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いつか独り立ちしたい

自分を知っているって大きな強みだと、
長男くんを見ているとつくづく思います。

彼の夢は独り立ち。
社会的な役割を得て、経済的に自立して、
ささやかでも自由な暮らしを手に入れること。

とっても真っ当で現実的な、
ステキな夢だと思います。

とはいえ簡単じゃない。
その夢を叶えることも、
維持することも。

格差が大きくなった今の日本では、
若者の独り立ちは簡単ではありません。

まして発達障がいを持ち特別支援学校に通う身。
卒業後の最終学歴は中学校卒業なんです。

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長男くんはとてもしっかりした子。
身の回りの管理を覚え、
SNSも使いこなしています。

自分からメモを活用し、
苦手を表現して自ら理解を求めるなど、
特性とも上手に付き合っています。

さらに家族や仲の良い友人など、
身近な人への気配りも忘れません。

成長がキラキラと眩しく、
私は目を細めるばかりです。

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今の私が感じるハンデはあくまで社会的なもの。
だって生活者としての彼に、
大きな生きづらさがあるわけではないから。

ただ、世間はそうは思わないかもしれませんよね。
まだまだ特別支援を受ける子どもへの理解は不足しています。

彼が小さい頃からずっと思ってましたよ。
診断なんか受けて、社会的な不利益はないのか。
将来、学校とか就職とか、
どうなるのかって。。。

けど、今の時代って昔に比べたら自由で、
反面で保障もない時代。

学校に行けばなんとかなるわけじゃないことくらい、
先刻承知のはず。

本当に大事なことは何だろう。
息の長い社会生活を送るために、
必要とされることってなんだろう。。。

彼がやってみたいという仕事は、かなり具体的。
世の中の需要は高く、一定の供給量が求められます。
特別なスキルは要らないでしょうが、
人が足りない職場は多くまあまあハードでしょうか。

つまり求人は常にあるということ。
超現実的やん(゚∀゚)

彼は独り立ちに十分な稼ぎを得るために、
いつかは正社員になりたいと考えているようです。
そのためには、いつか通信制高校に行って、
高卒資格も取った方がいいだろうと言いはじめました。

なんかすごい✨

時間をかけてきちんと準備をすれば、
いつかは夢に手が届きそうな気がしてきました。

息の長い社会生活のスタートラインが、
なんか見えてきた気がします‼️

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