であり、M&AやIPOなどの不安は今はないと知りましたし、toC向けのサービスにおいては、ファンを獲得していけるメリットがあると感じました。
さらに、前述の弊社が抱えている事業課題に対しても、株主と一緒にサービスをつくりあげていくことで解決できるのではと思い、今回決断しました。

――数あるECFのプラットフォームのなかでも弊社を選んでいただいた理由はありますか?

明確に2つあります。CAMPFIREグループ内で購入型をやっていたことと、面談していただいたスタッフの方が親身になって取り組んでくれたことです。
CAMPFIREグループでは株式投資型に続き、購入型とも連携できるため、toC向けのサービスである弊社の事業は特に相性が良いと感じています。

手数料については最初は高いな……と思っていたんですけど(笑)。自社で個人からの資金を取りまとめるときの手間、金融庁への提出書類作成の手間を考えると決して高過ぎないと思います。そう言えるほど、色々とサポートをしていただきました。

――プロジェクトの公開にあたり苦労したことはありますか?

一番は、私たちの事業の何を強みとしてプロジェクトページに落とし込めばよいかに悩みました。ただ、その点はプランナーの方から、私たちの強みはここで、こう表現すればよいなど客観的にサポートいただけました。
あとは、個人投資家や金融庁が納得していただけるような事業計画の作成です。自分で事業計画は作成していたのですが、個人投資家などが投資検討にあたり見ているポイントは手探りでした。そこを、キャピタリストの方が数字の妥当性や違和感などを指摘してくれましたし、今後の事業計画をつくるうえでも参考になりました。
打ち合わせを進めていくなかで、プランナーの方や担当の方が、弊社や事業のことを本質的に理解してくださっていることが分かり、安心してたくさんのことを相談することができました。

スクリーンショット 2022-03-18 13.23.54

――社内での反応はどうでしたか?

社内では「まだ国内でも実績の少ない手法だからドキドキするけどやってみよう!」と結構前向きに取り組んでくれたと思います。これを機に、ほとんどの社員が株主になってくれたことからも、社内がひとつにまとまるいいきっかけとなりました。
また、社員の家族や親戚にも広めてもらい、その兄弟や配偶者、ご両親などにも仲間になっていただきました。社員からは「改めて自分の仕事について考える機会になりました。家族や知人にも自分が出資することを伝えたら、興味を持ってくれ、おうちソクたびのサービスへの賛同を得られてすごく嬉しかったです。これからも仕事を頑張ろうと思いました」といわれたこともあり、経営者としてもとても嬉しかったです。

――社外ではどうでしたか?

社外での反応は様々でした。個人的につながりを持つ方は、気持ちで出資してくれる方が多かったです。意外な人が出資してくれたり、大学卒業以降会っていなかった知人が応援してくれたり……。いずれにせよ、新しい関係性が私と知人の間に生まれたと感じています。ただの友人や取引先だけではなく、株主と経営者、株主同士などの関係性ができたので、これからが楽しみです。
逆に「失敗したらまずいのでは?」という厳しい意見もありました。ですので、必ず成功させるというのは、私自身一番気にしていたところです。
知人で「出資する」といってくれている人を合わせても目標金額に届かないんじゃないかな……と思っていて、だから頑張らないといけないなと感じていました。

――募集開始して、積極的に行ったこと、心がけたことはありますか?

露出を高めることです。自分がこういう活動をしていて、株主を募集していることをどれだけ広げられるかを意識し、SNS上で呼びかけました。結果として私のSNSから出資に至る人も多かったです。

――結果的に90名以上の投資家に出資いただき、プロジェクトは大成功となりましたね。株主たちとのコミュニケーションはどのようにとっていますか?
Slackでチャンネルをつくり、そこでコミュニケーションをとっています。まだ初めて1ヶ月なので大きな動きはないのですが、自己紹介スレッド、弊社からの取り組みなどの情報発信、採用募集などでご協力していただいています。
自己紹介スレッドでは30名程の方が書き込んでくれています。なかでも「元々おうちソクたびを使っていて、よかったので株主になりました」という方もいて、印象的でした。

――なぜ株主と距離を詰めていこうと思ったのでしょうか?

