インフラエンジニアとして独立した話3♪

どうも、椿田です。
今回も僕がインフラエンジニアとして独立した話について書きます。
今までの記事はこちらです。お時間あります方はこちらもお読みいただけると嬉しいです。
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さて、前回の記事では、僕がインフラエンジニアとして構築業務をする中で気づいたことについて書きました。
社会人1年目~2年目は、まずは技術力をつけることが必要だと考えて、手を動かしてサーバーやネットワークを構築する仕事をさせていただきましたが、その中でエンジニアにはコミュニケーション力が大事ということに気づきました。
そして、エンジニアの中には高い技術力を持つ人はたくさんいますが、合わせてコミュニケーション力がある人は少ないことにも気づきました。
僕が考えるコミュニケーション力とは、おしゃべりが上手とか明るいとかではなく、

・相手が伝えたいことを汲み取って、お互いの認識を合わせる力
・相手に伝わるように伝える力

のことを指します。
コミュニケーション力が苦手な人が多いということは、技術もわかってかつコミュニケーション力のあるエンジニアになったら強くない?と考えて、社会人3年目から大きく方向を変えました。

1.プロジェクトマネジメントとは

僕もコミュニケーション力に自信がありませんでした。学生時代は基本学校と家の往復で、家でもアニメを観たりゲームをやったりばかりしていたので友達も少なかったです笑
恋愛経験も当時はなかったので最悪ですね笑
エンジニアになったのも、営業のように人と話したりすることが少なそうだなという点も自分に合っていると思っていた理由もあります。
しかし、コミュニケーション力が必要と気づき、だったら嫌でもその力をつけられる仕事をしようと思いました。

それがプロジェクトマネジメントの仕事でした。

プロジェクトマネジメントとは、簡単に言うとあるシステムを予算内でかつ納期までに完成できるように、お客様、営業、技術者、場合によっては同じ部署の上司(基本的に同じ部署の上司は味方となってくれることがほとんどですが、たまに意見の食い違いで衝突することもあります)との間に立って、円滑に開発プロジェクトが進んでいくように調整する仕事です。僕の場合、お客様の要望を聞いて要件定義書をつくる仕事もしていました。
僕が当時やっていたプロジェクトマネジメントの仕事をざっくり列挙すると以下のとおりです。

・お客様へのヒアリング
・要件定義書作成
・見積もり作成
・開発スケジュール管理
・システムをお客様先に導入する際の立ち会い

2.プロジェクトマネジメントで必要な力

プロジェクトマネジメントの仕事では、技術力とコミュニケーション力の両方が問われます。
たまに、技術面は技術者がやるからプロジェクトマネジメントではそんなに技術ができないくてもいいという人がいますがそんなことはありません。
この仕事でいう技術力とはコミュニケーションツールのことだと僕は考えています。
例えば、技術者との会話は技術ベースの会話となります。どうやったらこのシステムを構築することができるかについて話すので当然です。その時に技術者が言っていることが全くわからないのであれば、その人が言っていることが本当に正しいのか?、お客様の要望に反していないか?を判断することができません。ここでコミュニケーションミスが起こるとお客様が求めていたものと全く違ったシステムができてしまう可能性もあります。そのため、技術について自分もしっかりわかっていたほうがいいし、むしろシステムの構築経験があったほうがいいわけです。
また、構築経験があるとリスクの先読みができます。構築業務の中にはリスクの高い作業がいくつもあります。例えばお客様のデータが全部消えてしまうリスクがある作業などもあります。そのリスクを先読みできるのは、やはりそのシステムを構築したことがあるからこそできることだと思います。
そのため、プロジェクトマネジメントの仕事をしてみたいという人がいるのであれば、まずはがっつり構築経験を積むことをおすすめします。

また、プロジェクトマネジメントの仕事では、様々な立場の人たちの間に立ってシステム構築を円滑に進められるようにしていくわけですが、立場によって意見が全然異なり、よく人と人との間で板挟みになる経験をします。
例えば、お客様は良いシステムを早く安く作って欲しいというのに対し、技術者はそのシステムの実現は技術的に無理と言ったり非常に高額になると言ったりもっと長い期間構築にはかかると言ったりします。営業の立場からはなんとか案件を受注しないと自分の成績に響くのでお客様の要望は全部できると言って、技術者にはゴリ押しでもやれとむちゃくちゃなことを言ってきたります。そんな人達の間に立って仕事をするのは本当に大変で、最初は僕も苦しみました。この時に大事なことは、何がどこまでできてどこからができないのかを根拠を持って伝えて全体の最適解を見つけることです。できることはできるし、できないことはできないことを根拠を持ってはっきり伝えることが大事です。その際に問われるのが相手が伝えたいことを汲み取ってお互いの認識を合わせる力伝わるように伝える力です。立場によって気にしている点や技術レベルもぜんぜん違うので、相手の目線に合わせて主張をしっかり汲み取りつつ、伝わるように伝えていく力が本当に大事です。

3.プロジェクトマネジメントはどういう人がする仕事なのか?

僕はこのプロジェクトマネジメントの仕事を通して、めちゃくちゃ大変な経験でしたが人間的に圧倒的な成長をした自負があります。
僕がプロジェクトマネジメントの仕事を始めたのが社会人3年目からですが、普通システム開発のプロジェクトマネジメントの仕事は十分開発経験を積んだ人がする仕事です。僕が初めて配属された部署でも40代の方がプロジェクトマネジメントを行っていました。
ではなぜ、僕は若手のうちからプロジェクトマネジメントの仕事をさせていただけたのか?
それにはインフラエンジニアの仕事が深く関わっています。

次回はそのお話をしようと思います。


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