【選は上手いものではなく、偉大なものを】俳句的を読んで(1章-4のまとめ)
引き続き、「思考の整理学」の著者、外山滋比古先生の「俳句的」のまとめである。今回は1章4項「枯れ」についてまとめていきたい。この章も大変読みごたえがあった。
・俳句や短歌は詩なのか(P19-20) すべての芸術活動のうちで、詩がもっとも早く完成に到達することも注目される。中でも叙情詩が早く成熟する。純粋なものほど結晶も早いということを意味するのであろうか。詩は青春の花である。老いたる詩人とは冬の花と言うのと同じくらい自然ではないことである。ところが、われわれには、元来、詩