株主とは深く関わらずに、IRを年に一度送るだけという方法もあります。でも、私たちは事業をもっと応援してほしいという気持ちがあり、こちらから距離を詰めていくことにしました。今後は一緒に会社を運営し、事業課題を解決していきたいと思っています。そのほうが会社が成長するだろうという仮説を持っていて、実際に「応援団が90名増えた!」という感覚もあります。

そのうえで、メールやFacebook、LINEなど、色々な選択肢はありましたが、Slackはみなさんの生活にそこまで負担にならないツールとして適度な距離感が保てると思いました。別に反応しなくても良いし、反応したい人はどんどんしても良いなど、関わる度合いを自分で設定できるためです。

スクリーンショット 2022-03-18 13.26.02

――今後はどのように株主と関わっていきたいですか?

将来的には、株主から事業提案を募るといえば大げさですが……「今こういうことを考えています」という想定事業に対して、みなさまからフィードバックをいただきたいと考えています。この様な形で事業に参画いただけたらと思います。

また、ゆくゆくは"株主旅行”も考えています。例えばグルメをテーマにしている会社らしく「北海道出身の株主が案内する北海道グルメツアー」などにも取り組んでいきたいです。まずはその前段階で、株主のみなさまとリアルに集まれる機会をつくりたいなと思っています。

――また、直近に発表されたTOKIO to Orangeプロジェクトについても教えてください

株式会社TOKIOさんと一緒に「おうちソクたび」をつくるプロジェクトで、現在動いているところです。春頃になんらかの情報リリースを予定しております。
株式会社TOKIOのみなさんは、これまで日本全国津々浦々で活動されてきました。地域の色々な情報を深く知っています。その知見と弊社の意見を合致させながら商品をつくりあげており、とても楽しい時間になっています。

株式会社TOKIOのみなさんは、めちゃくちゃ熱い、妥協しない人たちなんです。様々な生産者の方々の想い、地域の人々の想いを肌で感じてきていらっしゃるので、地域や商品に対する想いもとても強い。ご自身の手で色々なものを作ってきた自負を感じています。そんな株式会社TOKIOさんと弊社らしい熱さを込めた、こだわりの商品をお届けできると思います。

――最後に、Orange株式会社が目指す会社の形は?

CAMPFIREさんが「資金調達の民主化」とおっしゃっているので、言葉を借りて表現するのですが、「会社経営の民主化」をやっていきたいです。もちろん、私が旗振り役になっていきますが、みんなとつくりあげる新しい会社の形があるのではないかと思っているんです。互いに助け合い、経済的にも結びついて、Win-Winの関係を築けるいい形を目指しています。
これからは株主のみなさんと共に事業をつくって売上を増やし、IPOを目指して関わる人みんなが幸せになれるような会社にしていきたいです。ゆくゆくは一般株主の方たちとも一緒に、会社がうまく運営できる仕組みをつくっていく。それが経営者としての使命だと思います。

Orange株式会社では、法人セールスメンバー、企画営業メンバーを募集しています。興味のある方はご連絡ください。
▼法人セールスメンバー募集概要
https://orangeinc.voyage/news/recruit_corporate_sales/
▼企画営業メンバー募集概要
https://orangeinc.voyage/news/recruit_planning-and-sales/

おうちソクたびでは、家にいながら旅気分が味わえる様々なプランを提供しています。
今のおすすめは「【流氷が届く!】オホーツク知床旅気分」。なんと、おうちに本物の流氷が届きます!実際に触ってその冷たさや、質感を感じてみてください。

株式会社CAMPFIRE Startupsについて
商号:株式会社CAMPFIRE Startups
第一種少額電子募集取扱業者 関東財務局長(金商)第3000号
加入協会:日本証券業協会
契約紛争解決機関:証券・金融商品あっせん相談センター
投資者保護基金:未加入
代表取締役:出縄 良人
所在地:東京都渋谷区渋谷2丁目22-3 渋谷東口ビル 5F
資本金:1億円
事業内容:第一種少額電子募集取扱業、適格機関投資家等特例業務、コンサルティング事業、教育研修事業
URL:https://campfire-startups.co.jp/
※当プレスリリースは、株式投資型クラウドファンディング「CAMPFIRE Angels」の募集案件に関連する情報を一般に公表するための文書であり、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。なお、実際の投資に際しては投資に係るリスクをよくご確認の上のご判断



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?