ワーママの親離れ子離れ真っ只中。涙の「最後に、ギューしよ」!悩める小1英語学習。
息子の小学一年生が終わろうとしている。
この1年、親子共に長くて苦労が多かった。
どさくさに紛れて放置していた英語学習問題に、春休み間際、遂に手をつけた。
とにかくやることの多い小学生ママ
朝から日が落ちるまで保育園にお任せでよかった未就学児時代と違って、小学生に割く時間は長い。
学校の宿題や持ち物の準備、先生との電話など、毎日の生活でちょこちょこやることが増えたし、学童に慣れるのも大変だった。気付くと、学童のオプションの習い事や塾や運動療育など、新しく始めたことも増えている。
単純に「保育園」に預けるだけだった毎日から、月曜から金曜まで何をするか子どもと決めてやり遂げるよう応援する「生活の設計」をする1年だった。
そりゃ、大変じゃないわけがない。
週1の英語自宅学習が崩壊した
平日5日のうち学童に行く3日以外は家で在宅勤務の夫や私と過ごす息子。
風邪やアレルギーでかかりつけ医に行ったり、定期的に通うお医者さんに行ったり、塾の宿題をしたり、学童に行かない週2の「自由に使える日」は欠かせない。
以前はうち1日を英語の日と決めて、1人でできるオンライン教材をしてもらったり、フィリピンの先生とのオンライン英会話を予約して横でサポートしていた。
しかし、学校の宿題が増えるにつれオンライン英語は放置される日が増えた。気付くと長らくノータッチに。
息子がやらなくってしまった、というより、やらせようとしていた私のパワーが尽きてしまったのだ。
よほど好きであるか習慣がなければ、「〇〇の時間だよ」と声かけしたり、横についてやらせるなどしないと面倒なことは子どもはしなくなると知る。
週1のリズムに乗せるため、私は息子が3歳の頃からそれなりにエネルギーを使っていたようだ(保育園時代は土曜にやっていた)。
小1の壁で疲れた私はそこを省略してしまっていたのだ。
一方で、英語は結局、楽しんでいるだけではだめで、本腰を入れて単語や文法を身につけ「学習」する段階に入らないと何も始まらないと、分かりきっていた。遂に重い腰を上げる時が来た。
英語どう続ける問題
実はそのオンライン教材は3歳くらいから細々と続けており、スピーキングのフィリピンの先生とも、長い人だともう4年目の付き合いになる。ずっと身近にあるから、いつか再開するかも、という希望もあった。
希望は限りなく薄くなり、岐路に立たされた。
「続けるか、止めるか」
息子に聞くと、英語自体は続けたいし、英検などにも興味があるという。しかも、家でやるより、教室に行く方式の方が自分は伸びると思うと断言した。
すでにそこまで自分がわかっている息子を見て、私は「私のもとでやらせる」選択肢を捨てる時がいよいよ来たと確信した。
また一歩、息子の自立が進む
英語と親しむ教室は数多あれど、英検や学校の授業な対応できる教室は受け入れが中学年からだったり、逆に英才教育の流れで詰め込みがキツかったり、低学年向け学習教材を扱う教室もうちの生活にあう曜日と時間がなかったり…代替策は難航した。
こんな時頼れるのは夫。あらゆるものに対してマニアな夫は、私と息子に状況を理解し、通学で、オンライン教材と進捗管理の先生がつくハイブリッド学習を選んできた。
体験に行くと、息子が1人で体験をし、私は先生と面談に。
息子は大変ながらもやり甲斐のある時間を過ごしたようだ。終えた教材を見せてもらうと、息子のレベル感に合ったもので(途中で調整してくれてた)、できることとできないことのバランスよく楽しくチャレンジしてきたとわかる。
これから通おうか?
聞くと、息子も納得の様子。
完全に私の心は決まった。
もう、私は息子の横で助け船を出すこともない。英語で指示を聞いてわからなくても、私が横から繰返して言ってあげることもしない。苦手で興味のなかった「書き」も、これからはする。
息子自身が先生の力を借りながら困難に向き合い、自分のものにするしかない。
最後にギュー
「もう、これからは、ママなしで英語の勉強をすることになるね。」
と息子に言った。
別に今でも学校も塾もママはいないのだが。
音楽教室も、春からはレッスン中親の付き添いがなくなる。音楽教室でも、入るタイミングを指示したり、弾く場所の間違いを指摘したり、直接介入するのを意識的に控えるようになった。こちらも親離れ子離れである。
「ちょっと、ママさみしくなるな。でもがんばって」
そう話した。
ちょっと大袈裟かと思いつつ。
そしたら息子に言われてしまった。
「最後に、ギューしよ」
これでは、どっちが子どもかわからないじゃないか。
これからの関わり方
直接、ママが一緒に参加するものはなくなっていくのが当たり前だ。そもそも私は英語教師ではないし。
息子の成長を後押しするために、今後は、モチベーションの維持やコンディションに注目して全体的なバランスを整える方向に向かうのだろう。
息子自身が自分の課題を見つけて自分事として取り組むことをサポートしなければ。
そして新たなルーチンが誕生すれば、通学に慣れるまで送り迎えしたり(うちは年単位でかかりそう?!)、日程を管理したりそれはそれでやることが増える。それに、これまで夕方までにやればよかった宿題を手早く終わらせるよう習慣付けないといけない。
結局、やることがなくなるわけではない。
ただ、一緒にやる、から、1人でやれるようにする、に変わるだけ。
横にいるのではなく、背中を押すだけ。
さみしいかもしれないけど、これはこれでいい。
頼もしく逞しくなる息子を見たい!
ギュー、してもらってそう思った。
「見ててね、ママ」
そんな息子の心の声を聞いた気がしたから。
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