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仕事と家庭の両立。子持ち家庭において夫よりずっと稼ぐっぽい妻が備えている条件は?

好きなママさんYouTuberがいる。
その名もお豆腐ママさんだ。
チャキチャキと家のことを片付けて、3人の子どもたちと遊んだり勉強したり、お料理も美味しそう。

ほぼ毎度ワンオペなのに家事育児そして短時間だが仕事もしてYouTube投稿までして本当にすごい。子どもたちが赤ちゃんのときからずっと尊敬しながら見ている。

そのママさんはワンオペでも家にいないパパさんの愚痴を吐くことはなく、むしろ尊敬しているし、夫婦仲はとても良さそうで2人でデートもしている。パパさんは顔を隠してるけど映ってる様子だとママさんが大好きで子煩悩だ。

この夫婦はきっとお互い自分の役割にコミットし努力もし、相性も抜群に良いんだろうな、と思う。

そう、夫婦というのは相性が大切なんじゃないだろうか?

ところで、私の勤めている会社は外資系で女性はもともと多いが高いポジションに就いている女性も多い。社長、副社長というレベルの女性は海外の方は当たり前で、日本でもシニアディレクター以下ならそこそこ、管理職なら男女半々はいるのでは?中にはお子様がいらっしゃる方も多くいる。

そんな環境でも特に責任のある希少なポジションにある子持ち女性、つまりSDG的スター選手的存在の人たちを見てきて、「ははん、この方の仕事での活躍の裏にはこんな条件があるのか」とぼんやりとした共通項がある。ちなみにそのポジション以上の男性で共働き夫婦は少数派な気がする(自分調べ)。

結論から言うと、その条件とは、配偶者が家事育児に協力的であること、子どもはひとり、だ。

配偶者が協力的というのは、子どもの保育園送り迎えをしてくれる、病児の世話ができる、家事をしてくれる、宿題をやらせたりオンライン授業対応をしたり子どもの面倒を見られる、など、ママがいなくても家庭が回る状況があるということである。コロナ禍以降の在宅勤務普及でこの点も幾分か緩和されている感はある。

配偶者が全てできなくても、ばあばに丸投げという話も聞くことがあるがそれはやや、一昔前の方々に多いケースな気がする。今時はマルチな配偶者がキーポイントではないか。

子どもがひとり、これは、必ずしもそうとは限らないが、どちらかと言うと子どもがひとりの人の方が目立つ気がする。やはり、キャリアの断絶を防ぐためには1人に留めたほうがよいということなのかもしれない。あるいは、ある程度のポジションについてからの妊活を前提とすると1人で打ち止めになる、など考えられる。

ちなみに、とある先輩はそうしたハイキャリアネットワークではみんな育休も短めだと話してくれた。仕事上穴を空けられないのに加え育休手当は所得による制限があるのも関係しているかもしれない。一定の所得を越えると支給額は一定になるため、もとの所得が高いと落差がでかい。

ところで、ママ不在でも家庭を守れる配偶者、子どもはひとり、このふたつは密接に絡んでいる気がする。つまり、ママの希望に配偶者が賛同し、おそらく、配偶者が働き方を柔軟に変えている。子どもはひとりでいいよ、僕も君と同じくらいには家事も子育てもするからいいよ、と言った具合?いや、別に夫が折れて従うのではなくきっと自然な流れでそうなっているのだろう。

そう考えてくると、やはり夫婦の相性が良いのだと思う。お互い、良い人を見つけたね、ということだ。もちろん、スター選手たちがもともと仕事ができる、努力を怠らないなどをクリアしているのは言うまでもない。

しかし、日本では、家庭を持ったら家庭に合わせて働き方を見直そうとする男性は女性より遥かに少ないように思う。

それはどうなのだろう?

男性か女性、どちらかだけが働き方の見直しをする、というのではなくどちらも働き方を見直せる環境のほうが親も子どももハッピーになるんではないだろうか?と思う。

その結果、夫婦ともが煌びやかに上り詰めるようなキャリアは難しいのかもしれないけれど。この辺のバランスは難しい気がする。少なくとも今の日本では…。

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