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幸せについて考えてみた(人生がつまらないと思っている人へ)

幸せになりたい


ほとんど人は「幸せになりたい」と思っていますよね。
私もずっとそう思って生きてきました。
「幸せになりたい」
つまり、「今は幸せではない」ということです。
あるいは、今よりもっと、「幸せになりた」
ということです。
言い換えれば、今の状態に不満がある、という状態です。


自分に不満がある状態

私は、不満の多い人間です。
劣等感やコンプレックスに苛まれ、いつも、となりの芝生が青く見えて、
人をうらやましいと思っていました。
しかし、一方で、そんな不満だらけの自分を知られるのが恥ずかしく、
まるで、劣等感などないように振舞っていた時もありました。
劣等感や、コンプレックスはだれにでもあるものなのに、
自分だけが特別多く背負っているような気がして、
自分で自分を「不幸な人」と思い込んでいる節がありました。
だから、いつも「幸せになりたい」と思っていたのです。

幸せの定義

昨年、人生最大のどん底に陥り、すごく、すごく、悩みました。
そんな時、Well-beingという言葉と出会いました。
Well-being 直訳すると、よいあり方
一般的には、「幸せ」と訳されます。
Well-beingという言葉は、1946年に設立されたWHO世界保健機構の憲章に記された言葉です。
「健康とは、単に病気や病弱な状態ではないということではなく、身体的、精神的、社会的に良好な状態である」
と書かれた中の、良好な状態がWell-beingです。

つまり、幸せとは、健康であり、健康とは、身体的だけでなく、
精神的にも、社会的にも良い状態のことを言うのだと、初めて知りました。

今まで、漠然と「幸せになりたい」と思っていた私が、
幸せを具体化できたような気がしました。

幸せになりたい、では幸せになれない

脳神経外科医の林成之先生の著書
「脳に悪い7つの習慣」という本の中に

「がんばります」では力は発揮できない

という項目があります。
「がんばります」は脳にとって意味不明な言葉なのだそうです。
脳がパフォーマンスを発揮するためには、達成すべき目標を
具体的にする必要があると、書かれてありました。

幸せも同じではないでしょうか?
幸せって曖昧ですよね。
だから、「幸せになりたい」では幸せになれないのだと思いました。
具体化が必要なのです。
自分にとっての幸せが、お金なら、お金を増やすためにどう行動するか、
自分にとっての幸せが、人間関係の悩みをなくすことなら、
コミュニケーションについて学ぶとか
自分にとっての幸せが、劣等感をなくすことなら、心理学の本を読んでみるとか、
具体的にやることがわかっていたら、幸せへ道が見えてくる、ということに
気づきました。

幸せをわかりやすく

幸せって曖昧だといいました。
人によって幸せは違いますし、自分で自分がどうなれば幸せなのか
よくわからないまま「幸せになりたい」と言っている場合もあります。

幸せって、もっと単純なのかもしれません。

幸せは「なる」ものではなく、「感じる」もの。

幸せになる、のではなく、幸せだと感じる、ことが幸せなのだと考えると
幸せはわかりやすくなります。

幸せとは、つまり、「嬉しい」「たのしい」であり、
ウキウキでわくわくな感情のことだと考えると、わかりやすくなります。

幸せは遠くにあるものではなく、身近にあるもの

「チルチルミチルの青い鳥」
の話にあるように、探し求めていたものが、すぐ近くにあるという話は、けっこうあります。

幸せもそうだったことに気付きました。

私には、優しい夫がいて、かわいい娘もいて、両親は健在で、姉妹の仲もよい。休みの日には、コンサートに誘ってくれる友人もいる。
贅沢はできないが、生活していけるだけの収入があり、病気の治療もしていない。

今の状況を書き出してみると、とても恵まれています。

なのに、自分の劣等感やコンプレックスばかりに目を向けて、今の自分に不満ばかり言って、「幸せになりたい」と先の未来ばかりを見ていたのです。

マインドフルネス

マインドフルネス、と言う言葉を聞いたことがありますか?

脳科学的にもその効果が立証されている、脳の休息法です。

そのマインドフルネスの考え方に
「今、ここ」
というのがあります。

人は、まだ来ていない未来のことを心配し
過ぎてしまった過去のことにこだわっている。
その、過去と未来から切り離して、
「今、ここ」に意識を向ける。

という考え方です。

確かに、まだきていない未来のことを考えること、
未来の計画を立てることは重要です。

しかし、先にばかり目向けていると、
今、ここ
を見失ってしまう、ということなんです。

たまには、足元にある、当たり前に目を向けてみることで
そこにある、当たり前の「幸せ」に気付くことができます。

心ときめく方を選ぶ

先ほど、幸せは、ウキウキわくわく、だと言いました。
なにかを選ぶ時、迷った時、
心ときめく方を選ぶことも、幸せになる秘訣だと聞いたことがあります。

以前の私は、「いいな」「ほしいな」と思ったスマホケースが4900円だと
「高いな」と思って、980円のあまり気に入らないスマホケースを買う人間でした。

でも、心ときめく方を選ぶ=幸せになる
という話を聞いて、お財布の許す範囲で、心ときめく方を選ぶようにしています。

とくに、スマホケースは毎日見て、触るものなので、お気に入りを目にするたびに、それを買った時のウキウキを思い出します。

幸せになる方法

私が考えた幸せになる(感じる)方法
①今ここ、にある当たり前の事に目をむける
②なりたい自分になるための方法を具体的にする
③迷った時は心ときめく方を選ぶ
④日常の中で、ウキウキ、わくわくを手に入れる

①ないものばかりに目を向けず、今あるものの中にも、素晴らしいものがあると気づくこと、それが幸せ

②お金持ちになりたい、とか、自分に自信をつけたい、とか、目標を具体的にしたら、そこへの道を探すことが幸せ

③迷った時に、心ときめく方を選んだら、たとえその選択を後悔しても、
あの時はウキウキしたなあ、と思えるから幸せ

④日常の中で、ちょっとしたことにウキウキワクワクを作ることが幸せ
天気がよくて気持ちいい、ウキウキ。
信号が青ばっかり、ラッキー、ウキウキ。
今日、帰りにケーキを買って帰ろう、わくわく。
今晩、見たかったあの映画を見よう、わくわく。

幸せになる方法は、けっこう身近にあります。

そんな毎日を楽しく過ごすために、一緒に幸せ探しをするサークル
ウェルビーサークルを作りました。

興味のある方は、ホームページをご覧いただければ、幸いです。










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