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自分のメンタルが整えば世界が平和になる?Power or Force(2)

(読み返してみて、構成がおかしい、分かりにくいと感じたので全面加筆修正しました。同じような記事を2回も上げたことになりますが、申し訳ありません)

前回はフワっと、メンタルを整える重要性についてお話ししましたが、今回はそれが具体的にどのように周囲に作用していくのか見て行きましょう。
実は、その作用を実際に数値で表して分かりやすくしようとする研究を行った博士がいます。こちらがそのマップです。

https://deguchikiichi.com/2019/02/03/level/

精神医学博士ディヴィット・R・ホーキンズ博士は、人間の感情を数値化し、意識レベルの段階を表にするという研究を発表しました。日本語でも「パワーかフォースか」という書名で2004年に出版されています。こちらは改訂版。

博士の行った科学に基づいた実験内容や意識レベルの表を深堀して理解したい方はこちらからどうぞ。

つまり、ネガティブな感情にもそれぞれネガティブ度が違っており、ポジティブな感情もポジティブ度が違っている。
言い換えれば、すべての人間は意識レベルを知ることでネガティブに満たされた人生をポジティブサイドに転換する可能性を秘めているのです

みんな生まれた時には全ての感情を持って産まれてきています。
そこから成長する過程で、自分が使いやすい感情レベルが習慣になって、なんだか癖でいつもこの感情使っているな、これが性格ってやつかな、と思い込んでいるだけなのです。

ですので、意識を上げ、もっとポジティブな感情を使ってみようと念頭に置いて生活するだけで、自分の習慣が変わり、自分が癖でよく使う感情も変わってくるのです。
この表を見て、自分がよく使っているのはこの感情かな?と知るところから始めてみましょう。意外と自分ではポジティブだと思い込んでいた感情も実はネガティブサイドだった、という面白い事実に気づくかもしれません。


実際に意識レベルを上げ、どうやってメンタルを整えるか、というお話をさせていただく前に、私がどうして皆さんに意識レベルを上げていただきたいのか、という目的の話をさせてください。

実は博士は著書の中で、世界平均の意識レベル、という話をされています。
平たく言えば、人間の意識レベルは人間が取る行動に深く関係しているので、意識レベルが下がれば犯罪や自殺が増えてしまい、ポジティブに上がれば人間は人や環境に寄り添い、思いやりながら生きていく、という研究結果が出ているからです。
つまり、世界平均の意識レベルは、おおよそ社会の質の良さに置き換えることが出来ます。

ここで注目しなければならないのは、200という数字です。
ここをボーダーラインにして、200以下はネガティブに作用する感情、200以上はポジティブに作用する感情となります。

第二次世界大戦や紛争などが起きると、世界全体の意識レベルの平均が200を切ります。
もちろん逆もあります。200レベルを切ってしまったために、世界の混乱を加速させ、犯罪や精神が病んだ人が増えた結果、戦争が各地に巻き起こったという史実も多くあります。世界全体がネガティブの感情である恐怖に支配されたためですね。二つの世界大戦はまさにこの典型でしょう。

つまり、平均レベルを200以上に保つ、と言うことが簡易に数値化された世界平和だということです


では、具体的にどんな意識を持ってよりより社会を作っていけばよいのでしょうか。

一つ目は、単純に自分のエネルギーレベルを上げることです
もちろん、一番の利点は自分がポジティブになることで、自分のメンタルが整い、自らの生活レベルがずっとよりよく幸せに満ちたものになることですが、実は利点はそれだけではありません。

少し引用を見てみましょう。

実は、ホーキンズ博士の研究で、大きな希望もあり、私がこのパワーかフォースかという本での紹介で最も伝えたい部分としては、カウンターバランスというものがあって、カウンターバランスとは釣り合いなのですが、400レベルの人が一人がいたら、200レベル以下の人40万人とバランスが取れるようです。500レベルの人が一人いたら、200レベル以下の人75万人、600レベルの人が一人いたら、1000万人の人とバランスが取れます。400は理性(理解)、500は愛、600は平和です。

