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嗚呼、職人の絶望日記

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京都で漆と木工の仕事をしている脱サラ職人。 父は職人歴50年のガンコ者。 絶望的な経済状況の中でおもしろおかしく生きていこうとする、希望にあふれた職人の生きざまをご覧あれ。 アウ… もっと読む
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#京都

嗚呼、職人の出張 〜新潟編〜 part2

かくして、はからずも背水の陣で挑むことになった新潟出張である。 予算的にはガソリン代と出…

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嗚呼、職人の出張 ~新潟編~ part1

「秋田美人」という言葉があるように、秋田には美人が多いと言われている。 そこで私は一つの…

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erakkoのデビューをどうするか 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

2017年4月 アウトドア漆器ブランド立上げ記 「erakko」というアウトドア漆器のブランド名も出…

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ホームページの調子はどうですか? 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

アウトドア漆器ブランド立ち上げ記 2016年10月 「erakko」というアウトドア漆器ブランド名と…

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ブランドロゴができた 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

アウトドア漆器ブランド立ち上げ記 2016年9月。 一人旅でしか感じることのできなかった想いを…

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はじめての漆塗り 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

2016年7月。 アウトドア漆器ブランド立ち上げ記。 アウトドア漆器の入れ子になる木地を試作し…

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アウトドア漆器の木地試作 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

アウトドア漆器ブランド立ち上げ記。 2016年6月。 キャンプでの使用を考えたお椀の木地の試作品ができた。 (のちに却下となるやつ) 試作品は、ボクの持っているアウトドア用のお鍋、UNIFLAMEの「ゴハンクッカー」にすっぽり収納できるサイズ。 ギュウギュウに荷物を詰め込んだザックに入れても、大事なうつわはお鍋が守ってくれるから安心。 入れ子式に重ねられるので、複数の食器が一つ分に収められるすぐれもの。 お坊さんが修行の旅(?)に持ってく「応量器」というお椀をアレン

漆職人の父に弟子入り 〜ブランド立ち上げ記〜

どうも、真冬でも半袖半ズボンで小学校に通っていたきゃじょーです。 「少資金からできたブラ…

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父の隠し玉 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

ズボンのことをパンツと呼ぶのに、抵抗があるきゃじょーです。 突然ですが、職人の仕事場は絶…

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父の隠し玉・後編 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

どうも、スマホの検索履歴が上位から「投資・株・2019 新ビジネス」になっていて、「あ、これ…

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ときめきが生まれる瞬間 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

銭湯の入り口で靴を脱ぎ、すりガラスの引き戸をガラガラッと開けた時、番台に若い女性がいると…

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男同士のうすきみ悪い約束 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

昔、京都で新卒入社した時の同期が大阪に戻っていて、久しぶりに遊びに来てくれるという。有無…

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男同士のうすきみ悪い約束 パート2 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

元同期と某山頂で、京都タワー消灯の瞬間を見逃したのは約1年前のできごとである。 そして先…

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彼らのプロ野球チップス 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

北海道に、野球友達の(と思っている)青年がいる。 彼はとある宿の息子で、3人兄弟の長男である。 その宿にはじめて行ったのは4年前で、当時彼は小学4年生だった。 ちなみに当時の僕は25歳。 旅人という名のプータロー(今も半分プータローみたいなものだが、、、)だった僕は宿に長期滞在していた。 夕方になって彼が学校から帰ってくると、毎日いっしょに日が暮れるまで野球をしていたのは青春の思い出である。 去年の秋、北海道で例の宿におとずれた時、彼は中学1年生になっていた。 部活など