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自己紹介 #番外編 #映画にまつわる思い出と共に、心の内側に踏み込みます

またがって自分を紹介しなければならない、なんとも勝手で面倒な書き手だと思う。

なので、一つ、トラウマ級の映画を絡めて、企画に乗っかり、少し踏み込んだ紹介をさせて貰おうと思う。
性暴力に関する記述が含まれる記事内容であり、フラッシュバック等ある方もいるかもしれないのでご注意いただきたい。

たくさん映画を観られた時期もある。
スポーツや友情映画に感動し、音楽映画で友達と盛り上がった。
クライムサスペンスを一人で観てはドキドキし、ロードムービーにこれまた一人涙した。
口直しにラブコメか、ドラマを観る。そして、週が明けたらお互いに見た映画のについて友達と話そう。

自分の部屋からでも、たくさんの知らない文化や言語に触れられて、フィクションもノンフィクションもある、映像・音楽・言葉にと端々とクリエイティブの詰まった芸術でもある映画は大好きだった。

昨今のものはさっぱりだが、今の私に劇的に刺さったままのなんとも哀しい映画がある。


Boys Don't Cry

ヒラリースワンクが素晴らしい


私は女であると前記事にて紹介させてもらった。
今も女であることは確かである。
女に生まれたことは仕方がない。

しかし、ジェンダーの悩みまでもが一切ないかと言われるとよくわからない。

#性被害サバイバー 、それが今の私のアイデンティティの上位にきてしまった。

性被害サバイバーという言葉は全く好きじゃないが、これ以外に伝えやすい言葉が今は見つからない。
時の流れだろうか、時世だろうか。
noteを始めた一因にもなるのだと思うが、私を構成する様々なアイデンティティを私の人生のこんなところでごぼう抜きしてきたことは辛いというより悔しいが近い。

女だから、被害に遭ったんだろうか?
遭い続けたのだろうか?
もし見た目だけでも男になれたらどうだろうと考えたが、私は他の夢も諦めたほどに体が小さい。
その葛藤をヒラリー・スワンクが映像で体現してしまった。
更にこの映画は実話が元である。

この映画を観た頃は、私はまだ、自分が周りと何かが大きく違う事を自覚をしていない。
ただ厳しい暴力描写に辛さや憎しみを多くの観客と同じように感じた程度のものだったと記憶している。

主人公ブランドンのように性同一性障害ではない。
だが、長年私は自己の性を尊ぶことが出来ない。

この記事を綴るに際し、映画の感想をいくつか拝見したが、それだけでも辛いものがあった。
映画の良さを語るべきハッシュタグをつけたが、苦しく哀しい映画だとしか言えない。
勿論素晴らしいから、そう思うのだ。

いつかまた映画をたくさん観たい。
その時には、この映画を観たいと思う。
救いがなくても、また観たいと思う人間の惨めさや厳しさがある映画も、また重要な役割を果たしていることを伝えたい。

#映画にまつわる思い出

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