1回の人生で30程度しか意識レベルは成長させられないと考えても、例えば200以上の意識レベルの人が1ポイント意識を成長させるだけでも200以下の人々の意識の向上に繋がり、200以下の人々の世界をより良く直接的に改善していく方法もありますが、もし、自分が200以上ならば、自分の意識を少しでも向上させる努力をすることで、200以下の人々に意識の変革を促し、結果的に人類の意識レベルを向上させることに繋がります。
人のことをサポートする前に、自分の意識を高める努力によって、その方が世界に貢献できると言うことです。

https://www.milestonedesign.jp/blog/1095.html

人間が意識レベル200以上を保っていると、自然と他者を大切にしたい、助けたい、環境に配慮したい、ということに注目して生きる人が増えていきます。
もちろんそれだけでも大きな利点なのですが、そういった人間が増えるということは本人の人生が良い方向に転換しただけに留まらず、社会に向けてとてもよいエネルギーがあなたから常に発せられており、社会全体があなたのよいエネルギーによってより心地よい世界に変わっていく、ということなのです。

博士は著書の中で、おおよその人間はよっぽどのことがない限り大きく意識レベルを上げることはなく、30ポイント前後のレベル変動に留まる、と書かれています。
私はそれを疑いにかかりたい。

認知科学者の苫米地英人氏が【苫米地式「幸せ脳」の作り方】、という著書の中で、コンフォートゾーンを抜けだすという話をされています。
人類がおおよそ同じ意識レベルで一生を過ごすのは、居心地のいいレベルから出ようとしないためだとおっしゃっています。
ホーキンズ博士の理論と一致しますよね。

しかし、苫米地氏は続けて、コンフォートゾーンから出た場所で長く過ごす努力をすることで、そこが自分の新たなコンフォートゾーンとなり、自己の成長につながると語られています。
苫米地氏が著書で出された例は、意識の持ち方だけではなく、なりたいと思った自分に最初は少し無理をしてでもなってみる、それを何日か続けてみる、気が付いたらそれが日常になっている。服装でも、レストランでも、なんでもやってみたらそれがいつしか日常に変わる、とおっしゃっているのです。

私個人は、こちらの意欲がわく説の方がワクワクするので好きです。
とりあえず、なりたい自分はなんなのか、と妄想を膨らませてみてください。


二つ目は、隣にいる人をちょっぴりだけ気にかけてみる、ということです。

実は、意識レベルというのは人間関係にも作用していて、あまりに意識レベルがかけ離れて過ぎていると、あれ?この人の考え方はよくわからないな?と感じてしまう可能性があります。

地球上に79億人の人間がいたら、79億人が違った意識レベルで生活しているわけです。
話が合う人も合わない人もいるのは当たり前です。

意識レベルを上げていくには、ちょっとだけ上の意識レベルの人の考え方を取り入れて、それを自分の日常にしていくのが一番確実で手っ取り早い方法なのですが、あんまり考え方が違うと、え?わからないよ、ってなってしまいますよね。

言い換えれば、別にものすごくメンタルが整っていて、素晴らしい人間だけが苦しんでいる人を助けられる、という訳ではないんです。
もしかしたらあなたの言葉だからこそ助けてもらえたと感じる人がいるかもしれないのです。
79億人も人がいて、一人の人間が全ての人間の心に寄り添えるわけがありません。
言い換えれば、全員で助け合おうとすれば、必ず誰かの手が必要な誰かに届く日が来るんじゃないか、と私は思うのです。


200以下のネガティブなエネルギーは奪い合う力であり、原動力としても使えますが、使えば使うほど二元論的になり、対立を産む力です。

対して200以上のポジティブなエネルギーは、分け与え、循環し、統合する力です
平和を願い、地球を守っていくためには、パワー側のバランスに大きく傾ける必要があります。

今日はちょっぴりだけ意識をもっとエネルギーのある感情に傾けてみる。

普段は嫌なことがあったらすぐ怒っていたけど、今日は相手の気持ちをちょっと考えてみる日にしてみる。
悲しくて悲しくて立ち上がれないけど、今日は悲しむ代わりに少し怒ってみる。

ほんの少しの意識だけで、あなたは幸せになれるし、あなたが幸せでいることで、あなたは今日も地球を守るヒーローだということなのです。

この記事は3部作の2個目です。他のパワーかフォースかの関連記事はこちら


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