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若かりし頃
誰もが通るべき道
反抗期
まるで、三角形のように尖っていた時期
何かわからないけれど、むしゃくしゃして
物や人に当たって、傷つけたり傷つけられたり
優しかったあの子が、すっかり姿が変わり
悪ーい目をしてやさぐれてしまったり
そんな経験が1度は誰もがあると思います
自分の場合は暴言を吐いて誰かを傷つけたりはなかったのですが
もともと幼い頃からいろいろなものを壊しがちだったので
イライラして物を壊してしまうのではないか
と思っていたのですが
かなり萎縮して、物を壊すこともせず
ただただ、漫画を見て現実逃避をしていました
学校へ行きたくない気持ちが強すぎて
反抗期どころではありませんでした
少し家の中で暴れてみたら少しは気持ちが晴れたかもしれませんが
そんなことしても、必ず明日はやってきてしまうし
抵抗しようがなかったのです
冷めていたのかもしれません
自分が通っていた中学校にはかなり態度が悪い
反抗期真っ只中の同級生が多くて
ある生徒は、もともと男子生徒の制服は学ランで
女子生徒の制服はセーラー服でしたが
男子生徒の学ランをまるで特攻服のような形に
デザインし直してしまった生徒がいたり
セーラー服にワッペンやらいろいろなものを取り付けてしまったり
ヤマンバのような化粧と髪型にして
登校してくる生徒もいました
けれど、そういう生徒は何人かの先生達によって
自宅まで送られて
ひどいときは美容院に付き添ったり
制服を売っているお店までついて行ったりしていたそうです
きっと、彼ら彼女達にしかわからない心情があって
心のなかのイライラとかを爆発させるように
態度や服装、身だしなみなどに表していたかったのかもしれません
大人も大人で、当時はただ単に怒って言い聞かせるだけ
という事が多くて
なぜ、そんな風にしてしまったのか
自分がなぜそうした方が良いと思ったのかなど
生徒の気持ちになってみたり
寄り添ってみたら、変わっていたかもしれないのに
と言った所で、そもそも先生の話を聞くことすらしない生徒が多かったので
どちらにせよ、先生も自分達も難しい時期なのかもしれません
けれど、今思えば
当時の彼らが少し羨ましく思います
自分の気持ちにとても素直になって表現しているし
自分の殻を破ろうと必死になっている状態だと思うからです
不満も何も抱かない人は、きっとどこかで
その気持ちが大人になった時に爆発してしまうかもしれないし
自分を表現する事、とはどういうことかわからないまま
成長してしまうのではないかと思うのです
なので、多少なりともトンガってあらがって
生きて行けばよかったなぁと
今更ながら思います
一体、トンガって生活していたらどうなっていたのでしょう
想像もつきません
でも、今よりアクティブになっているのかなぁと思います
これから三角のように尖っていくことはほぼ無く
どんどんと丸くなっていくことでしょう
何事にも寛容になれるのはいいことですが
気持ちを抑えたり萎縮したり
我慢することがないように
まあるく生きていけたらいいなぁと思います
おわり←
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