ワーママとか関係なく、なりたい仕事人になることの強さとまぶしさ!
ワーママは周りの目が気になると言う話もよく聞く。
期待に応えないと、とか。
後に続く人のためになる仕事をしないと、とか。
日本が先進国で最も男女平等が成せてない国ということもあり、人事も「女性の管理職を増やす」とずっと言っている。(らしい)
いい意味でも悪い意味でも、周囲の期待というものを無視できない立場にいる女性。さらに、多様性うんぬんと騒がれるようになり子育て中の女性は余計にそうかもしれない。
前にいた職種は女性が多かったので管理職も女性が多かった。今は男性ばかり。
今私は本部長みたいな人にレポートしており、同僚が部長なので(私は部長ではないけど)目立つのか、活躍してねと声をかけられる。
正直、複雑だ。
これまでやりたいことをやりたいようにやってきた。「若い」という看板を背負っていた時が過去にあるかもしれないが「女性」という看板を背負ったことはなかった。
部の中の女性にこれまでロールモデルがいなかった、と言われることもちらほら。
誤解なきよう指摘すると、私にロールモデルになってくれということでなく、部長チームに風穴を開けて!という意味で重く受け止めている。
それを踏まえて、出来る限り活躍はしたいと思う。活躍の意味としてはこれまでと何も変わらず「いい仕事をする」「仕事で喜んでもらう」これだけにフォーカスする。
結果は後からついてくると信じて。
元同僚で仲良くしている人に久しぶりに会った。その人は男性だけど、同僚の時分にはあまり重用されていなかった、ように見受けられた(そう言えば、トップも女性、部長も半分女性だった。女性社会だったのかも)。しかし、転職してトントン昇進していた。
けど、この度、給与もポジションもダウンで転職するそうで。
話を聞くと「いつかやりたかった仕事をやっとやる」「上司がめちゃめちゃ尊敬できる」とのこと。昇進🟰成功じゃないし、仕事の中身に気持ちが乗ることは大事だと首が取れそうなほど頷き、共感した。個人的には、その仕事を挟むことで彼の職種におけるカバー範囲が広がり組織の上に上がる基盤はより強固になると思うが、本人は上を目指すとか関係なく、やりたいことをやるとのことだった。
(定年はどんどん上がってるし、こうした、一見キャリアダウンでもキャリアのいく先を広げることや、新しい分野を切り拓く経験はミドルエイジこそに、必須だと思っている)
彼のように、一度認めれポジションも給与もグッと上がった後で、それらを手放しても情熱を傾けられる仕事へ移るというのは、あっぱれだし、自分もそうありたいと思う。
情熱を持てる仕事があることが、まず、素晴らしいし、舞台が整った今、きっと彼が新天地でいい仕事をすると確信している。
女性だから活躍を期待されている、と言っても、私は特に活躍できないかもしれない。ただ、せめて今、やりたい仕事をやる機会に恵まれたのだから、後悔なきよう努めたい。
そして、もしもしも、今の仕事で上手いことやって次に情熱を傾けたい仕事が見つかった時、それが給与もポジションもダウンでも前に進める自分でいたいと思う。(アップならそれも、もちろんいいけど!)
男性よりも高いポジションに女性がいるのも女性には励みになるだろう。だけど「嬉々として働く女性がいる」ことの方が価値があると思う。それが目立つ場所ならその方が効果がある、というくらいに思っておこうと思う。
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