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ワーママの考え事。女性リーダーが少ないと言われる現象って意外と根深い?

女性ばかりの部にいたときは女性のリーダーがいないとか少ないと思うことはなかった。

しかし、男性が多い組織にいると、男性のリーダーが目立ち女性がマイノリティに思うし、立場が弱いように感じる。

男性が多い場所では男性のリーダーが多く、男女逆なら逆になる、ただの数の話と思ってた。

けど、なんだか違う気がする。

男女共にいる場所では、リーダーっぽく振る舞う人は男性に多い気がする。

男性の方がリーダーっぽく振る舞うってなんのこっちゃ、仕事は仕事。女性だってリーダーっぽく振る舞えるよと思っていたけど、やっぱりなんか違う。

捉えどころのないこの疑問のヒントが、育児を通してパラパラ見つかる。

例えば、我が家の男の子ふたりは、基本ママが好きだけど料理の準備中はパパにはりついてソファにドカンと座ってテレビを見ていたりする。

(令和男子育成中の母の身としては、危機感がヤバい。結婚できない男子まっしぐら。)

別に、ソファで寛ぐ姿がリーダーぽいわけではない。

けど、「誰かの労働の上に何も思わずに立つ」つまり、こうして、補助的なことは誰かがやってくれると自然と思っていく気がする。

次に、習い事の音楽教室を見学している時に思う。

1人ずつ披露する時最初に前に出て弾くのは男の子の場合が多い。ただ、まじめに練習して来て上手なのは女の子。

それに、好きな曲を選ばせるとたまたまかもしれないが、女の子は端から順番に一つずつ仕上げるのに対し男の子は「カッコいい」「弾きやすそう」など自分の利になるものを選んでさっさとやってしまう。更に、完成度がイマイチでもおまけで◯をもらうと次の曲に行ったりしてしまう。女の子は完成度が上がるまで終わりにしない、ということが見受けられる。

これって…

よくある、「女性のほうが、実力を低く見積もりやすい」現象ではないのか?

こんなまだ一桁歳のうちから現象があるなら、大人になって「変えろ」と言っても変わらないのでは?

更に、中学受験の本を見ていると、高校卒業後に浪人している割合が高いのは男子校が多そうだな、と見受けられた。

憶測に過ぎないが、男子はリスクをとって高いレベルの学校を受けに行くのに対し、女子は「このくらい」と決めた学校に受かればそこに入ってしまう、あるいは、あまり野心を抱かず志望校を決めているのではと思う。

仕事では、上の職位の方がリスクがあるのが普通である。

正解を探すのでなく作らないといけない、ポジションがなくなる恐れがある、競争が激しい、誰かの批難にさらされる、など。

こうした野心的な行動に対して、男子の方が抵抗がないのかもしれない。その兆候が社会的に大人になる前から出ているのなら、仕事でリーダーシップを取る年齢までに逆転するのは難しいように思える。

男女の脳みその作りが違うという話はあちこちで聞く。

実際に、子どもたちが育っていく過程で男女で挙動が違い、傾向が違うのだから大人の男女では行動も思考も違うのだろう。

となると、仕事の仕方や進め方が「男脳」で作られた現場では、やはり女性がそれに合わせていかないとなかなかリーダーシップを発揮するのは難しいと思う。

本来は、どちらかに偏ることなく合理的な仕事の仕方ができるのがよいはず。しかし、そうしたバイアスフリーな環境は努力しないと築けないのだろう。

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