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【初めての方へ】声で届ける文学!Podcast番組「文学ラジオ空飛び猫たち」おすすめエピソード特集

「文学ラジオ空飛び猫たち」とは?

2020年6月よりpodcastで毎週月曜日朝7時に配信している、オススメの文学作品を紹介するpodcast番組(音声配信)。
マイナーな海外文学を紹介することが多く、海外文学の入門書やガイドブックのような番組。聞けば、きっとあなたの知らなかった1冊に出会えるはず。

番組は2人のパーソナリティーのトークで進行。海外文学と猫が好きなダイチとミエが好き勝手に感想を言い合います。まるで読書会に参加しているような気分になれると好評をもらっています。

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海外文学好きはもちろんのこと、本は好きだけどハードルの高さを感じていて海外文学になかなか手が出せていない人にこそ、聞いて欲しいです。読んだ本の感想を話しているので、少しは読んだ気分になれるかもしれませんし、実際に2人のトークを聞いて読みたくなり本を手に取ってくれた人も多いです。

今回は2022年4月をもって、エピソード配信回数が100回を突破したことを記念して、この番組を初めて知った人のために、どのエピソードから聞くのがオススメか考えてみました!
もちろん、数ある紹介作品の中から自分が気になった作品から聞いていくのもありです!

初めての方へのおすすめエピソード 3選!

1,これぞ文学ラジオの真骨頂! 文学好きにはこれ!

第65回 生きづらさの中にある美しさ「地上で僕らはつかの間きらめく」オーシャン・ヴォン著

ベトナム系移民の自伝的小説。母と祖母とベトナムからアメリカに渡ったリトルドッグがニューヨーク大学に入るまでを描く、痛みと生きづらさ、それゆえの人生の美しさを描いた力強い一冊です。ラジオでは魅力やネタバレなしのストーリー紹介、テーマトークでは人生の息苦しさと美しさについて話しています。

本書を構成するのは、詩人である著者が字を読めない母に宛てた手紙です。心に残る言葉の数々に出会えたのも魅力でした。

〈だからそれはいつも、戻ってくることのない旅だ。ただ、子供が戻ってくるというだけ。ただ、未来が過去を再訪するというだけ。〉
〈だから僕たちの母語は、実は全然”母親”ではないーーむしろ、孤児だ。僕らのベトナム語はタイムカプセル。どこで教育が終わったか、灰になったかを記す標識だ。母さん、僕らが母語でしゃべるというのことは、ベトナム語をしゃべるというより、戦争を語るということなんだ。〉
〈めくられる紙の一ページは、対のない一枚の翼だ。だから、空は飛べない。でも、僕たちは心を動かされる。〉

文学好きにはたまらない1冊だと思うので、是非この作品紹介を聞いてみてください。

2,パーソナリティー2人のテンションMAXで語る話題の中国SF!

第4回「三体」劉 慈欣著 ~中国発世界的ベストセラーSF三体!! え?11次元ってどういうこと??~

文学ラジオですが、エンタメ作品も多く紹介しています。中でもSF作品が多く、さらにその中でも我々のトークがヒートアップしてしまったのが「三体三部作紹介シリーズ」!
三部作すべて紹介しています。しかも敢えてのネタバレあり!三体は長いし、やや難解なところもあるので少しでも読んだ気がなれるように、ストーリー含めて話しています。が、聞いても全然わからないらしいです笑
ただ我々の2人の、この作品が面白くて仕方ない!という熱量が伝わるらしく、「三体シリーズ」の紹介回は人気があります。なぜかこのエピソードでリスナーが固定していく印象があります笑 もしSFは難しくて手を出していない方がいたら、とりあえず聞いてもらいたいエピソードです。
なお、三体は3部作なので、エピソードが5本に渡って展開しています。一部、二部は2020年7月に、三部作は2021年6月に公開しています。本当に素晴らしい作品なので是非聞いてください。

3,海外文学初心者にオススメ!まずはこちらから!

