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演技性パーソナリティー障害について

こんにちは。

演技性パーソナリティ障害とは、他者の注意を得るために不適切に誘惑的または挑発的な服装や外見等で行動したり、注目を浴びたいがための行動が病的であるのが特徴で、同時に、依存症、反社会性、境界性、自己愛性パーソナリティ障害の症状もよくみられるため、個別の障害であるかは疑問視されているそうです。

前述、境界線パーソナリティ障害傾向の中年女性も、この演技性パーソナリティ障害の傾向が目立ち、依存傾向も強く、挑発や共依存に持ち込もうと近づいてこられるのが良くわかるほどでした。

演技性パーソナリティ障害者は、継続的に注目の的になることを求め、そうなっていない場合にしばしば抑うつを生じるそうです。
大げさで、なれなれしい、というのも特徴で、自分の印象操作に不適切な衣装や外見を利用することが多いそうです。

感情の表現、話し方が過激、劇的で、決めつけた口調で強い意見を述べるが、その意見を裏付ける事実または詳細はほとんどなく、極めて主観的かつ漠然とした会話、はったり、芝居がかったふるまいが特徴ともされています。

また、演技性パーソナリティ障害患者は、自分のあらゆる問題を解決してくれると考える権威者を盲信したり、他者や状況に容易に影響を受ける被暗示性の特徴を持つため、人間関係を実際より親密なものとして解釈する事が顕著です。関係性のわりに距離が極端に近く、迫ってこられる印象があります。

さらに、被害者ポジション、に入りたがるのも特徴で、同情や罪悪感を上手に抱かせ、とても巧みな話術等を持ち合わせています。無自覚にも被害者を演じ、相手を支配しようとする一方、強く依存します。

ちなみに、自己愛性は、注目を浴びる事で、賞賛や高揚感を感じたりすることを望んでいるのに対し、演技性は、気取っていると思われようが、ばかげていると思われようが気に留めない点が違いのようです。

また、境界性は、自分を悪い人間であると考え感情を強く深く体験する一方、演技性は、自分を悪い人間であると考えることはない違いがあるそうです。

加えて、依存性は、演技性と同様、他者に近づこうとするが、より不安が強く、抑制的、拒絶を恐れ服従的なのに対し、演技性はそれほど抑制的ではなく、より華やかな特徴を持つそうです。

以上、パーソナリティ障害の特徴についてでした。

最後まで、お読みくださりありがとうございます。

今日もよい一日を。


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