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【体験】公開カウンセリングを受けた話①―直感は0.2秒―【お弟子講座レポート】

こんばんは。
公認心理師×心理カウンセラーのまさこです。

先日、卒業を迎えた根本裕幸先生のお弟子講座
動画講座+対面でのセミナーが半年間、全12回ありました。

すべての回に学びと発見があるのですが、
特に私のターニングポイントになった回が、これまでに2回ありました。
今日はその第1回目、昨年12月のことを書こうと思います。


2023/12/16 土曜日。
1日の終わりに、デモセッションがありました。
デモセッションとは、根本先生のカウンセリングを目の前で見て学ぶための公開カウンセリングのことです。

通常の個人カウンセリングは1:1で行われ、
内容に関しては守秘義務がありますので
自分以外の人がカウンセリングを受けたり、
カウンセリングをおこなったりしている様子を見る機会はありません。
(リトリートセミナーなど、グループセッションの場では可能です。)

講座の公開カウンセリングでは、
先生がカウンセリングなさっている様子を
弟子たちがカウンセラー目線で観察し、学びます。

スーパーカウンセラーは、どんなふうにクライアントの話を引き出すのか?
どんなふうに主訴にせまり、クライアントの心を癒すのか?
自分なら、どうするのか?
を必死で考えます。

でも、実は
「先生のカウンセリングがすごすぎて、
見学しても何の参考にもならない笑」そうです。
そりゃそうですよね、歴20年超え・大ベテランの先生と、
卵からかえって歩き始めたヒヨコのような私たちが同じ土俵に立てるわけがない。
そのことを忘れないこと。
でも、そのことに囚われないこと。 
が大事なのかな?と、思いました。

今できることしか、自分にはできない。
だから、今持っている全力を尽くす。
無価値感に陥らずに、目の前のクライアントに集中する。

そして、カウンセリングは生もの。
一つとして同じカウンセリングはないし、一人として同じカウンセラー、同じクライアントも居ない。
すべてが一期一会。
すべてが「今、ここ」で起こっている。
だから、今この瞬間に集中する。
そのことを忘れずに、進んでいきたいと思っています。


フォーカスパーソン(=公開カウンセリングでのクライアント役)
は、じゃんけんで決まりました。
この日以前の公開カウンセリングでは、フォーカスパーソンに立候補して勝ち進むものの、最後の最後で敗退するのがお約束の私。
この日も、勝てるとは思っていなかったので無心で臨みました。

でも自分の手を出す瞬間のほんの一瞬前、
「なんか勝ちそう」という思いが電光石火でフッとよぎったんです。
これが直感というものなのでしょう。
0.2秒で訪れるのが直感なのだそうです!
(お世話になっている心理カウンセラー椙山眞伍先生のリトリートセミナーで“わりばしゲーム”を体験した時も、この感覚がありました。
また書きたいと思います。)

そして「フォーカスパーソンは、必要なときに、必要な人に当たる」
と、先輩に言われたことがあります。
この日は、お世話になっている先輩カウンセラーの徳永麻由子さんが、
ファシリテーターとして同席してくださっていました。
はるばる九州から大阪まで来てくださったんです。
徳永さんに見てもらうために、フォーカスパーソンに当たったんだと思いました。(思い込み激しめ?)


さて、満を持して受ける根本先生の公開カウンセリング。
しかし、なんということでしょう!
全然うまく話せません!
(注:カウンセリングで「うまく話す」必要はまったくありません)

みんなの目の前なので緊張しているし (←実は小心者)
公開カウンセリング=みんなの学びの場だから! (←考えすぎ)
いつものマシンガントーーークで根本先生のペースを崩したらいけない! (←崩れるわけがない)
実は根本先生の1:1の個人カウンセリングも受けたことない! 
(←早く受けようよ!)(…だって予約争奪戦いつも瞬殺なんだもん…)

ということで、緊張してしまって。。。
普段なら、口から先に生まれてきたような私なのに。。。
借りてきたネコのようになってしまいました。

先生の質問に対して私が一言で答える“一問一答”みたいになっていて
「どうしよう…事故ってる」と頭の中はパニック。

こういう場面で、
“優等生=期待に応えようとして自然体の自分を隠し、
与えられた役割をそつなく完璧に演じようとする”
私の心理パターンがみごとに露呈します。
(全然、完璧にできてないんですけどね…)

ですが、同時に
「もう私は、まな板の鯉だ。
先生は、きっと全部わかっていらっしゃるんだろう」(サレンダー?信頼?)
という思いも不思議とありました…

《続く…》

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