第57回 夫婦は分かり合えるのか「停電の夜に」ジュンパ・ラヒリ著

インド系作家である著者のデビュー作。不安定な人間関係を描く短編集です。停電の夜に、毎晩ひとつずつ秘密を打ち明け合う夫婦を描く表題作のほか、「病気の通訳」「三度目で最後の大陸」を紹介しています。読みやすく、海外文学への入門には間違いない一冊です。

苦味のある作品が多い一方、「三度目で最後の大陸」は勇気を与えてくれる素晴らしい作品でした。人生は厳しいけれど、素晴らしものであると教えてくれたように思えました。丁寧な文章も魅力的で、派手なドラマは起きないですが、静かに余韻に浸れるので、夜に読むのにぴったりな小説だと思いました。

是非海外文学初心者の方に入門書として!是非お聴きください。

再生回数TOP3のエピソードたち!

2022年4月時点の再生回数TOP3のエピソードをご紹介します。再生回数が伸びる要因はいろいろありますが、いずれにしても多くの人が聞いてくれたエピソードになるので、入りやすい部分もあると思います。ご参考までに!

TOP 1 第47回 今でも新鮮に読める村上春樹初期長編「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド 上巻」村上春樹著

海外文学中心に紹介している番組ですが、村上春樹作品を定期的に紹介します(「空飛び猫たち」の名前も村上春樹翻訳作品からで、二人とも村上春樹ファンです)。やはり村上春樹作品は人気があるのか、このエピソードは再生され続けています。もしかしたら初めてこの番組を知ってくれた人がエピソードのリストから選びやすいのかも。上下巻で紹介しており、第48回は下巻の内容になります。

2人とも久しぶりの再読でしたが、読み返してみると奥の深い、素晴らしい作品でした。良ければお聞きください!

TOP 2 番外編 第10回 ヘビーリスナーと語る!「人はなぜ本を読むのか(初ゲスト回)」

毎回1冊の本を紹介しているこの番組ですが、定期的に番外編と題して作品紹介のない、気楽な回をお届けしています。
その番外編の中でも初のゲスト回、ヘビーリスナーであるエリンギさんが登場してくれた回の再生回数が2位にランクイン!テーマは真正面から本を読むことについて議論してみました。番外編は隠れた人気があり、ヘビーリスナーから支持を受けています。気になるテーマについて話している回を是非お聞きください。

TOP 3  第53回 運命の5月29日 「エルサレム」ゴンサロ・M・タヴァレス著

このエピソードがなぜ三番目に再生されているかわからない笑
いつも通り配信していたら急に再生数が伸びた作品でエゴサしても全く原因がつかめませんでした。そしてあんまり初めて聴く人向けではない気もします(ちょっとダークな話なので笑)。
少し本の紹介をすると、ポルトガル最重要作家の代表作にして、狂気的な一冊。精神病院の記憶でつながる登場人物たちは、運命の5月29日に向かっていくつもの物語の中で交差します。「この構成がすごい。結末もすごい。」と唸った作品で、ラジオではネタバレ無しで紹介しています。救いようがない世界の暗黒に満ちた小説ですが、怖い話ではないので、気になった方はぜひ読んでみてください。

パーソナリティー2人のお薦めエピソード!

ダイチのオススメ 第13回「すべての見えない光」アンソニー・ドーア著 ~ラジオが、少年と少女の心をつなぐ~

オススメというよりはダイチがこの数年読んだ本のなかでベスト1の作品になります。その熱量をもって語っています。
舞台が第二次世界大戦下のフランス、サン・マロ。なかなか辛いシーンも多いですが、濃厚なストーリーに感動します。本当に素晴らしい作品なので是非とも、ラジオを聞かなくても読んで欲しい作品になります。

ミエのオススメ 第41回 親友が残したバスク語の回想録「アコーディオン弾きの息子」ベルナルド・アチャガ著

2021年5月に読んだのですが、今でも忘れられない一冊。ラジオでも「すごい文学作品に出会えた」と感動しながら紹介していました。
バスク語文学の代表作とされる本書は、20世紀の激動のバスクを舞台に、少年の成長とそこで生きた人々の物語を描いています。バスクに特別な想いを巡らせてしまう一冊になりました。


最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!
気になるエピソードがあれば、是非ともお聴きください!
またリスナーの方は一番好きなエピソードをコメント欄に書いてくれると嬉しいです!理由も添えてくれると本当に嬉しいです!

ラジオは毎週月曜日に更新しています。

各種podcast、Anchor等よりお聴きいただけます。



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